エルサルバドル、ラ・リベルタード州エル・スンザル(2025年11月4日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)サーフシティ・エルサルバドル・ロングボードチャンピオンシップは、2025年WSLロングボードツアー最終戦として、2025年世界ロングボードチャンピオンを決める歴史的な日を迎える。
大会は現地時間11月5日から9日まで、エルサルバドルのサーフシティ・ラ・リベルタード近郊にある世界クラスのライトポイントブレイク、エル・スンザルで開催される。
WSLロングボードツアーシーズンから選抜された男女トップ8選手が、アップデートされたチャンピオンシップツアー(CT)フォーマットに基づく1日限りの対決で世界ロングボードタイトルを争う。
アップデートされたフォーマットで決まる2025年世界ロングボードタイトル

2024年はファイナル8フォーマットでテイラー・ジェンセン(HAW)とレイチェル・ティリー(USA)が世界チャンピオンに輝いた。今年はサーフシティ・エルサルバドル・ロングボードチャンピオンシップで、2025年レクサスWSLファイナルズ・フィジーで採用されたアップデート版フォーマットが使用される。
ナンバー1シードのアヴァロン・ガル(USA)とエドゥアール・デルペロ(FRA)が最初のタイトル・マッチに勝利した場合、彼らが2025年ワールドロングボードチャンピオンとなる。もし最初のタイトル・マッチで敗れた場合、3戦2勝制で優勝者を決定する。
タイトル・マッチへの道筋は従来通り維持される。第1試合では第8シード、第7シード、第6シードの選手が対戦し、勝利した選手が第2試合へ進む。第1試合の勝者は第2試合で第5シードと第4シードと対戦し、勝者は第3試合で第3シードと対戦する。その後、第2シードは第3試合の勝者と対戦し、タイトル・マッチ進出者を決める。ナンバー1シードに関しては、最大で3戦2勝制となる可能性がある。
アヴァロン・ガルとエドゥアール・デルペロがナンバー1シードとしてエルサルバドルに参戦

エル・スンザルではさらなる歴史が待っている。ナンバー1シードのエドゥアール・デルペロ(FRA)とアヴァロン・ガル(USA)が初のワールドロングボードタイトルを争う。しかし、歴史を自らの手で切り開こうとする有力な挑戦者たちも揃っている。
2025年、ガルの驚異的な活躍は、レクサスUSオープン・オブ・サーフィンでの初のWSLロングボードツアー優勝と、アブダビ・ロングボードクラシックでの2位を含む。カリフォルニア州ラグナビーチ出身のガルは、キャリア初となるワールドロングボードタイトルの頂上決戦に臨む。

「良い波に乗れることを願っていますし、皆さんにも良い波が来ますように」とガルは語った。「皆さんのサーフィンを見るのが待ちきれません。プレッシャーをかけずに、ただ海に出て楽しむつもりです。ここはとても美しく、水温も温かく、いつも素晴らしい波が立っています。ここに戻ってこられて本当に嬉しいです」
WSLロングボードツアーのベテラン、デルペロは2023年以来となるエル・スンザルの舞台に復帰し、今回はタイトル・マッチを待つ。35歳の彼は先日のサーフ・アブダビ・ロングボード・クラシック優勝でナンバー1のシードをスコアした。
過去5度のワールド・ロングボードチャンピオンシップ優勝者たちが、再び栄光のトロフィーを掲げようと狙っている。
4度の世界チャンピオン、テイラー・ジェンセン(USA)、3度のチャンピオンであるホノルア・ブルームフィールド(HAW)、同じく3度のチャンピオンであるソレイユ・エリコ(USA)、2度のチャンピオンレイチェル・ティリー(USA)、そして2018年のチャンピオンであるスティーブン・ソイヤー(RSA)だ。

