ミックか。デ・スーザか。メディーナか。3名に絞られたワールドタイトルレースの行方は
バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2015年12月16日水曜日)バンザイ・パイプラインは、8−10フィートの素晴しいコンディションとなり、ビラボン・パイプ・マスターズが再開。ワールドタイトルレースは3名に絞られ、明日の素晴しい2015シーズンのファイナルデイがセットアップされた。
ワールド・タイトル・レースは、クオーターファイナルに勝ち上がっているカレント・ジープ・ランキング・リーダーのミック・ファニング(AUS)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ガブリエル・メディーナ(BRA)の3名のコンペティターに絞られた。
ジュリアン・ウィルソン(AUS)とワールドNo.2のフリーペ・トリード(BRA)はラウンド3で敗退し、タイトル争いから外れてしまった。
ファニングは、ラウンド3で、コンディションが良くなるパイプラインで、2004年のパイプ・マスターであるジェイミ・オブライエン(HAW)と対した。オープニング・ライドから8.47をスコアしたファニングは、オブライエンに全くスキを見せず、コンビネーションに追いやっての圧勝となった。
「パイプラインのベストサーファーのひとりで、ここで最もサーフィンしているジェイミ[オブライエン]との難しいヒートになると思っていた。」と、ファニングが言った。「スタート時に自分はラッキーだった。ミシェル[ボレーズ]とケリー[スレーター]があの最初の波に行かせてくれたんだ。あとはバックアップ・スコアを上げる事を考えていた。」
オブライエンとのヒート後に、ファニングはケリー・スレーター(USA)とジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の2人のパイプライン・スペシャリストとのラウンド4マッチアップで素晴らしい演技を見せた。
今年一番のヒートと言われた、その組み合わせで、3人のサーファーそれぞれがハイ・スコアを叩き出すなか、ファニングが17.30のヒート・トータルで勝利を収め、クオーターファイナル進出を決めた。
「それを語で表現することはできないよ。」と、ファニングが言った。「ジョン・ジョンとケリーという世界で最も素晴らしいチューブ・ライダーの2人に対するヒートで、パドルアウトしているとき、僕は波が来たら自分のベストのサーフィンをするしかないと考えていたんだ。物凄い日になったよ。」
カレント・ワールドNo.3エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、ラウンド3でグレン・ホール(IRL)、ラウンド4でジョシュ・カー(AUS)とアダム・メリング(AUS)を下して、自身初のパイプ・マスターズ・クオーターファイナル進出を決めた。
CT10年のベテラン選手である彼は、初めてのWSLタイトルを獲得するために、何が必要であるか、明確に理解している。
「自分たちに与えられた今日を幸せに思い、そして、その2つのヒートをメイクできて、とてもハッピーです。クオーターファイナルをメイクして、ワールド・タイトル・ドリームをキープ出来ていることは、本当に素晴らしいフィーリングです」と、デ・スーザが言った。
「たくさんの人々と話していますが、僕はそのことについて本当に気にしていません。基本的に、僕はただ自分の仕事をして、自分の波を見つけて、そのバレルをメイクする。それがここでの自分のフォーカスです。ここ数年、自分はここでハードにやって来ました。だから今日ここで結果を出したかったのです。クオーターファイナルが楽しみです。」
ワールドタイトル獲得の望みは僅かだが、WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)は絶好調。強敵を倒してラウンド3とラウンド4を勝ち上がった。ラウンド3のオープニング・ヒートでジョディ・スミス(ZAF)を、そして、ラウンド4ではC.J.ホブグッド(USA)とキアヌ・アシン(HAW)に対してチャージを続けた。
「このタイプの波は好きですね。ワールド・タイトルからのプレッシャーは感じないですね。彼らは自分より少しリードしていますから。」と、メディーナが言った。「たとえ今日がファイナル・デイでないとしても、自分のヒート、自分の仕事にフォーカスします。多くのハプニングあって素晴らしいですね。本当にエキサイティングです。
多くの時間を海の中で過ごして来ました。良い波をゲットするのはいい気分です。プライオリテを持った中で2本のベストスコアを出せました。クオーターファイナルに勝ち上がれて嬉しいです。今日は波に乗れない事を心配しましたが、波がショーアップして、前進し続けることが出来ました。」
タイトルレースの渦中にいながらも、惜しくもラウンド3で破れたのは、フリーペ・トリード(BRA)とジュリアン・ウィルソン(AUS)。ワールドNo.2のフリーペ・トリード(BRA)は、ビラボン・パイプ・マスターズ・ワイルドカードのメイソン・ホー(HAW)に敗れ、WSLタイトル・レースから外れた。
番狂わせを引き起こしたハワイアンは、ラウンド4では、元パイプ・マスターのジョエル・パーキンソン(AUS)とジェレミー・フローレス(FRA)に対し、10-ポイント・ライドをスコアして、ダイレクトにクオーターファイナル進出を決めた。
