WSLアジア・リージョン発足。WSLアジア・ツアーが4月のインドネシアで開幕。

 

2017年 3月 2日:WSLジャパンは、2017年シーズンから世界のリージョナル区分を拡大し、アジアツアーが4月から始まることを正式に発表した。

 

今回の改定では、これまでの世界の地域分けを新たにし、北アメリカ州地域、南アメリカ州地域、ハワイ・タヒチヌイ地域、オーストラリア/オセアニア州地域、ヨーロッパ州地域、アジア州地域、アフリカ州地域といった7つの地域に分けられた。

 

そしてジャパン(日本)リージョンは、アジア州の中心として地域拡大をする中で、以前までは「オーストラレイジア」リージョンに含まれていたアジア諸国(中国、台湾、インドネシア、フィリピン、スリランカ、モルジブ、インド)を統合し、改めて「Asia」リージョンとなった。

 

また昨年までアジアと合併していたオーストラリアは、アジアから切り離されたリージョンとして、オセアニア諸国(ニュージーランド、フィージー、パプア・ニューギニア等)を統合し、「Australia/Oceania」リージョンと定められた。

 

2017年度からは、この新しいリージョナル(地域分け)に基づき各リージョナルランキングが決定される事になる。

 

ジャパン・リージョナルのポイント争いは、このアジア諸国(中国、台湾、インドネシア、フィリピン、スリランカ、モルジブ、インド)の選手たちとの争いとなる。したがって今シーズン予定されているアジア地域で開催されるQSイベントの成績が全てリージョナル・ランキングに反映されてくる事になる。

 

このWSLアジア・ツアーは、4月にインドネシアのQS1,000でスタートとなる。

 

4月15日からスマトラ島で開催される「Krui Pro 2017」を皮切りに、23日からはバリ島クラマスにて「Komune Bali Pro pres by The Mad Hueys」が開催。

 

5月には日本に上陸し、20日からアジア地域トライアルから始まり、22日からアジア州最大のメンズQS6,000&ウィメンズQS3,000「Ichinomiya Chiba Open」、7月10日から「Murasaki Shonan Open」が千葉と湘南で開催される。

 

9月にはフィリピンで「Siargao Cloud 9 Surfing Cup」が予定されており、10月に再び日本、宮崎に再上陸しメンズ+ウィメンズxロングボード「Trump Hyuga Pro」と千葉にてウィメンズQS3,000「White Buffalo Women’s Pro」が開催される。

 

そして11月には台湾へ渡りメンズQS1,500「Taiwan Open of Surfing」が開催予定、中国の海南島でもさらにグレードアップされたQSが予定されている。

 

昨年同様メンズ、ウィメンズ各4戦以上のQS大会がアジア地域を股にかけ展開。この他にジュニアU18「GoPro Junior Games」を含め3戦以上を開催される。

 

中国、台湾、インドネシア、フィリピン、スリランカ、モルジブ、インド、そして日本。日本の選手にとって、最も強敵となるライバルはインドネシアの選手だろう。

 

インドネシアの選手がどこまで日本のイベントに参加してくるかは定かではないが、日本の選手もリージョナル・チャンピオンを狙うのであれば、日本以外で開催される試合にも積極的に出る必要背が出てくるだろう。今シーズンのWSLジャパンも面白い展開となりそうだ。

 

 

・北アメリカ州地域(アメリカ合衆国、メキシコ、カナダ、コスタリカ中南米、カリブ諸国等)
・南アメリカ州地域(ブラジル、アルゼンチン、ペルー、チリ等)
・ハワイ・タヒチヌイ地域(ハワイ諸島、タヒチ諸島、ポリネシア諸国等)
・オーストラリア/オセアニア州地域(オーストラリア、ニュージーランド、フィージー等)
・ヨーロッパ州地域(フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、EU諸国等)
・アジア州地域(日本、インドネシア、中国、台湾、フィリピン、スリランカ、モルジブ、インド等)
・アフリカ州地域(南アフリカ、アフリカ近隣諸国など)

 

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