マンリー・ビーチ、NSW/AUS（2018年3月4日日曜日）オーストラリアのマンリーで開催されていた、WSL男女QS6000「VISSLAシドニー・サーフ・プロ」が終了。ファイナルデイは、さらに厳しいコンディションとなったが、週末のビーチに多くギャラリーが集まる中で、男子でデイヴッド・シルヴァ（BRA）、女子でニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）が優勝してクライマックスを迎えた。
デイヴッド・シルヴァ（BRA）は、ファイナルで同じブラジルのアレホ・ムニーツ（BRA）を下し、ここまでのキャリア・ベストの勝利を手に入れた。シルヴァは本当に厳しいスモール・コンディションで行われた30分のファイナルを支配。そしてイベント唯一のパーフェクト10ポイント・ライドを最後に決め、トータル18.84のスコアをたたき出し、コンビネーションに追い込んでの圧勝となった。
「このビーチで行われたイベントに勝って、本当に嬉しいです。そして、とても光栄だと感じます。」と、シルヴァは言った。「この優勝は2018年における最高のスタートを与えてくれました。そして、ファイナルを親友とシェア出来たことがベスト・フィーリングです。これはここまの自分の人生で最も価値のある勝利です。この勝利をブラジルを持って帰れて本当に嬉しいです。」
昨年は怪我でシーズンを棒に振ったアレホ・ムニーツ（BRA）はついに復帰を果たし、第2位でフィニッシュした。今回イベントを通して好調だった彼だが、そこまでのサーフィンをファイナルでは見せることができなかった。
「最高のシーズンスタートになりましたね。前回のニューカッスルで9位になって、今回は親友とのファイナルで２位になれたなんて本当に最高のフィーリングです。最後はコンビネーションに追い込まれたとはいえ、この結果を残せて本当に嬉しいです。デイヴッドと僕は長年の親友で、彼の家族の事もよく知っている。だから彼のような友人に負けても悔しくないです。」
シドニー・ウイメンズサーフ・プロのファイナルは、ニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）とマリア・マニュエル（HAW）による 2人のエリート・チャンピオンシップ・ツアー・コンペティターによるスリリングなバトルとなった。ヴァン・ダイクとマニュエルがマンリーでファイナルを戦うのは2016年以来２度目で、ヴァン・ダイクは、その時も優勝しており、今回２度目勝利をマニュエルから奪った。
オーストラリアン・レッグの次なる試合は、3月7日-11日まで、アボカ・ビーチで開催されるWSL 男女QS1000「Vissla Central Coast Pro pres by Slimes」。このイベントにはラウンド１から、H1須田喬士郎、ラウンド２からH7佐藤魁、H9神田竜聖、H15塚本勇太、ラウンド3からH7田中大貴、H12都筑百斗、H16新井洋人。女子のラウンド１からはH6須田那月、ラウンド2からはH2西元エミリー、H4橋本恋、H6都筑有夢路がクレジットされている。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ！日本！
オフィシャルサイト：
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2623/vissla-sydney-surf-pro
Visslaシドニー・サーフ・プロ・メンズ・ファイナル結果
優勝：デイヴッド・シルヴァ（BRA）18.83
2位：アレホ・ムニーツ（BRA）13.10
セミファイナル1
アレホ・ムニーツ（BRA）16.43
リーフ・ヘーゼルウッド（AUS）13.77
セミファイナル2
デイヴッド・シルヴァ（BRA）16.43
マット・バンティング（AUS）12.43
シドニー・ウイメンズサーフ・プロ・ファイナル結果
優勝：ニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）14.53
第２位：マリア・マニュエル（HAW）14.10
セミファイナル1
ニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）14.34
キーリー・アンドリュー（AUS）11.33
セミファイナル2
マリア・マニュエル（HAW）9.63
ペイジ・ハレブ（NZL）9.17
