いまASPワールドツアラーの間では、新しいFCS II systemへの取り組みが本格化している。
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カリフォルニアのロウワー・トラッスルズで行われたハーレー・プロは、優勝がタジ・バロウ、2位にジュリアン・ウィルソンという、2人のファイナリストは、FCS IIを使用して戦った。これはFCS II systemにおける初めての公式WCTにおける勝利であり、これにより世界のベストサーファーたちによって新しいシステムへの圧倒的な信頼が示されたことになる。
彼らトップサーファーはどんなフィンセッティングでコンテストに挑んだのかは、常に気になるところ。まず、マティ・ウィルコ(マット・ウイルキンソン)はアクセルレータ・ミディアム・テンプレートを選んだ、キーレン・ペローも同様だが、少し体重の軽いペローは、スモール・テンプレートにサイズをシフトダウンした。トラヴィス・ロギーもアクセルレータ・テンプレートを選んだもう一人のサーファーで、最初にオリジン・システムを使用。それからボード交換後にFCS IIシステムを使った。
ジュリアン・ウイルソン
ガブリエル・メディーナとフリーペ・トリードはパフォーマー・ミディアム。CJホブグッドは彼のシグネチャー・フィンとパフォーマーを交互に使用。エイドリアーノもパフォーマーからAM-2へ切り替えて使用した。
カーヴァー・テンプレートは、もう一つのポピュラーなフィンで、最近好調なカイ・オットンはカーヴァー・ラージを用いて、クオーターファイナルまで勝ち上がった。ダミアン・ホブグッドは、不運にもラウンド2で敗退となったがカーヴァー・ミディアムを使用していた。
ニュー・ワールド・ツアー・レイティング・リーダーのミック・ファニングをはじめ、コロヘ・アンディーノ、ジェレミー・フローレスとイベント第2位のジュリアン・ウィルソンは彼らの新しいシグネチャー・テンプレートのプロトタイプを使用。その全てはFCS IIフィンとして近い将来、利用可能となる。ナット・ヤングは、イベントを通してアル・メリックのラージ・シグネチャー・テンプレートG-AM.を使用。
優勝したタジ・バロウは、FCS IIシステムでアクセルレータ・ミディアム・テンプレートを使用、彼は最初から最後まで気迫に満ちた表情で素晴らしいパフォーマンスを披露した。現在少なくとも、ASP-WCTで活躍する世界のトップサーファー32人のうち20人はFCS systemsに乗っており、今後は新しい FCS II systemsに移行していくと同時に、その数は増加していくと考えられている。
またウイメンズでは、フランスで行われたASPウイメンズWCT第7戦で、サリー・フィッツギボンズ(AUS)が土壇場の大逆転優勝した。メンズのツアーと同じく、新しいFCS II systemへの取り組みは本格化してきており、多くのWCTの女性サーファーたちは、その利点を理解し手に入れ始めている。利点とは、数秒でフィンが変えられることと、ボードとフィンの間の接続がシームレスであること。サリーは最近新しいシステムを使い始め、その違いをすぐに実感したという。
「私の新しいファイヤーワイヤー・サーフボードはフランスへ発つ直前に届きました。そのボードは新しいFCS II system にぴったりフィットしていました。それを使ってサーフィンしたときから、サーフィンが絶好調で私は何か違いを感じました。おかげで自分のターンに自信を持つことができ、より強くプッシュすることができました。」
サリーは、アクセルレータ・スモールPC(パフォーマンス・コア)テンプレートを今回選択。これは、FCSのエッセンシャルシリーズの4つのテンプレートのうちの1つ。アクセラレータは機能的なテンプレートで、サイドフィンにフラットなフォイルがついており、波にチャージし、エネルギッシュなパワーサーフィンをしたいサーファー用にデザインされたもの。これはオーバーヘッド以上の力のある波にとても適している。
ローラ・エネバーとステファニー・ギルモアも新しい FCS II systemを採用。フランスのイベントでは早期敗退したものの、ローラはパフォーマー・テンプレートを使用し、ハイスコアをマーク、ステファニーはPCCコンストラクション(パフォーマンス・コア・カーボン)のアクセルレータ・テンプレートにフォーカスした。その特徴は、固いカーボンのベースと内側のカーボンのフレームがフィンの先端を通して動きやすくて柔軟性のあるパターンを生み出す。
新しい FCS II system およびEssential Series fin製品についての詳細は、surffcs.com
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