「ロングボードにはまさにパーフェクトな波です」とジェンセンは語った。「ローワーズやサンオノフレとさほど変わらない、石畳のようなポイントブレイクです。子供の頃からそこでサーフィンをして育ったので、懐かしい気持ちもします。
ライトのポイントで、私のフロントサイド(得意な方向)です。本当にパーフェクトな波なんです。特にこの実力者揃いのメンバーの中では、この結果を維持するのは非常に難しいでしょうが、私は挑戦する覚悟があります。そして何より、ここにいられて、パーフェクトな波に乗れることに、ただただ興奮しています。」
ティリーとソイヤーに挑戦は試練となる。現世界ロングボードチャンピオンのティリーは第7シード、ソイヤーは第6シードでスタートする。
両者は第1試合に出場し、男子では第8シードのロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)と第7シードのデクラン・ワイトン(AUS)が待ち受ける。
女子の第1試合では、第8シードのタリー・ホワイト(AUS)と第6シードのケリス・カレオパア(HAW)がティリーと対戦する。
第1試合の勝者は、それぞれ第5シードのマックス・ウェストン(AUS)と吉川広夏(JPN)、第4シードでロングボードツアーのベテランであるケビン・スクバーナ(USA)とクロエ・カルモン(BRA)を相手に、3人による第2試合を戦うことになる。
ジェンセンとブルームフィールドは第3シードとしてこの1日限りの対決に臨み、第2試合の勝者を待つ。両者ともロングボード史に名を刻む歴史的偉業を目指している。
ジェンセンは史上5度目の世界ロングボード王座を狙い、ブルームフィールドはサーフ・アブダビ・ロングボード・クラシック優勝の勢いを維持し、史上4度目の世界ロングボード王座獲得を目指す。

「アブダビは本当に驚きでした。私を含め、誰もあのような結果を予想していなかったと思います」とブルームフィールドは語った。「正直、ここまで来られるとは思っていなかったので、失うものは何もない感じでしたね。ただ波に乗れるだけで感謝していました。
もちろん、私はウェイブプールが大好きなんです、ですから、とても楽しめましたし、こうして結果につながって、ここに来られて嬉しいです。
エルサルバドルには何度か訪れており、そこそこ成果も出せたと自負しております。ここに来るたびにサーフィンが大好きなんです。波の質が非常に優れているからです。この地に来られて本当に幸せです。」
エリコはブルームフィールドと共に、史上4度目のワールドロングボードタイトル獲得を目指す戦いに加わる。2025年が期待されるカイ・エリス=フリント(AUS)と並んで第2シードとして大会に臨む。エリコはベルズビーチで3連覇をスコア、フリントはレクサスUSオープン・オブ・サーフィンで初優勝をスコアするなど、両者とも大きな勝利をスコアしており、第3試合の勝者と対戦する。

「この波は、ホームのバイロンのパスにとても似ていて、まさにその大きなバージョンのようなものです」とエリス=フリントは語った。
「ロングボーダーとして、この波はまさにパーフェクトな機会を与えてくれました。ロングボードで可能な非常にコンテンポラリーなスタイルを披露できるのです。60年代や90年代に披露されてきた技を、今の形で表現するのに最適だと思います」
全ての道はタイトル・マッチへと通じる。そこでガルとデルペロは、勢いのある相手を打ち破り、サーフィン史に自らの名を刻もうとする。

2025年WSLロングボードツアー最終戦として、2025年世界ロングボードチャンピオンを決めるワールド・サーフ・リーグ(WSL)サーフシティ・エルサルバドル・ロングボードチャンピオンシップに参戦となる吉川広夏。
今シーズンはUSオープンで9位、ベルズで準優勝という結果でベスト8に残った。吉川にとってエルスンザルは何度も試合で訪れている場所。ベルズ同様ビッグなライトでの素晴らしい結果に期待したい。
がんばれ!ぴろたん!
エル・スンザルのプレミア・ポイントブレイクが舞台をセッティング

エル・スンザルのプレミア・ライトポイントブレイクは、プレッシャー下でのロングボードのスタイル、優雅さ、落ち着きを表現する世界最高のキャンバスの一つを提供する。
エルサルバドルのサーフシティ、ラ・リベルタドの西に位置するエル・スンザルは様々なスウェルのディレクションに対応し、南~南南西のスウェルが長く続くウォールに理想的だ。
しかし、エル・スンザルの美しさがノーズライドや スーパーダウンカーブを活かす数々の機会で競技者を魅了する一方で、灼熱の中米の暑さの中でのテイクオフする地点へのパドルバックはそれ自体が試練だ。
持久力とコミットメントの証として、ワールドロングボードチャンピオンたちはエルサルバドルがもたらす自然環境を克服する意気込みを見せてきた。
ライブ中継を見る
サーフシティ・エルサルバドル・ロングボードチャンピオンシップの開催期間は2025年11月5日~9日、エルサルバドルのエル・スンザルで行われる。WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ中継を視聴可能だ。
サーフシティ・エルサルバドル・ロングボードチャンピオンシップは、サーフシティとコロナ・セロがスポンサーを務める。
詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。




