BPDガールズサーキット第4戦「はれのち晴れGIRLS CUP2012 」リポート。
2012年9月2日(日)千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸、志田下ポイントにおいて、BPDガールズサーキット第4戦「はれのち晴れGIRLS CUP2012 」が開催された。大会当日は朝のうちは天候が不安定で、時折雨が強く降り、波も腰ぐらいのコンディションでスタート。しかし午後には天候も回復し、波も頭ぐらいのセットの入るグッドコンディションで大会は行われた。
今回の大会は「波乗り道場」と言われる志田下ポイントを女子のみで貸し切って行われる贅沢なコンテストで、サーフィンスペシャル、サーフィンオープン、サーフィンビギナー、BBスペシャル、BBオープン、BBビギナーの6クラスに分かれ、200名近いの女の子が志田下に集結した。
一宮のガールズが中心となってビーチクリーンやイベントなどの活動を行ってきたisg-2004☆Projectsが主催する、このコンテストは、昨年は震災の影響で開催されなかったものの、2007年から毎年開催される歴史あるアマチュアコンテスト。志田下という場所柄、他の大会よりもプロを目指すトップアマチュア選手が多く出場するのも、この大会の特徴のひとつで、過去の入賞者リストには、現在プロサーファーとして活躍している選手の名前が並び、このイベントがプロの登竜門である事が理解出来る。一方で、水着コンテストなどのイベントも行われ、会場にはガールズ達の大好きなファッションやマッサージ、スイーツのブースなどもあり、ガールズ達の熱気で盛り上がりを見せていた。
エキシビジョンでは日本を代表するプロサーファーの谷口絵里菜をはじめ、2010年のこのイベントでワンツーフィニッシュを決め、プロとなったばかりの宮坂桃子、宮坂莉乙子の姉妹、目良麻里亜、志賀美千代、プロボディボーダー井上美彌、西村 優花、近藤 真弓、永井 那旺のトッププロが素晴しい演技を披露してくれた。
コンテストはコンディションが上向く一方、ビギナー、オープンクラスにはカレントも強くなり、ハードなコンディションとなった。しかしスペシャルクラスでは、プロ顔負けの素晴しいパフォーマンスが披露され、中でもサーフィンスペシャルで優勝した宮坂シスターズの最終兵器、3女の宮坂麻衣子が素晴しいレールワークのカーヴィング・サーフィンを披露。今年の全日本サーフィン選手権において、ガールズでセミファイナルまで勝ち上がった菜花つばさ、シニアウイメンで優勝した清水亜希子、ウイメンクラス2位の田中愛子といった強者に対して圧倒的なサーフィンで勝利した。またボディボードのスペシャルクラスでは、今年の全日本で3位となった岡澤 紫織と、全日本選手権で昨年優勝して今年は2位のアマチュア最強選手のひとり、相田桃が一騎打ち。ラストウェイブで打点の高いエルロロを決めた相田桃が逆転優勝を決めた。
いよいよBPDサーキットも大詰めとなり残り1戦となった。現在サーフィンショートのスペシャルクラスでランキングのトップを行くのは、4戦中3戦でファイナルに残っている菜花つばさ。ボディボードのスペシャルクラスでは、4戦全てファイナルに残り2戦優勝している岡澤紫織が首位を独走。ロングボードのスペシャルでは現在トップの吉川広夏と2位の岡澤紫穂が僅差でトップを争っている。
10月14日に千葉県千倉で行われる最終戦の『BEACH GIRL CLUB CUP』のみとなったBPDサーキット。エントリーは10月9日(火)まで受付。最終戦のBEACH GIRL CLUBは、 岡部亜紀、田原啓江をはじめとするJPSA公認のレディースプロサーファー主催によるイベント。また、ビーチでは女の子の五感が喜ぶ「ガールズ・マーケット」と特設ステージにてダンスなどの「サーフカーニバル」を同時開催。大会エントリー、デジエントリーにて受付中です。是非参加してみよう!
http://dgent.jp/e.asp?no=1200339