タクシー大手・日本交通が大原洋人とスポンサー契約締結。サーフィンを通じて子どもたちに夢や希望を伝える存在でありたい。

タクシー・ハイヤー業界の最大手である日本交通株式会社は、12月1日、東京オリンピック日本代表のプロサーファー・大原洋人選手とのスポンサー契約締結を発表した。同社がサポートする都筑有夢路選手に続き、日本のトップサーファーを支援することで、サーフィン界のさらなる活性化を目指す。

 

日本交通株式会社 代表取締役社⾧ 若林泰治氏と大原洋人選手

 

 

挑戦し続ける姿勢が共鳴

 

「桜にN」のマークでおなじみの日本交通は、創業97年の歴史を誇る業界のリーディングカンパニー。同社は、世界最高峰の舞台であるCT(チャンピオンシップツアー)を目指し、飽くなき向上心で挑戦を続ける大原選手の姿勢が、最高のホスピタリティを追求し進化を目指す自社の企業姿勢と通じるものがあるとし、今回の契約に至った。

今後、大原選手は日本交通のロゴが入ったサーフボードで世界中のコンテストを転戦する。

 

大原洋人 Credit: WSL/ Manel Geada

 

都筑有夢路も刺激を受ける「世界と戦う姿勢」

 

日本交通は2024年より女子トップサーファーの都筑有夢路選手もサポートしており、今回の契約で日本の男女トップ選手を共に支援する体制が整った。都筑選手も、大原選手の「世界と戦う姿勢」から大きな刺激を受けていると語っており、二人のトップサーファーが切磋琢琢することで生まれるポジティブな化学反応にも期待が寄せられる。

 

 

「ご縁を力に、結果で応えたい」大原洋人

 

契約にあたり、大原選手は「歴史と信頼を誇る業界トップクラスの企業にサポートいただけることに心より感謝申し上げます。日本交通様の理念や姿勢には、私自身が大切にしてきた挑戦する想いと通じる部分が多くあります」とコメント。

さらに、「今回のご縁を力に、より良い結果をお届けし、サーフィンを通じて子どもたちに夢や希望を伝えていける存在でありたい。全身全霊頑張って参ります!」と、力強い決意を表明した。

 

2015年のUSオープンで日本人として初優勝、東京オリンピック5位入賞など、数々の快挙を成し遂げてきた大原洋人。強力なサポートを得て、2028年ロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得、そしてワールドタイトルという悲願達成への挑戦が、今、再び加速する。

 

 

大原選手のプロフィール

1996 年 11 月 14 日(29 歳)生まれ。千葉県一宮町出身。両親の影響で 6 歳の時にサーフィンを始める。自然の波と会話する様な感覚が好きになり、サーフィンに夢中に。2015 年、世界最大のサーフィン大会、「VANS USオープン」にて、日本人初めての BIG タイトルを手にする。その後、世界のトップツアーである CT 入りを目指して挑戦し続ける中、競技サーフィンが初のオリンピック種目となった、TOKYO オリンピックへ日本代表として出場し 5 位入賞。国内外で注目を集めるサーファーとして、ワールドタイトルを目指しつつ、2 度目のオリンピック出場となる 2028 年ロスオリンピックでのメダルを目指し、成⾧を続ける。

Instagram:https://www.instagram.com/hirotoohhara/

 

大原選手の主な戦績

2025 WSL CS「Lexus US Open of Surfing」3 位
2024 WSL QS3000「Baler International Pro」 優勝
2023 WSL QS3000「Bonsoy Chiba Ichinomiya Open」 優勝
2023 WSL QS3000「whitebuffalo HYUGA Pro」 3 位 T
2021 TOKYO オリンピック 5 位入賞 日本代表
2021 ISA ワールドサーフィンゲームス 4 位 (TOKYO オリンピック内定)
2020 The 2nd Japan Open of Surfing(日本選手権)優勝
2018 WQS イベント・Vans Pro 優勝
2015 WQS イベント・Vans US Open of Surfing 優勝 (日本人初)
2013 WSL ワールドジュニア U20 3 位入賞(日本人初)
2012 NSSA カリフォルニア選手権 優勝(日本人初)