素晴らしコンディションで行われたビラボン・パイプ・マスターズ。本日は3つのパーフェクト10がスコアされる一方で、元パイプ・マスターのビード・ダービッジ(AUS)が大怪我を負って病院に運ばれた。
オープニング・ウェイブでヘビー・ドロップを見せたダービッジは、テイクオフと同時にバレルに巻き上げられシャロー・リーフに叩き付けられた。病院での検査の結果、骨盤を骨折しており、手術を必要する様態。彼の早い回復を祈りたい。
コンペティションが再開されれば、ラウンド5のファイナル・ヒートでジェレミー・フローレス(FRA)とジョシュ・カー(AUS)が登場。明日がファイナルデイとなる予想だ。
ビラボン・パイプ・マスターズ・クオーターファイナル・マッチアップ:
QF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対C.Jホブグッド(USA)
QF 2:ミック・ファニング(AUS)対ケリー・スレーター(USA
QF 3:メイソン・ホー(HAW)対アダム・メリング(AUS)
QF 4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対TBD
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1317/billabong-pipe-masters
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2015
ビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド5結果:
ヒート1:C.Jホブグッド(USA)13.34 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)9.76
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)17.07 def.キアヌ・アシン(HAW)9.77
ヒート3:アダム・メリング(AUS)5.17 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)4.20
残りのビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド5マッチアップ:
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド4結果:
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.30、C.J.ホブグッド(USA)5.47、キアヌ・アシン(HAW)4.27
ヒート2:ミック・ファニング(AUS)17.30、ケリー・スレーター(USA)16.47、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.16
ヒート3:メイソン・ホー(HAW)16.23、ジョエル・パーキンソン(AUS)15.03、ジェレミー・フローレス(FRA)10.24
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.67、ジョシュ・カー(AUS)12.13、アダム・メリング(AUS)1.43
ビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド3結果:
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.84 def.ジョディ・スミス(ZAF)4.50
ヒート2:キアヌ・アシン(HAW)5.00 def.ビード・ダービッジ(AUS)0.17
ヒート3:C.J.ホブグッド(USA)6.74 def.イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート4:ケリー・スレーター(USA)13.43 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)7.00
ヒート5:ミック・ファニング(AUS)12.14 def.ジェイミ・オブライエン(HAW)2.70
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)19.93 def.タジ・バロウ(AUS)6.67
ヒート7:メイソン・ホー(HAW)6.93 def.フリーペ・トリード(BRA)6.67
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)10.86 def.カイ・オットン(AUS)5.40
ヒート9:ジェレミー・フローレス(FRA)14.44 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)14.23
ヒート10:アダム・メリング(AUS)15.73 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.16
ヒート11:ジョシュ・カー(AUS)7.67 def.。エイドリアン・バカン(AUS)3.20
ヒート12:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)10.00 def.グレン・ホール(IRL)4.70