USオープン男子ジュニアでグリフィン・カラピント優勝。カノア五十嵐が2位。新井洋人が3位。

USオープン男子ジュニアでグリフィン・カラピントが優勝。カノア五十嵐が2位。新井洋人が3位 


USオープンのメンズ・ジュニアのファイナリスト Image: © WSL/Rowland

 

ハンティントン・ビーチ、CA/USA(2015年8月1日土曜日)カリフォ ルニア のハンティントン・ ビーチで開催中の「VANS USオープン・オブ・サーフィン」は、メンズQSのラウンド4が完了してベスト8が確定。男女プロ・ジュニアがファイナルまで行われ、グリフィン・カラピント(USA)とキャロライン・マークス(USA)が優勝した。

 

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2015 Vans US Open – Day 8 Highlights

 

グリフィン・カラピント(USA)は、メンズのプロ・ジュニア・ファイナルでヒート時間10分を残して、16.03のヒート・トータルをマークし、カム・リチャーズ(USA)、新井洋人(JPN)、カノア五十嵐(USA)といったトップ選手をコンビネーションに追い込んだ。

 

QSイベントでもクオーターファイナル進出を果たしている、ハンティントンのカノア五十嵐は、9.57出コンビネーションを崩し、トップの座を奪い取る。しかし、サンクレメンテ・ローカルのカラピントは、9.67で大逆転。トップへ躍り出てそのまま勝利を手に入れた。

 

グリフィン・カラピント(USA)Image: © WSL / Morris

 

 

「何を考えたら良いか分からないです。その8分間は自分の人生で最も長く感じるものでした。」と、カラピントが言った。「カノア(五十嵐)をはじめ、ファイナルのすべての選手は非常に危険で、僕は落ちついて試合をしなければならないと思っていました。

 

あのスコアを手に入れたことは、おそらく自分の人生でベストのフィーリングでした。訳が分からなくなってましたね。この試合で手に入れた経験と自信を活かして、次のイベントもやって行くつもりです。」

 

 

 

新井洋人がUSオープンのジュニアで3位。


プロジュニアで3位となった新井洋人。Image: © WSL/Rowland

 

今回プロジュニアで見事ファイナル進出を果たした新井洋人。セミファイナルH1で、セス・モニーツ、カラニ・デビッド、カム・リチャーズと対戦。強豪を相手に一時はトップを奪い、終了間際にリチャーズに逆転されたものの、絶好調のままファイナル進出を決めた。

 

ファイナルでも、スタートからエクセレントの8.07をスコア。バックアップも6.37をスコアして食らいついたが3位でフィニッシュとなった。

 

一昨年は、USオープンという最高のサーフィンアリーナで、同じジュニアでセミファイナルまで勝ち上がり、7位となった新井洋人。今回は自身の持つ記録を塗り替え、3位と言う素晴しい結果となった。

 

ファイナルでは、世界のトップジュニアと互角のヒートを演じ、次回に繋がる素晴しい結果を手に入れたといえよう。

 


ジュニア2位のカノア五十嵐。明日はQSでクオーターファイナル 


カノア五十嵐 Image: © WSL/Rowland

 

カノア五十嵐はセミファイナルのH2で、9.67 と8.50の2本のエクセレントを揃え、ヒートスコア18.17をマークして、今回優勝したグリフィン・カラピントを抑え、1位でファイナル進出。優勝候補の筆頭だったカノアだったがファイナルでは、あと1歩のところで優勝を逃した。

 

明日はQS10000でクオーターファイナルのカノア五十嵐。間違いなく彼には自分が表彰台でトロフィーを掲げる姿が想像できているはず。絶好調で勝ち上がった大原洋人も、クオーターファイナル進出。明日のファイナルデイは、どんなドラマが待ち構えているのか。日本のサーフンファン注目のヒートとなる。

 

メンズQS 10,000クオーターファイナル・マッチアップは以下の通り、


QF 1:ネイザン・ヨーマンズ(USA)対カノア五十嵐(USA)
QF 2:ライアン・キャリナン(AUS)対大原洋人(JPN)
QF 3:フリーペ・トリード(BRA)対アレックス・リベイロ(BRA)
QF 4:タナー・ヘンドリクソン(HAW)対コロヘ・アンディーノ(USA)

 

※カノア五十嵐と大原洋人がUSオープンのメンズQSでクオーターファイナル進出。

 

大会最終日は、メンズのクオーターファイナルから現地時間8時にスタート。そして、ウイメンズのセミファイナル、メンズのセミファイナル、ウイメンズのファイナル、メンズのファイナルという順番で行われる予定。

 



ライブ中継が行われるオフィシャルサイトはこちら。

http://www.vansusopenofsurfing.com/

 

現地時間の朝8時は、日本時間の夜12時です。

 

 

 

 

 

メンズプロ・ジュニア・ファイナル結果:
1:グリフィン・カラピント(USA)17.77
2:カノア五十嵐(USA)17.24
3:
新井洋人(JPN)14.44
4:カム・リチャーズ(USA)13.00

 

ウイメンズプロ・ジュニア・ファイナル結果:
1:キャロライン・マークス(USA)17.80
2:ミアー・コリンズ(USA)10.34
3:ホリー・ウォン(AUS)9.30
4:フランキー・ハラー(USA)7.77

 

メンズのプロ・ジュニア・セミファイナル結果:
SF 1:カム・リチャーズ(USA)13.44、新井洋人(JPN)12.80、
セス・モニーツ(HAW)12.43、カラニ・デビッド(HAW)11.50
SF 2:カノア五十嵐(USA)18.17、グリフィン・カラピント(USA)15.77、
ソリ・ベイリー(AUS)13.67、ディラン・ライトフット(ZAF)11.70

 

ウイメンズ・プロ・ジュニア・セミファイナル結果:
SF 1:ミアー・コリンズ(USA)15.64、キャロライン・マークス(USA)12.04、ゾ
イ・マクドゥーガル(HSA)9.83、ティアー・トンプソン(USA)6.37
SF 2:フランキー・ハラー(USA)13.93、ホリー・ウォン(AUS)11.43、
チェルシー・トゥアク(BRB)9.20、ブリーサ・ヘネシー(HAW)3.83

 

メンズQS 10,000ラウンド4結果:
ヒート1:ネイザン・ヨーマンズ(USA)14.17 def.マイケル・ロドリゲス(BRA)13.74
ヒート2:カノア五十嵐(USA)12.50 def.アダム・メリング(AUS)11.70
ヒート3:ライアン・キャリナン(AUS)14.23 def.ティム・レイズ(USA)13.33
ヒート4:大原洋人(JPN)11.93 def.ミッチ・クルーズ(AUS)11.43
ヒート5:フリーペ・トリード(BRA)14.50 def.ベイリック・デ・ブリース(ZAF)8.24
ヒート6:アレックス・リベイロ(BRA)12.67 def.マキシム・フスナット(FRA)8.34
ヒート7:タナー・ヘンドリクソン(HAW)14.80 def.ビリー・ステアメンド(NZL)13.33
ヒート8:コロヘ・アンディーノ(USA)16.37 def.トーマス・ヘルメス(BRA)11.17

 

 

 

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