ジョン・ジョン・フローレンス、2026年チャンピオンシップツアー復帰を発表。WSLシーズン・ワイルドカードを獲得し、フルタイムCT参戦

ロサンゼルス、カリフォルニア州、USA(2025年11月19日水曜日) – 本日、三度の世界王者ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)への復帰を正式に発表した。フローレンスはWSLシーズン・ワイルドカードを獲得し、2026年のフルタイムCT参戦が認められた。

 

 

「WSLが私にこのワイルドカードを与えてくれたことに心から感謝しています」とフローレンスは語った。「人生のこの段階で、家族と共に新たな波を探求し、サーフィンを楽しむ時間が持てたことは、私たちにとって夢のようなことでした」

 

2025年初頭に現世界王者としてCTから離脱を決めたフローレンスは、シーズンを休んで競技以外のサーフィンに専念した。33歳の彼は若い家族と共にヨットで南太平洋を探索するなど、様々な活動に取り組んだ。

 

フローレンスがツアーに参戦した直近の2024年シーズンでは、WSLファイナルズにトップシード選手として初出場し、見事世界タイトルを勝ち取った。2016年と2017年に連続して初タイトルを勝ち取った後、フローレンスは長年にわたり怪我に悩まされた。彼の頂点への復帰は、サーフィンファンとライバル選手双方から歓迎された。

 

ジョン・ジョン・フローレンス (C) WSL / Poullenot
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) WSL / Brent B.

 

フローレンスは2011年8月、18歳の時に短命に終わったミッド・シーズン・ローテーション制度でCTにデビューした。2012年は世界ランキング4位でシーズンを終え、同シーズンのリオプロでCT初優勝(通算9勝目)をスコアし、後に最大のライバルとなるガブリエル・メディーナ(BRA)を抑えてルーキー・オブ・ザ・イヤーを勝ち取った。

 

史上最高のサーファーの一人と広く認められるフローレンスは、エディ・アイカウ・ビッグウェイブ・インビテーショナルとワールドタイトルを同一シーズンで制した唯一の選手である。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© WSL / Thiago Diz

 

さらにトリプルクラウン・チャンピオンを5度、オリンピック出場を2度果たしている。彼はサーフィン史上最も象徴的なヒートの数々に出場し、キャリアを通じて見せた多種多様な驚異的なパフォーマンスによってスコアした、パーフェクト10ライドのソリッドなコレクションを所有している。

 

ジョン・ジョン WSL / Brent Bielmann

 

その18回のパーフェクトライドのうち2回は2024年に達成され、その一つはウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロでのものだった。この地では彼の絶対的な支配力が、波そのものの乗り方を再定義するほどだった。

 

世界で最も有名な波の一つ、パイプラインのビーチで育ったフローレンスは、人生の大半を世間の注目を浴びて過ごしてきた。弟のネイサンとアイバンに囲まれ、母アレクサンドラに育てられた三兄弟はノースショアの代名詞となり、それぞれ独自の方法でサーフィン業界に多大な影響を与えた。

 

ジョンジョンとコーチのロス・ウィリアムス WSL / Brent Bielmann

 

2025年、フローレンスは妻ローリンと1歳の息子と共に南太平洋を航海し、辺境の島々と波を探検した。現在はオーストラリアへ向けて航海を続けながら、YETIとの共同制作となる新作シリーズの撮影を進めている。

 

新たに再設計されたチャンピオンシップツアーでは、フローレンスが2026年シーズンの開幕戦と最終戦を、過去に勝ち取った地で開催する。CT50周年記念シーズンは2026年4月1日、オーストラリアのベルズビーチで開幕し、12月には故郷オアフ島ノースショアで開催されるパイプマスターズで幕を閉じる。この大会は今やワールドタイトル争いにおいてかつてない重要性を帯びている。

 

詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。