ISA国際サーフィン連盟は、サーフィンを東京五輪追加種目にするためIOCに正式申請を提出。
先週、ISAインターナショナル・サーフィン・アソシエーションのフェルナンド・アギーレ会長は、サーフィンを2020年の東京オリンピックで公認種目にするよう、IOC国際オリンピック委員会に正式な申請を提出した。
アギーレ会長は、二十年間、IOCに対してこの要請を続けてきたが、今回サーファーが 金メダル獲得を目指すために人工的なウェイブ・テクノロジーを当てにしているようだ。
「2020年の東京大会を含めた正式申請を2011年に出していますが、その時に採用されなかった主な理由は、しっかりとしたウェイブ・メイク・テクノロジーがなかったからです。しかし、今や、国際大会やオリンピックのサーフィン競技に相応しいウェイブ・テクノロジーが実現しています」とアギーレ会長は説明している。
ウェイブガーデン(Wavegarden)という、ワールドクラスのサーフ・ディスティネーションを内陸エリアに作り上げるテクノロジーは、アギーレ会長の最大のセールスポイントかもしれない。
新技術はさておき、波を作るという考え自体が オリンピックの理念に多くの疑問を投げかけている。日本のサーフィン業界的には、この機会にウェイブガーデン・テクノロジーのウェイブプールを作って、シーンを活性化するためにも是が非でも世界初の競技を開催したいところだ。
しかしアメリカのサーファーマガジンのサイトでは、数名のプロサーファーや、雑誌編集者など有識者が、サーフィンをオリンピック競技にすべきか否かのコメントを寄せている。
- 波のプールでの開催なら、私は、それをサーフィンと認めない
- サーフィンは、間違いなくオリンピックの競技にしなければなりません。
- スノーボードを見れば、サーフィンがオリンピック競技の一つとなる将来の姿が目に浮かぶでしょう。サーフィンが選ばれるのは、単なる時間の問題だと考えています。
- 人がサーフィンを食い物にしようとするなら、それは最悪のスポーツとなり、オリンピックが金目当ての者によって動かされているように感じるしかありません。
意見は真っ二つに割れているが、まだ申請を提出したにすぎない。1次選考が目の前のハードルで、その後に2016年8月、IOC総会で正式に決定されるようだ。
東京オリンピックは、2020年(平成32年)7月24日〜8月9日まで日本の東京都で開催される予定の第32回夏季オリンピック。そこでサーフィンがオリンピック種目として行われるのか。6月22日(月)に第2段階に進める競技団体が発表される。
最後の編集: 2015年6月18日 2:08 AM –