番狂わせ続出のWSL-CT第3戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」DAY3

番狂わせ続出のWSL-CT第3戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」DAY3 


ラウンドアップを決めたコロヘ・アンディーノ(USA)PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

マーガレット・リヴァー、ウェスタン・オーストラリア/AUS(日曜日、2016年4月10日)WSL-CT第3戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」の大会3日目は、パワフルな4~6フィートのコンディションで男子ラウンド3から再開。続けて女子ラウンド2が行われた。

 

大番狂わせが発生した大会3日目において、カレントリーダーであるマット・ウィルキンソン(AUS)は、マット・バンティング(AUS)と対戦。見事な勝利で開幕3連勝を目指して、ラウンド4を戦う。

 

「僕は今年ちょっとした変化を起こしたんです。そして、それは明らかに、これまでの中で最も良いスタートになっています。」と、ウィルキンソンは言った。

 

3連勝に向けて快進撃を続けるウィルコ PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

「あのヒートは非常にタフだった。朝日が物凄く眩しくて、風も強かったんです。僕は、自分の波でいくつかへまをしたんです。

 

より多くのチャンスがあると思ったけれども、自分は良い波を掴め、少し良い波でサーフィン出来ているように感じました。そしてヒートをメイク出来て、次もサーフするチャンスを掴めたんです。」

 

レオナルド・フィオラバンティ(ITA)PHOTO: © WSL/ Sloane

 

昨日、11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)をノックアウトした、18才のリプレイスメント出場のレオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、ワールド・チャンピオンに君臨するディフェンディング・イベント勝利者であるエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)を下す大番狂わせを引き起こした。

 

デ・スーザは15.50の2-ウェイブスコアを記録したが、イタリアンを克服するために僅か0.10ポイントだけ足りなかった。

 

「僕は本当にビックリです。」と、フィオラバンティが言った。「波はスーパー・ファンで、僕はただ自分が出来る限りハードにサーフしようとしただけです。エイドリアーノがビッグ・スコアを持っていて、僕がグッドスコアを必要とするということは分かっていました。最後の波に自分の100%をつぎ込んで、上手く、その波をフィニッシュ出来てし、スコアを手に入れる事が出来たんです。」

 

 

ジョンジョンを下したカイオ・イベリ(BRA)PHOTO: © WSL/ Cestari

 

 

さらに、2016WSLルーキーのカイオ・イベリ(BRA)が、CTスーパースターで昨年のイベント第2位であるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を下す、大番狂わせを引き起こした。イベリは、ヒート終了間際に巨大なエアを成功させ、僅差の大逆転でフローレンスに勝った。

 

「ジョン・ジョンは、本当に素晴しいサーファーで、彼のサーフィンを見るのが大好きなんです。」と、イベリが言った。「僕はずっと彼のサーフィンに憧れてきました。でもいま僕はツアーに上がれたので、他の選手もみんな倒したいですね。」


 

ナット・ヤング(USA)PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

18年のCTベテランであるタジ・バロウ(AUS)は、ヒート4でナット・ヤング(USA)と対戦。ヤングは18.10の2-ウェイブスコアをマーク。バロウは14.77の2-ウェイブスコアをマークしたが、ここで惜しくも敗退となった。

 

バロウは昨日、今年のフィジー・プロを最後にエリート・コンペティションから引退する事を発表した。

 

「この場所でタジと戦えて嬉しかったですね。」と、ヤングが言った。「彼は僕がサーフィンを始めた時から自分のアイドルでした。彼に対してヒートでサーフィン出来る事は自分の誇りです。」

 

「いい気分。ハッピーだと感じている」と、バロウが言った。「地元の試合だったから、皆の前でもう少し勝ち上がりたかった。あと残りはフィージーの試合のみ。それはいまからもうワクワクです。昨日は発表をしたあと、とても信じられない感じだった 。肩の荷が下りたように感じて、自分の決定には本当に満足しています。」

 

ステファニー・ギルモア(AUS)

 

 

ラウンド2のウイメンズでは、6-タイム・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)が、ヒート5でココ・ホー(HAW)をノックアウト。タイラー・ライト(AUS)も、トライアル勝利者のフェリシティ・パーメター(AUS)を下した。

 

タイラー・ライト(AUS)

 

 

ローラ・エネバー(AUS)マリア・マニュエル(HAW)ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)もラウンド3へ勝ち上がった。

 

イベント主催者は明日、ローカル・タイムで午前8時にファーストコールする。

 

サーフメディアでは引き続き情報をリポートして行くのでお楽しみに。

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オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1418/drug-aware-margaret-river-pro

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド3結果:
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)12.00 def.マット・バンティング(AUS)9.27
ヒート2:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.40 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)11.60
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.90 def.ミゲール・プポ(BRA)9.80
ヒート4:ナット・ヤング18.10(USA)def.タジ・バロウ(AUS)14.77
ヒート5:エイドリアン・バカン(AUS)15.50 def.ジョシュ・カー(AUS)12.90
ヒート6:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)15.60 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.50
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.67 def.アダム・メリング(AUS)13.10
ヒート8:コロヘ・アンディーノ(USA)16.10 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)11.20
ヒート9:ジョディ・スミス(ZAF)18.54 def.カノア五十嵐(USA)14.16
ヒート10:セバスチャン・ジーツ(HAW)17.73 def.ジェレミー・フローレス(FRA)16.20
ヒート11:カイオ・イベリ(BRA)16.27 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.54
ヒート12:イタロ・フェレイラ(BRA)12.43 def.アレホ・ムニーツ(BRA)8.23

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート2:ナット・ヤング(USA)、エイドリアン・バカン(AUS)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ジョディ・スミス(ZAF)
ヒート4:セバスチャン・ジーツ(HAW)、カイオ・イベリ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズのラウンド2結果:
ヒート1:マリア・マニュエル(HAW)14.10 def.キーリー・アンドリュー(AUS)6.70
ヒート2:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)11.83 def.チェルシー・トアーシュ(BRB)9.00
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)18.00 def.フェリシティ・パーメター(AUS)14.16
ヒート4:ローラ・エネバー(AUS)10.10 def.ジョアン・デフェイ(FRA)7.36
ヒート5:ステファニー・ギルモア(AUS)15.10 def.ココ・ホー(HAW)12.67
ヒート6:セージ・エリクソン(USA)15.04 def.アレッサ・クイゾン(HAW)10.66

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズのラウンド3マッチアップ:
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、ローラ・エネバー(AUS)
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)、マリア・マニュエル(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)、ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)、セージ・エリクソン(USA)
ヒート4:タイラー・ライト(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS)