JPSAさわかみS.LEAGUE 25-26マスターズツアー第2戦「TRUST KAMOGAWA MASTERS」が、12月4日から5日にかけて千葉県鴨川市・東条海岸マルキポイントで開催。


冬の澄んだ空気に包まれた会場には、マスターズ世代ならではの円熟したサーフィンが会場を沸かせ、ハイレベルな戦いが繰り広げられた。
今大会はマスターズ本戦に加え、マスターズトライアルも併催。マスターズの出場条件は2025年12月末日時点で満45歳以上となる選手で、本戦への出場権、そしてプロ資格を懸けた重要なステージとして位置づけられている。

トライアルには31名のアマチュア選手がエントリーし、R-3までの勝ち上がり方式で争われる。ここから上位2名と、3位の中で最も高得点をマークしたハイサード1名、計3名が本戦進出を果たす仕組みだ。さらにその本戦R-1を勝ち上がれば、JPSA公認マスターズプロ登録資格を獲得できる戦いとなる。
本戦にはマスターズプロ25名が名を連ね、スポンサーシードの小川能弘、ローカルシードの牧野優介を加えた27名がトライアリストを迎え撃つ布陣となった。


DAY-1となった12月4日は、トライアルR-1からR-3までと、本戦クォーターファイナルまでを消化。天候は晴れ、弱いオフショアが吹き、サイズはハラ~ムネ。ややワイドなブレイクながら、選べば十分にスコア可能なコンディションとなった。




トライアルを勝ち上がったのは、舟橋大吾、西山直登、小野誠、大貫克也、三好全の5名。続くプロ資格が懸かった本戦R-1では、舟橋大吾、大貫克也、小野誠、そして地元期待の牧野優介の4名がラウンドアップを果たし、見事JPSA公認マスターズプロ登録資格を獲得した。
クォーターファイナルの時間帯は満潮と重なり、波は次第にヨレて割れづらい状況へと変化。それでも状況判断力と経験がものを言い、勝ち上がったのはトライアリストの舟橋大吾を筆頭に、山田桂司、林順和、遠田真央、牛越峰統、浦山哲也、関谷利博、脇田貴之の8名。

中でも舟橋はトライアルから数えて、この日だけで6ヒートを戦う過酷なスケジュールとなったが、現役さながらのスピードとアグレッシブな攻め、そして多彩なレパートリーで全ヒートをトータル10点超えでまとめ上げる圧巻の安定感を披露。今大会最大のダークホースとして、優勝争いに一気に名乗りを上げた。
一方で、ランキング1位の河野正和、3位の米川佳祐、5位の東川泰明、佐藤千尋といった上位陣がここで敗退する波乱の展開。
僅差のヒートが続き、刻々と入れ替わるスコアに会場は終始緊張感に包まれた。それでも勝ち残った8名は、状況に応じたクレバーなヒート運びと、年齢を感じさせない攻撃的なライディングで一歩抜け出した。




ランキング2位につけるS.LEAGUEマスターズ初代チャンピオンの牛越峰統が優位に立ち、4位の山田桂司、7位の浦山哲也、林順和がその背中を追う展開となっている。
大会最終日となるDAY-2は6時30分集合。マスターズは決勝まで進行され、その後から《S.ONE》がスタートする予定だ。円熟の頂点を決する戦いは、いよいよクライマックスを迎える。



12/5のライブはAbemaにて放送。
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/8ZHHRApS1tVz3y
スコアはこちらから。
https://sleague.jp/25-26/kamo_mas.php
JPSA公認マスターズプロ登録資格獲得者




S.LEAGUE:HP
https://sleague.jp/
JPSA:HP
https://www.jpsa.com/
マスターズ世代の戦いをさらに盛り上げるのが、会場に響く熱い応援合戦。(関谷利博、河野正和、比嘉力夫)
フードブースにはタコスやコーヒー、ナシチャンプルなど多彩なメニューが並び、来場者の空腹をしっかりと満たしてくれる。
さわかみブースではマイルプレゼントを実施中。観戦の合間にぜひ立ち寄りたい。




