WSLクオリファイ・シリーズ(QS)2000およびプロジュニアの「マノクワリ・プロ」が、西パプアのアンバンビーチでキックオフ。

アンバンビーチのパーフェクトなピークがマノクワリ・プロQS2000およびプロジュニアの舞台となる。クレジット:WSL / Tim Hain

インドネシア・西パプア州マノクワリ(2025年11月25日火曜日) –第3回となるワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)2000およびプロジュニアの  マノクワリ・プロ が、アンバンビーチのパーフェクトなピークでキックオフする。

アジアを代表する有望な若手サーファーたちが、貴重なチャレンジャーシリーズポイントと、今後のWSLワールドジュニア・チャンピオンシップ出場権を懸けて競い合う。

 

マノクワリ・プロ スケジュール更新:男子QSラウンド32・HEAT 2終了後、オンホールド。ネクストコールは午後1時、1時30分開始予定。ジュニア男子は本日オフです。開会式は午前11時開始。女子QS&プロジュニアは本日オフ

 

WSLアジア・パシフィック・ツアーディレクターのタイ・ソラティ氏は次のように語った。「WSLは、マノクワリ・プロ開催のため西パプアに戻ってこられることを大変嬉しく思っております。

本大会は、今度のWSLワールドジュニア・チャンピオンシップにおけるアジア代表選手を決定する場となるほか、2026年チャレンジャーシリーズ予選レースにおいても重要な役割を担います。これほど多くの要素が懸かり、アンバンビーチが世界クラスのコンディションを提供する中、またしても素晴らしい競技の一週間となることを期待しております」

 

 

西パプア州観光産業開発・マーケティング部長のカメリア・アルディラSSTは、大会支援を継続できることに喜びを表明し、選手たちのマノクワリ再訪を心待ちにしている。

 

「2025年マノクワリ・プロ大会に、アジアを代表するトップサーファーの皆様を再びお迎えできることを大変嬉しく思っております」とアルディラ氏は言った。

「国内有数の素晴らしい波のスポットとして、息をのむような自然美と豊かな文化的遺産を誇るマノクワリは、選手の技量を試すだけでなく、西パプアの美しさを世界に発信する舞台となります。

本大会を通じて新たな才能の発掘、国際的な友好関係の強化、地域観光の活性化を図りたいと考えております。マノクワリは世界をお迎えする準備が整っております——波に乗り、その精神を感じてください!」

 

松岡亜音  Credit: WSL / Cait Miers

 

現在のチャレンジャーシリーズ・サーファーである松岡亜音(JPN)が、ジャスミン・スチューダー(INA)、ケヤ・ホイヤー(INA)、カイラニ・ジョンソン(INA)などインドネシアを代表するサーファーらと対戦する。

現在アジアQSランキングでは2位の松岡は、優勝すれば首位に躍り出て、2026年チャレンジャーシリーズが迫る中での地位をさらに高められる。

 

ケトゥ・アグス WSL / Abdel Elecho

 

男子QSでは、ディラン・ウィルコクセン(INA)とケトゥ・アグス(INA)がアジアQSランキングでそれぞれ3位と4位に並んでいる。

両者とも今シーズン、主要なQS6000大会で勝利を勝ち取った。16歳のウィルコクセンは初挑戦となるチャレンジャーシリーズへのクオリファイを目指し、順位を固めようとしている。

 

一方、24歳のアグスは2022年以来となるフルシーズンのチャレンジャーシリーズへの復帰を熱望している。両者ともマノクワリでの優勝で得られる貴重なポイント獲得を狙う。

 

渡邉壱孔 Credit: WSL / Cait Miers

 

ウィルコクセンはまた、ジュニアランキングで現在上位を占める3人の日本人サーファーを追い抜くことも狙っている。佐藤利希(JPN)、渡邉壱孔(JPN)、長沢侑磨(JPN)の3名が西パプアに参戦。2024年プロジュニア2位のウィルコクセンや、2023年プロジュニア勝者ウェステン・ハースト(INA)の前に立ち続ける必要がある。

 

この5人の中でWSLワールドジュニア・チャンピオンシップの経験があるのは長澤だけだ。現WSLワールドジュニアチャンピオンのブロンソン・メイディ(INA)が君臨する中、各選手は頂点を目指し、この地域のタイトル防衛を争うことになる。

 

 

松岡は3度目のWSLワールドジュニア・チャンピオンシップへのクオリファイと、2023年ISA U/18ジュニア金メダルの実績をバックアップするため、プロジュニアでのビッグリザルトが期待されている。

ランキングで彼女の前にいるのはシュトゥーダーと松山黎音(JPN)であり、両者とも1月のフィリピン大会出場権をを決定付けるため、順位を上げることを目指す。

 

 

大会初日の予報は、3~4フィートの波と微風だ。ファーストコールは現地時間の午前7時、開始は7時30分を予定している。長期予報ではウェイティング期間中にスウェルが弱まる見込みだが、太平洋のコンディションは常に予測不能だ。主催者は毎日、可能な限り最高の波を活用する方針である。

 

今大会には日本からASIA男子ジュニアランク1位の佐藤利希、2位の渡邉壱孔、3位の長沢侑磨、女子では現在アジア・ジュニア・ランク5位の松岡亜音、2位の松山黎音がQS&ジュニアの両ディビジョンに参戦。

 

男子QSラウンドオブ40H2に佐藤利希が登場し、1位でラウンドアップ。H7長沢侑磨、H8渡邉壱孔、女子QSはクオーターファイナルH1松岡亜音、H2松山黎音。

 

男子プロジュニアQF-H1佐藤利希、H3長沢侑磨、H4渡邉壱孔、女子プロジュニアSF-H1松山黎音、H2松岡亜音。

 

 

 

2025年マノクワリ・プロQS2000およびプロジュニアは、2025年11月26日から30日まで、インドネシア・西パプア州のアンバンビーチで開催される。

 

 

詳細情報や結果については、WorldSurfLeague.com を参照するか、無料のWSLアプリをダウンロードすること。

 

オフィシャルサイト:Manokwari Pro

オフィシャルサイト:Manokwari Pro Junior

 

 

2025年WSLワールドジュニア・チャンピオンシップ(WJC)
開催日:2026年1月11日から18日
開催地:ラ・ウニオン州サンファン市ウルビストンドビーチ

世界ジュニアNo.1決定であるWJCの男子24名、女子24名の出場者は、オーストラリア/オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ハワイ/タヒチヌイ、ノースアメリカ、南米の7つのWSLリージョンからそれぞれ選出される。

各リージョナルシリーズで女子2名、男子2名が決定され、さらに国際ワイルドカード8枠が加わる開催国フィリピンにはワイルドカードスポットが2つ与えられる。

 

 

WSL ASIAのQS大会予定

11/26-30 ウエストパプア / マノクワリ
QS 2000「Manokwari Pro  Pro Junior(2025年ジュニア最終戦)

12/11-17 中国海南島 / 万寧市日月湾
QS 4000「WSL International Wanning Corona Cero Pro  Pro Junior」

2026/2/18-22     オーストラリア・クイーンズランド州バーレーヘッズ
QS4000ゴールドコースト・オープン 本大会はアジアおよびオーストラリア/オセアニアのデュアル公認大会となる。すでに数名の日本人選手がエントリーしている。

 

Wanning Pro Juniorは、来年度の2026年アジア・ジュニア・ランキングにカウントされる大会となります。マノクワリ・プロジュニアが、2025年ジュニアシリーズ・ランキングにカウントされる最終大会となります。