Australian Open of Surfing/村上舜がラウンド3進出。新井洋人、安井拓海、加藤嵐がR2へ

Australian Open of Surfing/村上舜がラウンド3進出。新井洋人、安井拓海、加藤嵐がR2へ 


安井拓海

 

 

マンリー・ビーチ、シドニー(2016年3月1日火曜日):WSLオーストラリアン・レッグ・メンズQS6000「Australian Open of Surfing」、WSLウイメンズQS6000「Aussie Bodies Women’s Pro」は大会2日目。小振りながらプレイフルなコンディションでメンズのラウンド1が完了。その後ラウンド2のヒート4までが終了。本日はウイメンズは行われなかった。


本日は、素晴しいアクションに加え、ヒートによって波数の少ないヒートもあり番狂わせも発生。ナンバーワンのシード選手でCTサーファーであるマンリー出身のカイ・オットン(マンリー、NSW)が、サーフェスト第2位のレオナルド・フィオラバンティ(イタリア)とルーカス・シルベイラ(ブラジル)に敗退。

 

エアリアルが得意なヤゴ・ドラ : WSL/Smith

 

 

インターナショナル・サーファーによって支配された本日、ローカルで元CTサーファーのネイザン・ヘッジ(ナラビーン、NSW)が終了間際の攻防で2位の逆転ラウンドアップ。

 

エキサイティングでワイルドなエアリアルを見せるヤゴ・ドラ(ブラジル)が、バックサイド・エア・リバースでエクセレントの8.40をスコア。

 

またフラビオ・ナカジマ(ブラジル)は、彼のオープニング・イクスチェンジで元ワールド・チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーのブレット・シンプソンを破る大金星を見せた。

 

 

YouTube Preview Image

Men’s QS6000 Round 1 & 2 ハイライト映像

 

 

また本日は、多くの日本人サーファーの人が行われ、サムライ達が熱い戦いを演じた。

 

新井洋人のヒートはスローな展開となったが、ファーストライドからバックハンドのシャープな2ターンで6.00をスコア。さらにフォアハンドのビッグリエントリーで6.60をスコアしてトップへ。後半に入りビッグカーヴィングで7.70をスコア。トップスコアを塗り替えた新井は1位でラウンドアップを決めた。


フィンフリーなリエントリーを決めた新井洋人

 


稲葉玲王は、ミゲール・トゥデラ(PER)ビクター・ベルナルド(BRA)デール・ステイプルズ(ZAF)と対戦。ヒートはビクター、ミゲールの高得点で開始。波とリズムの合わない稲葉玲王は思うような波が掴めない。ミゲールが2本のエクセレントを揃えて圧倒。稲葉は8.74のヒートスコアで3位敗退となった。

 

 

稲葉玲王


安井拓海はファーストライドから5.50をスコア。クローズセクションでエアリバースを決めるなど、軽快なサーフィンでバックアップを塗り替え、5.93をスコアしてヒート前半をリード。エアマニューバーを得意とするハワイのカラニ・デイヴィッドにトップを奪われるも、見事2位でラウンドアップ。

 

安井拓海


大橋海人のヒートは、元CT選手のヘイター・アルベスが圧倒的な身体能力を誇示するサーフィンで、エクセレントを含む高得点でヒートを支配。大橋は2位争いでディミトリ・ウーヴを戦った。大橋海人は得意のバックハンドで5.57 、5.60 をスコアするも惜しくも3位で敗退となった。


 

大橋海人


加藤嵐は、キロン・ジャボー(HAW)エリオット・パエラタ-リード(NZL)ポール・セザール(FRA)と対戦。ヒート前半に5.67をスコアした加藤嵐は、ヒート後半に5.13のバックアップをスコアして2位に浮上。ヒート終盤には、大きな弧を描き、大きなスプレーをあげるスラッシュ・カットバックで6.43をスコア。見事2位でラウンドアップを決めた。

 

加藤嵐


バスコ・リベイロ(PRT)ユリ・ゴンサルベス(BRA)ダスティー・ペイン(HAW)と対戦した村上舜。バックハンドで4.50をスコアした村上舜はヒート後半まで第3位を強いられた。しかし、プライオリティを持って辛抱強く波を待ち、超高速なバックハンドのコンビネーション・マニューバーを披露。7.00をスコアすると2位に浮上。

 

しかしヒート終盤に再び3位となり、ニード5.37と追い込まれた村上。万事休すと思った瞬間、終了間際に掴んだラストウェイブで6.73をスコア。村上舜はラウンド1に続く大逆転劇でトップ通過を果たした。


 

村上舜


ラウンド2へ勝ち上がった仲村拓久未は、ビリー・ステアメンド(NZL)アダム・メリング(AUS)キリアン・ガーランド(USA)と対戦。仲村はスローな展開を強いられ、残り時間10分を切って、ようやく5.77、5.17を続けてスコア。3位に浮上するも最後は再び逆転され4位で敗退。

 

ラウンド1の喜納海人は、マルコ・フェルナンデス(BRA)ベンジ・ブランド(HAW)ディラン・ライトフット(ZAF)と対戦。スタートから5.67をスコアするも、バックアップを見つけられず惜しくも4位で敗退。

 

 

明日は現地7時半からメンズのラウンド2のヒート5から再開予定で、その後ラウンド3の2ヒートを行う予定。H5にはカノア五十嵐、H8に新井洋人、H10に大原洋人、H14に安井拓海、H21に加藤嵐が登場。ラウンド3のヒー2には村上舜が、ルーカス・シルベイラ、リカルド・クリスティ、ビリー・ステアメンドと対戦する。明日も女子は行われない予定だ。


世界を目指しチャージを 続ける彼らにエールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

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オフィシャルサイト:http://www.australianopenofsurfing.com/2016