ブラジリアン・ストーム炸裂。WSL-QS 10,000「Oi HDサンパウロ・オープン」大会2日目

ブラジリアン・ストーム炸裂。WSL-QS 10,000「Oi HDサンパウロ・オープン」大会2日目 


Italo Ferreira - Photo: Daniel Smorigo

 

 

2015年11月4日水曜日、ブラジルのプライア・デ・マレシアスで開催中の、WSLサウス・アメリカ・サーフ・シリーズ第3戦であるQS 10,000「Oi HDサンパウロ・オープン」は大会2日目。3-5フィートのライト・オンショア・ウインドのコンディションで、ラウンド1のヒート10からラウンド2のヒート4までの19ヒートが行われた。

 

2015WSLサウス・アメリカ・サーフ・シリーズの最終戦となるQS 10,000イベントは、ハイ・スコア、大逆転勝利のスリリングなヒートの連続、まさかの番狂わせも発生した。

 

素晴らしいパフォーマンスを見せ、第2位となったポルトガルの「Mocheリップ・カール・プロ」を終えて、ブラジルに帰国したイタロ・フェレイラ(BRA)。ブラジルの海でも、熟練したレール・ゲームとエアリアルを披露。彼のインプレッシブなアビリティを発揮して8.00、9.33というエクセレント・スコアで、イベントのハイエスト・ヒート・トータル17.33をスコアした。

 

全くプレッシャーもなく、本当にリラックスしてサーフィンしています。」と、フェレイラが言った。「自分のヒートでは良い波を見つけられて、このリズムでファイナルまで行きたいですね。風がレフトのランプでのエアをイージーにさせていて、それで上手く行った感じですね。」

 


 

 

今日はエクセレント・レンジのスコアをマークしたサーファーも多く、このフェレイラの9.33のライドに加えて、ウイリアン・カルドゾ(BRA )の9.40、ノエ・マー・マクゴナグル(CRI の9.37、マーク・ラコマー(FRA の9.33、フリーペ・トリード(BRA の9.00、マテイア・ヒクリー(PYF の 8.93、ガブリエル・メディーナ(BRA の8.77がスコアされた。

 

Gabriel Medina - Photo: Daniel Smorigo

 

 

 

Oi HDサンパウロ・オープンに出場している7人のブラジリアンCTサーファーが、そのコンペティション・エリアから出て来るたびに、ギャラリーは大歓声を上げて彼らを応援した。

 

2015年のWSLワールド・チャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)は、マレシアスのバレル・ウェイブでサーフィンして成長した、ホームタウン・ヒーローである。

 

メディーナは、ラウンド1でCTサーファー・ミゲール・プポの弟でイベント・トライアル勝利者であるサミュエル・プポ(BRA)と、ミッチ・クルーズ(AUS)、ラムジィ・ボウカム(MAR)と対戦。

 

ミゲールは素晴らしいエア・リバースで7.80を記録、6.53でバックアップして、14.33のヒートトータルでアーリーリードを取った。ビッグスコアが必要だったメディーナは、巨大なフロントサイド・エアをメイク。更なるマニューバーで彼のベスト・スコア8.77をスコアして、大逆転で勝ち上がった 。

 

自分のホームでのファースト・ヒートに勝って、コンテストをスタートできて最高です 。そして、サミュエル(プポ)と一緒に勝ち上がれて嬉しいですね。」と、メディーナが言った。「僕たちはいつも一緒にサーフィンしていて、家族のような感じなんです。コンディションは少し難しいですね。他の選手がハイスコアを手に入れていたので、エアが必要だと感じていました。

 

波がもっと大きくなる事を期待しています。波情報も見ましたが、今後の数日間はビッグなバレルでやれそうですね。」

 

Adriano de Souza - Photo: Daniel Smorigo

 

 

メディーナの大逆転勝利のあと、チャンピオンシップ・ツアーのカレントNo.3のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、タナー・グダスカス(USA)、アリツ・アランブルー(ESP)、カエターノ・ヴァーガス(BRA)と対戦。グダスカスに次いで2位でラウンドアップを決めた。


 

ラウンド1のヒート18でカノア五十嵐(USA)は、2016年のチャンピオンシップ・ツアーをメイクするために、Oi HDサンパウロ・オープンでのオープニング・ヒートに勝って、QSイベントのブラジリアン・レッグにおける彼の焼けるようなパフォーマンスを続けた。

 

「あのヒートの僕の戦略は、大部分はマニューバーでソリッドにサーフする事でした。自分の目標は、2つのビッグターンをバックハンドですることでした。レフトで今日のベストスコアが記録されていたので、自分でその波を掴んで、それを確かめたんです。」と、ブラジリアン・レッグをフロリアノポリスのQS 6000でセミファイナル結果で初め、イタカレのQS 6000の勝利で2016年のクオリフケーションを確実にした、カノア五十嵐が言った。

 

「このブラジリアン・レッグは、自分の人生で最も重要なものでした。」と、五十嵐が続けた。「僕は、本当にこの素晴しい事が、ここでもたらされるとは思っていなかった。まだやる事がたくさんあります。自分のたくさんの友達がここに来て、本当に楽しんだんです。それ以来、僕はポイントのことを考えなかった。それから僕は良い結果を手に入れたんです。これがブラジルの最後のイベント。もうプレッシャーも無いので、絶好調ですよ。」


 

Filipe Toledo - Photo: Daniel Smorigo

 

 

前回のCTイベントが行われたポルトガルで今シーズン3勝目を上げたフリーペ・トリード(BRA)は、ラウンド1で奇しくもそのポルトガルで強豪サーファーを次々と倒したポルトガルの新鋭、バスコ・リベイロ(PRT)とフレデリコ・モライス(PRT)と対戦。しかし、今回はトリードが9ポイント・ライドのマッシヴ・フル・ローテーションを成功させて、勝ち上がった。

 

昨日、大逆 転でラウンド1を勝ち上がった新井洋人は、ラウンド2のヒート1で、ビクター・ベルナルド、ヒズノメ・ベテーロ、マルコ・フェルナンデスという3名の新進 気鋭のブラジリアンと対戦。新井はファーストライドで、バックハンドで、波のクリティカルなポジションでレールを使ったアベレージ・ライディングで 4.33をスコア。更にフォアハンドのカーヴィングターンでトップを奪う。

 

しかし、ヒズノメが7.93、ベルナルドが8.23のハイスコアを叩き出し、3位に追いやられる新井洋人。スコアリング・ポテンシャルのある波を探しチャージするも逆転らなず。惜しくも3位で敗退となった。

 

 

大会が再開されれば、ラウンド2のヒート5から。ヒート7にはコナー、ヒート9にはカノアが登場する。

 

 

ネクスト・コールは現地時間で2015年11月5日午前7時30分。日本時間の 2015年11月5日18時30分です。

 

 

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オフィシャルサイトでは、ライブ中継が行われる。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1251/oihd-so-paulo-open/live