ポルトガルで開催されたIBAワールドツアーで大原沙莉が準優勝。畠山美南海は3位。

ポルトガルで開催されたIBAワールドツアーで大原沙莉が準優勝。畠山美南海は3位。


YouTube Preview Imageファイナルデイのハイライト

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ボディボード界、唯一のプロフェッショナル・ワールド・ツアー「IBAワールド・ツアー」。8月26日から9月1日まで、ポルトガルのシントラで開催されていた、今年のIBAウイメンズ第3戦である「シントラ・ポルトガル・プロ」が、日本時間の9月1日昨夜ファイナルデイを迎え、日本の大原沙莉がウイメンズでファイナルに残り2位となった。ファイナルデイに残った4名は、今年のIBAワールドツアーのハワイ、チリ、ポルトガルとフォローしている大原沙莉と、今年のIBAの開幕戦のパイププロで準優勝となった畠山美南海。そして、ワールドチャンピオンのブラジリアン、イザベラ・ソウザと、ウイメンズ・ディビジョンで唯一の10を記録したマイラ・ヴェンチュリンの4名。

 

 

日本人対決となったセミファイナル2は、大原沙莉と畠山美南海。


 

日本人対決となったセミファイナル2は、大原沙莉と畠山美南海。オープニングライドを掴んだのは畠山でレフトの波でビッグなエルロロを決めて5.00をスコアしてヒートをスタートする。それに対し、大原沙莉は、ライトの波をキャッチ。スピン&リバース、エルロロのコンビネーションで4.00をスコア。

セカンドウェイブで畠山はレフトでヘビーなロールを決めて5.25をスコア。大原はミドルサイズの切れたレフトを掴むとARSを決めて8.00のエクセレントをマーク。続けてレフトの波を掴んだ大原は、深いボトムターンからビッグなエルロロをメイク。ワンマニューバーで6.75をスコア。畠山を引き離しに掛かる。

 

 

ヒート中盤に畠山は、掘れたライトにテイクオフ。クリティカルなセクションへエルロロを決めて、6.90をスコア。ベストスコアを塗り替えて反撃するも、逆転必要なスコアは7.86で残り時間10分を切った。ヒート終盤、畠山はレフトの波で打点のなかたエルロロを2発決めるもスコアは6.35。ディフェンディング・チャンピオンである畠山美南海はここで敗退。大原沙莉がファイナル進出を決めた。

 

イザベラとサリ

 

ファイナルは、イザベラ・ソウザと大原沙莉。 


 

ファイナルは、マイラ・ヴェンチュリンをセミファイナルで下した、ワールドチャンピオンのイザベラ・ソウザと大原沙莉の対決。スタートからビッグなエルロロで7.75をスコアし、素晴しいスタートダッシュを見せるソウサ。大原沙莉もエルロロで6.25をスコアして応戦。スタートから激しいデッドヒートが展開。レフトでバレルをメイクする大原は5.25をスコア。じっくりとセットを選んだイザベラはARSをメイクして7.90をスコア。ファイナルをリードする。ヒート中盤にバックアップを6.00に塗り替える大原だが、逆転に9.41が必要だ。後半に入り、全く波が入って来ない。セットの波を待ち続けた大原沙莉のところに波は入らず、イザベラが優勝。大原沙莉は2位でフィニッシュとなった。

 

大原沙莉は自身のフェイスブックで「たくさんの応援ほんとうにありがとうございました。イザベラのARSにはまだまだ届かないけど、もっと練習してもっと世界に食い込みたい と思います。夜遅くまでありがとうございました。やっと3位の壁を越えられた。」とコメントした。※この春にサーフメディア・カーリーで行った大原沙莉のインタビューはこちらをご覧下さい

 

IBAシントラ・ポルトガル・プロは、メンズGQSでルーカス・ノゲイラ、ウイメンズでイザベラ・ソウザ、ドロップニーでデイブ・ハバードが優勝し、幕を閉じた。今回は日本から、大原沙莉、畠山美南海、鈴木彩加、刀根真由美、高瀬ひろみが参加した。世界を目指しチャージを続ける彼女達の活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

オフィシャル・イベント・ウェブサイト:http://www.sintrabodyboard.com/

IBAワールドツアー・サイト:http://ibaworldtour.com/