タフなコンディションで行われたスペインのASPガリシア・プロ大会4日目。野呂玲花が9位。
2014年8月29日金曜日 プラヤ・デ・パンティン、ガリシア-スペイン:ASP「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」は大会4日目。パンティンのアイコニック・ウェイブ・ファクトリーは、パンティン・クラシック・ガリシア・プロのウイメンズとメンズ・ヒートにタフな6フィートのコンディションを提供。チャレンジング・コンディションに、パフォーマンス・レベルは上がり、素晴しいアクションが詰め込まれた一日となった。
トップ選手たちにとってもハードな一日のなかで、ホデイ・コラゾ(EUK)は、彼のシグネチャー・パワー-カーヴィングを爆発させ、本日のハイエスト・ヒート・トータル17.27をマークした「自分のヒートの前に、女子のヒートを見ていて、良い波を見つけるのがハードだと思っていました。」と、コラゾが言った。
「最初に8.00をゲット出来たのはラッキーでしたね。そして、その後にもグッドセットを見つけることが出来て、グッド・マニューバーでインサイドまで繋げられました。ヒートの残りの時間も波を待ちましたが、それ以外にそんな波は来ませんでしたね。」
クローズアウト寸前のワイドなラインナップに、ローカル・ヒーローのゴニー・スビサレッタ(ESP)は、ダブル・オーバーヘッドのセットで2つのビッグターンを決めて、9.23のパーフェクトに近いスコアを叩き出した。
「僕は月曜日に記者会見でコンテスト会場に来て、それ以来サーフィンがしたくてしょうがなかった。」と、スビサレッタが言った。「自分の友人たちも勝ち進んでいたから、自分も良い成績を残したいと思っていました。パンティンは、良いように見えるんですが、良い波を見つけるのが難しいのです。自分の最初の波も信じられなかった。最高でしたね。パドルバックして、すぐに波をゲットしましたが、それもまた最高な波でした。」
ディフェンディング・イベント・チャンピオン・スティーブン・ピアソン(PYF)は、ラウンド4でヒート終了間際まで3位を強いられていたが、起死回生のラストウェイブで大逆転。2位に滑り込んでラウンドアップした。
サーファーの持久力とフィットネスが試された女子6スター。
ウイメンズの6-スター・パンティン・クラシック・ガリシア・プロは、タフなコンディションでラウンドオブ12が終了。サーファーの持久力とフィットネスが試された。そして、ブロンテ・マコーレー、ココ・ホー、ページ・ハレブ、ポーリーン・アドゥ、セージ・エリクソン、ローラ・エネバー、ニッキ・ヴァン・ダイク、シルヴァナ・リマの8名がクオーターファイナルに勝ち進んだ。
そんな中で、ブロンテ・マコーレー(AUS)は、グッド・スコアのチャンスを見つけ出すために巨大なセットをナビゲート。ハイエスト・ヒート・トータルを手に入れ、ラウンドアップを決めた。「本当にハード状態で、ビッグセットには用心していました。」と、マコーレーが言った。「上手く言えないですけど、少なくとも2つのターンが出来る波をひとつだけ探していました。」
またカレント・ワールドNo.16のポーリーン・アドゥ(FRA)は、クォーターファイナル進出を決め、と同時に2014年のASPヨーロッパ・ウイメンズ・チャンピオンが決定した。「海で遭難している気分でした。自分のヒートの前には良い波が来ていたのに、自分のヒートでは全く見つけられませんでした。」と、アドゥがコメントした。「自分の目標はコンテストで前進し続けることなのですが、ヨーロッパの女子のレベルは素晴らしい。だから、このトロフィーは素晴らしいボーナスで最高です。」
タフなコンディションを戦い抜いた日本勢。
タフなコンディションの中、男子ラウンド3には、仲村拓久未と大原洋人が登場。H12で仲村拓久未は、ジョッキー・バーンズ(AUS)、レアンドロ・ウスナ(ARG)、ルイス・エア(GBR)と対戦。H15では大原洋人がアメリカのカノア五十嵐ら、、マット・ルイス・ヒューイット(NZL)、ネルソン・クローラック(FRA)と対戦した。
仲村拓久未は、ヒート前半にフォアハンドのカーヴィング・コンビネーションで、4.00をスコア。ヒートをリードするも、他の2名の選手がハイスコアをマークして3位を強いられる。2.67のバックアップを上げたい仲村だったが、後半に思うような波が掴めずに、そのままタイムアップ。仲村は惜しくも3位敗退となった。
大原洋人のヒートは、各選手ともスコアリング・ウェイブを見つけられず、ロースコアが続く。3.67をスコアしたカノアが僅かにリード。大原洋人が2位で前半を折り返す。ヒート後半に入り、カノアが緩慢なセクションをクルーズし、クローズ・セクションでビッグリエントリーを決めて6.17をスコア。大原洋人も3.37をスコアして2位をキープする。
大原洋人は残り時間10分を切り、バックハンドで素晴しいカーヴィングターンを決めて3.37をスコア。カノアはエクセレントの8.67をスコアして下位の選手をコンボに追い込む。残り時間5分を切って、ネルソンがバックハンドアタックで逆転。大原は3位へ。更に4位を強いられる大原。5.27をスコアするも他の選手もラストミニッツで次々と好スコアを出し、最終的に3位で敗退となった。
女子ラウンド3ではH1の大村奈央がページ・ハレブ(NZL)、ポーリーン・アドゥ(FRA)、コーディー・クライン(AUS)という強豪と対戦。3.75、3.10をスコアしヒートスコア6.85で3位敗退する中、H6の野呂玲花は、シルヴァナ・リマ(BRA)、ローラ・マコーレー(AUS)、チェルシー・トゥアク(BRB)と対戦。野呂玲花は、オープニングライドで5.00をスコア。バックアップに4.30を揃えてヒートスコア9.30とし、シルヴァナ・リマ(BRA)に次いで2位でラウンドアップ。
そしてラウンド4へ勝ち上がった野呂玲花は、セージ・エリクソンとニッキ・ヴァン・ダイクと3人ヒートで対戦。ヒートはエリクソンが4.25をスコアしてリード。タフなコンディションで、2本スコアを揃えたセージ・エリクソンはインサイドでハマる。3位を強いられる野呂玲花。ニード1.06。一発決めれば大逆転だが、それが難しいコンディション。
ヴァン・ダイクがバックハンドでチャージ。3.55をスコアしリードを広げる。セットはほとんどクローズアウトの状況の中、選手も乗る波に慎重になる。しかし、エリクソンは7.25、ヴァン・ダイクが5.50をスコアし、野呂玲花は3位で敗退。9位で920ポイント$ 900を獲得した。
昨年のこのイベントでは、新井&大原のW洋人が大活躍。新井洋人はセミファイナルまで勝ち上がり5位入賞を果たしたが、今回はファイナルデイを前に惜しくも日本勢は全員敗退となった。
今回のイベントで、新井洋人と仲村拓久未と大原洋人の3名はラウンド3を3位敗退で33位でフィニッシュ。133ポイント$ 500を獲得した。
世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!
ネクストコールは、ローカルタイム午前9時30分、日本時間で8/30午後4時30分。
オフィシャルサイトではライブ中継が行われています。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1013/pantin-classic-galicia-pro/live
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