パジャール・アリヤナとカイラニ・ジョンソンがマノクワリ・プロQS1000で優勝- アリヤナはプロジュニアでも優勝

パジャール・アリヤナとカイラニ・ジョンソンが2024年マノクワリ・プロQS1000で優勝。 クレジット:WSL / Tim Hain

マノクワリ、西パプア、インドネシア(2024年12月6日金曜日) – パジャール・アリヤナ(INA)とカイラニ・ジョンソン(INA)が、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)QS1000のマノクワリ・プロで勝利を収めた。アリヤナはプロジュニア男子でも優勝し、ハナスリ・ジャブリック(INA)はプロジュニアで初勝利を収めた。

 

パジャール・アリヤナCredit: WSL / Tim Hain
パジャール・アリヤナ Credit: WSL / Tim Hain

 

バリ出身のパジャール・アリヤナ(インドネシア)は、今週のQS1000とプロジュニアの両方で絶好調の選手であった。アンバンビーチのAフレームピークで、フェイスでもエアでもアグレッシブなパフォーマンスを披露。

 

コンスタントにハイスコアをマークし、レフトもライトも同じように巧みに攻め、クオリファイシリーズとプロジュニアの両方で初勝利をスコアするに相応しい活躍を見せた。

 

昨年のマノクワリ・プロジュニア・チャンピオンのウェスタン・ハースト(INA)を昨日破ったアリヤナは、今朝のプロジュニア・ファイナルでディラン・ウィルコクセン(INA)を破り、クオリファイ・シリーズ・ファイナルでは同じバリ出身のサーファーであるケトゥ・アグス(INA)と対戦し、再びサポーターたちに担がれてビーチに戻り、マノクワリ・プロのトロフィーを2つ掲げた。

 

「信じられないくらい素晴らしいです。QSとプロジュニアの両方で優勝できたなんて。WSLで初めての優勝なので、信じられません」とアリヤナは言った。

 

「ここの波は、レフトもライトも最高でした。本当に気に入りました。QSの決勝では、ケトゥ・アグスは経験豊富なので、難しいだろうと思っていました。

だから、とにかく自分のスコアを伸ばし、忙しく動き回るようにしました。長い間、ケトゥにプライオリティが与えられていたので、私は彼より先に波に乗って、優勝に必要なスコアを稼ぎました。QSで優勝し、プロジュニアでも優勝できて、とても嬉しいです。」

 

同じインドネシア出身のブロンソン・メイディとともにアジア地域ランキングのトップに立つアリヤナは、来月フィリピンのラウニオンで開催されるWSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップにアジア代表として出場する。

 

カイラニ・ジョンソン(INA)Credit: WSL / Tim Hain

 

QS女子のファイナルでは、2人のファイナリストのうち、カイラニ・ジョンソン(INA)の方が経験豊富だった。ジョンソンはアジア地域のQSで数シーズン戦い、2022年の初イベント、クタビーチのヴァンズ・バリ・プロで優勝している。

 

ジョンソンは、ディア・ナターシャ・ノビタサリ(INA)と30分の決勝で対戦し、2度ほど波が落ち着く場面があり、リードを取り戻すには良いスコアが必要だった。

 

残り5分を切った時点で、プライオリティをキープし、5.78のスコアが必要な状況で、彼女はミディアムサイズのライトハンドの波に乗り、バックサイドで2回しっかりとターンを決めた。

ジャッジの審議には時間がかかったが、最終的に6.03のスコアが与えられ、彼女はトップに返り咲き、そのままタイムアップまでトップをキープした。

 

「30分のファイナルなら、波を見つけ、スコアを出す自信がありました。ただ、辛抱強く待つ必要があるだけだと考えていました」とジョンソンが言った。

「結局、必要以上に波に乗ってしまったと思います。良い波がいくつもあったので、もっと厳選すべきでした。ピークだけで、ショルダーがそれほどない波もあったので、少しトリッキーでした。

ビハインドで、そのスコアが必要だったときのことです。ただテイクオフして、頭を空っぽにして、体で反応しました。本当にそれで十分なのかどうか、確信が持てませんでした。それで、そのスコアが出たときは本当にほっとしました。最高の気分でした。

 

プロジュニア優勝はハナスリ・ジャブリック(INA)とパジャール Credit: WSL / Tim Hain
ハナスリ・ジャブリック(INA)Credit: WSL / Tim Hain
ハナスリ・ジャブリック(INA)Credit: WSL / Tim Hain

 

 

プロジュニア女子優勝はハナスリ・ジャブリック(INA)

「とても嬉しいです。WSL初優勝です。昨年はここで良い結果を残せなかったので、今年優勝できて嬉しいです。 ジャスミンはサーファーとしても競技者としてもとても上手なので、タフなヒートになることは分かっていたので、とにかく自分自身に集中し、呼吸を整え、落ち着いて、最高の波に乗れるように準備しました。」

 

そして、彼女はそれを成し遂げた。彼女はファイナルで海と調和し、より大きなライトの波を選び、パワーポケットでターンを決め、良いスコアを出し、勝利を手にした。

 

 

 

今回日本から出場したアジア地域男子プロジュニア・ランキングで3位につけている酒井仙太郎(JPN)は、プロジュニアでセミファイナル進出を果たすも、ディラン・ウィルコクセンに最後に敗れて3位。QS1000ではパジャールにQFで敗れて5位という結果となった。

 

今年度のジュニアツアーはこれで最終となる予定。 WSLアジア男子ジュニアランキングは上位4名がインドネシアの選手。日本人選手は酒井仙太郎の5位が最高位となった。

https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mjun?regionId=6&year=2024

 

 

第2回マノクワリ・プロ QS 1000とプロジュニアは、インドネシア、日本、英国、マレーシア、USAからのサーファーたちがアンバンビーチの波と地元西パプアのホスピタリティを楽しみ、5日間にわたる素晴らしいコンペティションとなった。

 

WSL、ASC、PSOIは、サーフィンを観光および青少年・スポーツ活動として支援し、継続的にコミットしている西パプア州政府に感謝の意を表する。

2024年マノクワリ・プロ・QS1000およびプロジュニアは、12月1日から5日まで、インドネシアの西パプア州にあるアンバンビーチで開催された。

 

オフィシャルサイト:Manokwari Pro

Manokwari Pro Junior 2024