インドネシア・西パプア州マノクワリ(2025年11月27日(木)
マノクワリ・プロ・ワールド・サーフ・リーグ (WSL)予選シリーズ(QS)2000およびプロジュニア大会は、アンバンビーチで熱戦が繰り広げられた。
パーフェクトな2~3フィートのグラッシーなコンディションと晴天の下、プロジュニア男子ラウンドオブ24から始まり、女子QSラウンドオブ12、男子QSラウンドオブ16、女子クオーターファイナルが完了した。
女子クオーターファイナルの大半は風の影響を受けるコンディションで接戦となり、25分間の対戦ヒートで優位に立つにはウェイブセレクションが鍵となった。
日本の松岡亜音(JPN)は、クオーターファイナル第1ヒートでINAのタイナ・イスキエルド(INA)を破り、チャレンジャーシリーズでの地位維持に向けた戦いを継続した。松岡はバックサイドでプライオリティを待つより、積極的に波を追いかける選択をした。



クオーターファイナル第2ヒートでは、松山黎音(JPN)がデア・ノヴィタサリ(INA)を僅差で下した。
ノヴィタサリはラウンドオブ12において、長いライトハンドの波で力強いバックハンド・ハックを連発し、女子の最高得点となる7.00(満点10点)を記録していた。ノヴィタサリはこの日2ヒート目では同様のチャンスを掴めず、0.27ポイント差で敗退した。

ディフェンディング・イベント・チャンピオンのカイラニ・ジョンソン(INA)が、同じINA代表でグーフィーフットのジャスミン・スチューダー(INA)に敗れたため、マノクワリ・プロでは2025年の女子QSチャンピオンが必ずニューフェイスとなる。
両選手ともライトとレフトの両方で運を試したが、難しいコンディションでは1~2ターン以上の波を選ぶのは容易ではなかった。スチューダーはバックハンドでやや大きな波を選び、十分なスプラッシュを上げて6点台を2本スコアし、わずか1.00の差でHEATを制した。
「カイ[ジョンソン]とは同じチームだけどライバルでもあります。だから相手のことを気にせず、自分に集中しようと思いました」とスチューダーは語った。
「優先権を持ったら、長く待たないのが戦略で、それを貫きました。カイのプライオリティ中に最高の波を掴めたのは本当に良かった。少し慎重になりすぎた面もあったけど、毎回より大きな波を狙うよう心がけました。コンディションはやや難しかったけど、最終的に勝ち抜けたので満足しています」
女子QS準決勝では、日本の松岡と松山が第1組、インドネシアのスチューダーとケヤ・ホイヤー(INA)が第2組で対戦。これにより日本対インドネシアの決勝が確定した。

この日の結果により男子QSクオーターファイナル4組全てが決定。6人のインドネシア選手と2人の日本選手が準決勝進出を争う。
特に第2クオーターファイナルは注目の一戦となる。バリ島の才能あるグーフィーフッター、マデ・アリヤナ(INA)とイ・ニョマン・アルタナ(INA)が最高のパフォーマンスを見せるだろう。
前回王者アリヤナは、レフトへの強力なフォアハンド・アタックでこの日最高となるシングルウェイブ・スコアとなった、ほぼパーフェクトなスコア9.17と、ヒート最高得点15.40(満点20点中)を記録したチームメイトのアルタナに一歩も譲らないだろう。
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「正直、あの波で9点を取れたのは驚きました」とアルタナは語った。「8点くらいは取れると思ってたから、良いサプライズでしたね! 波のラインが綺麗に整ってたから、思い切り攻められたし、本当に気持ち良かったです。
昨日はライトで良いスコアを取ったから、今回はコーチのアドバイスでハイタイドのライトを狙ってスタートしたんです。高得点のチャンスだと思ったんですが、後でレフトにいい波が来てるのを見かけたから、試してみたんです。そしたら、まあ、結構うまくいった感じですね。」
2025マノクワリ・プロQS2000およびプロジュニアは、11月26日から30日までインドネシア・西パプア州のアンバンビーチで開催される。
マノクワリ・プロ大会3日目、11月28日(金)のスケジュール
現地時間午前8時15分開始
• 男子プロジュニアクオーターファイナル、ヒート1~4
• 女子プロジュニア準決勝、ヒート1-2
• 男子プロジュニア準決勝、ヒート1-2
• 男子QSクオーターファイナル、ヒート1-4
ヒートは25分間
詳細情報や結果については、WorldSurfLeague.com を参照するか、無料のWSLアプリをダウンロードすること。




