ASP3スター「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」でスティーブン・ピアソンが優勝
プラヤ・デ・パンティン、ガリシア□スペイン(2013年8月31日土曜日)ASPメンズ3スター「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」が終了。クリーンな2−3フィートのコンディションで行われたファイナルで、ポリネシアンのスティーブン・ピアソン(PYF)が優勝した。ファイナルデイのピアソンはリーサル・フォームで、勝利を手にするまでに、4つの9ポイントプラスのスコアをマーク。彼のパワフルで素早いバックハンド・サーフィンを誰も止めることは出来なかった。
「ここで優勝出来て最高ですね。風景は素晴しいし、波は最高だし僕はパンティンが大好きなんです。」と、ピアソンが言った。「水が凍るほど冷たいのを除いては、ホームのようなグッドレフトでした。ミシェル・ボウレズとアライン・リオウはここで2位になりました。そして、いま自分がパンティンで優勝した初のタヒチアンだなんて信じられませんね。」
このあと、アゾレスで開催されるASPプライムに参加するピアソンは、この勢いでワールドベスト・サーファー達と向かい合う。「僕は物凄く刺激ををもらいました。友達がここにいてガールフレンドが僕をサポートしてくれました。次のアゾレスにASPワイルドカードがもらえて本当に感謝します。少しでも良い結果を出して、ランキングを上げたいですね。」
18歳のニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)が6スター初優勝
また、2013年のASPウイメンズ・スター・ツアー最終戦となったASPウイメンズ6スター「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」が終了。4−5フィートにサイズアップしたプライア・デ・パンティンで行われたファイナルデイ、18歳のニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)が同じオーストラリアのディミティ・ストイルを下して、6スター初優勝を飾った。
パワフルなオフショア・ウインドのなか、ヴァン・ダイクは、コミットしたラディカルなマニューバーをバックサイドで見せ、9+を含むエクセレント・スコアをスコアし続けた。「本当に信じられません。私をサポートしてくれた人に感謝したいです。今回は私の姉妹もここに来てくれたんです。」と、ヴァン・ダイクが言った。
今回の6スターイベントで優勝したヴァン・ダイクは、彼女の目標であった来年度のASPトップ17入りが正式に確定となった。これまで世界最高峰の選手に対して、ワイルドカードとしてサーフするチャンスがあったが、来年からはトップ・アスリートの仲間入りをして、オールシーズン彼女達とサーフィンすることとなる。「私は、ステフ・ギルモア、カリッサ、サリーなど全てのサーファーを尊敬しています。」と、ヴァン・ダイクが言った。「彼女達とサーフィンするのが本当に楽しみです。これまでワイルドカードでは参加したことがありますが、今度は本物ですからね。」とコメントした。
日本の新井洋人が5位。
今回のイベントには、日本から、大橋海人、大澤伸幸、新井洋人、大原洋人、女子でも大村奈央、野呂玲花、水野亜彩子、武知実波、北澤麗奈が参加。各選手が敗退するなか、高得点をマークし、世界にジャパニーズ・サーファーの存在をアピールした新井洋人と大原洋人のW洋人が、ファイナルデイまで勝ち進んだ。R32を見事勝ち上がり、クオーターファイナル進出を決めたダブル洋人。
クオーターでは第1ヒートで大原洋人が惜しくも敗退。新井洋人もヒート終盤で4位へと追い込まれた。しかし残り時間10分。セットのレフトを掴んだ新井洋人は起死回生のバックハンドのビッグ・エアリバースを決め、2位にジャップアップ。セミファイナル進出を決めた。しかしセミファイナルでは、エクセレントが続出する激しいデッドヒートとなり3位敗退となったが、海外での3スターで見事5位となった。
7月にアメリカで行われたUSオープン・メンズ・ジュニア・プロでは7位となり、8月前半にフランスのラカナウで行われたASPジュニア「エアウォーク・ラカナウ・プロ・ジュニア」では5位、そして今回のスペインの3スターで5位と、確実に少しづつ結果を残し始めている新井洋人。今後の活躍に期待が掛かる。また、この後2013年9月3~8日、アゾレス・アイランドのサンミゲルで開催されるASPプライム「アゾレスSATAエアライン・プロ2013」には、日本の大橋海人が参戦する。ビッグなリザルトを目指して頑張れカイト!頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:http://aspeurope.com/pantin2013/