ケリー、メディーナ、デ・スーザらTOP選手が全員敗退。大波乱のOiリオ・プロはベスト8決定
バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2015年5月15日金曜日)グッド・コンディションが続く、WSL-CT第4戦「Oiリオ・プロ」は、ラウンド3、4、5が行われ、クオーターファイナル進出のベスト8が決定。現在のランキング上位の選手が全員姿を消す、波乱の展開となった。
ワールド・チャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)をはじめ、11-タイム・ワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)、ジープ・ランキング・リーダーのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、3-タイム・ワールド・チャンピオン・ミック・ファニング(AUS)がアーリーラウンドで敗退。
一方で、フリーペ・トリード(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、オーウェン・ライト(AUS)が素晴しいパフォーマンスで、クオーターファイナルまで勝ち進んだ。
Day 5のハイライト映像
クオーターファイナル進出を最初に決めたのは、ヤング・ブラジリアンのトリードだった。彼は、ラウンド4でマット・バンティング(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)に対し、コンペティション唯一のパーフェクト10を記録、対戦相手がウェイブセレクションに苦戦する中で圧倒的な勝利を決めた。
「家族や友人と過ごす時間が多く持てる事が、自分の助けになっています。」と、トリードが言った。「ブラジルのギャラリーが大好きなんです。自分に本当のモチベーションを与えてくれます。世界で最高のフィーリングです。このサポートを神に感謝します。
残念なことに、ガブリエル(メディーナ)とエイドリアーノ(デ・スーザ)は今日敗退しましたが、僕は本当にリラックス出来ていて、自信に満ち溢れています。僕はブラジルを代表して自分のベストを尽くしてファイナル進出します。そして、イエロー・ジャージを奪い返します。」
ルーキーのキアヌ・アシン(HAW)は、ラウンド3でガブリエル・メディーナ(BRA)を下す、番狂わせを起こした。アシンは巨大なエアリアル・マニューバーで8.60をスコア。リードをワールド・チャンピオンから奪い、そのままラウンドアップを決めた。
しかし、アシンは、ビード・ダービッジ(AUS)によってラウンド5で敗退。第9位でフィニッシュしている。
今回のブラジルでセンセーショナルなラウンドアップを続ける、ルーキーのリカルド・クリスティ(NZL)は、ラウンド3のヒート6で、ジープ・ランキング・リーダーであるエイドリアノ・デ・スーザ(BRA)を16.57のヒート・トータルで下した。
更にクリスティは、ラウンド5でマット・バンティング(AUS)を下し、見事初のクオーターファイナル進出を決めた。彼はクオーターファイナルでフリーペ・トリード(BRA)と戦う。
「自分のサーフィンに集中したかったんです。」と、クリスティが言った。「波はスーパー・ファンで、スコアを早く組み立てるために自分の戦略に忠実に戦いました。エイドリアーノ(デ・スーザ)は、ランキングをリードする本当に素晴らしいサーファーなので、そのヒートを勝ち上がれて本当に嬉しかった。本当に自信が持てました」
今日の非常に優れたパフォーマンスを見せた、もう一人のルーキーは、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)をラウンド5で下した、ブラジリアンのイタロ・フェレイラ(BRA)であった。
フェレイラは、残り時間10分でフローレンスをコンビネーション・シチュエーションに追い込んで、圧倒的な勝利を掴んだ。ラウンド3から好調だったフェレイラは、そこで18.77という本日のハイエスト2-ウェイブ・ヒート・トータルをマーク。飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
「それは、素晴らしいヒートでした」と、フェレイラが言った。「僕は素晴らしい波を掴むことが出来ました。人々やビーチ、ここの全てが大好きなんです。ジャドソン(アンドレ)とクオーターファイナルでサーフィンできるのは嬉しいです。彼は僕の親友なので、素晴しいヒートになると思いますよ。」
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はラウンド3でロディオ・フリップをメイクして、9ポイントをマーク。優勝候補の一人として注目されたが、ラウンド5で敗退となった。
ネクストコールは、日本時間5月16日の夜19時。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1234/oi-rio-pro
Oiリオ・メンズプロ・クオーターファイナル・マッチアップ:
QF 1:フリーペ・トリード(BRA)対リカルド・クリスティ(NZL)
QF 2:ジャドソン・アンドレ(BRA)対イタロ・フェレイラ(BRA)
QF 3:ジョシュ・カー(AUS)対ビード・ダービッジ(AUS)
QF 4:マット・ウィルキンソン(AUS)対オーウェン・ライト(AUS)
Oiリオ・ウイメンズのプロ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:シルヴァナ・リマ(BRA)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート2:ジョアン・デフェイ(FRA)対アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対ルアナ・カウティーノ(BRA)
ヒート4:レイキー・ピーターソン(USA)対セージ・エリクソン(USA)
ヒート5:マリア・マニュエル(HAW)対ローラ・エネバー(AUS)
ヒート6:ココ・ホー(HAW)対ディミティ・ストイル(AUS)
Oiリオ・メンズプロ・ラウンド3結果:
ヒート1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.77 def.アダム・メリング(AUS)12.67
ヒート2:フリーペ・トリード(BRA)15.60 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)11.34
ヒート3:マット・バンティング(AUS)10.80 def.ケリー・スレーター(USA)6.70
ヒート4:イタロ・フェレイラ(BRA)15.50 def.ナット・ヤング11.00(USA)
ヒート5:ジャドソン・アンドレ(BRA)14.50 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)9.90
ヒート6:リカルド・クリスティ(NZL)16.57 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.90
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)11.46 def.ダスティー・ペイン(HAW)10.80
ヒート8:ビード・ダービッジ(AUS)12.73 def.ジェレミー・フローレス(FRA)10.77
ヒート9:ジョシュ・カー(AUS)12.34 def.カイ・オットン(AUS)7.86
ヒート10:マット・ウィルキンソン(AUS)15.60 def.タジ・バロウ(AUS)11.94
ヒート11:オーウェン・ライト(AUS)13.50 def.エイドリアン・バカン(AUS)8.06
ヒート12:キアヌ・アシン(HAW)14.17 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)13.60
Oiリオ・メンズプロ・ラウンド4結果:
ヒート1:フリーペ・トリード(BRA)17.83、マット・バンティング(AUS)13.57、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)7.74
ヒート2:ジャドソン・アンドレ(BRA)12.93、イタロ・フェレイラ(BRA)11.93、リカルド・クリスティ(NZL)10.10
ヒート3:ジョシュ・カー(AUS)13.03、ビード・ダービッジ(AUS)9.33、ミック・ファニング(AUS)8.76
ヒート4:マット・ウィルキンソン(AUS)12.74、オーウェン・ライト(AUS)12.23、キアヌ・アシン(HAW)10.37
Oiリオ・メンズプロ・ラウンド5結果:
ヒート1:リカルド・クリスティ(NZL)13.50 def.マット・バンティング(AUS)13.27
ヒート2:イタロ・フェレイラ(BRA)15.73 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)4.87
ヒート3:ビード・ダービッジ(AUS)13.67 def.キアヌ・アシン(HAW)5.20
ヒート4:オーウェン・ライト(AUS)14.40 def.ミック・ファニング(AUS)9.60