ポルトガル・エリセイラ、リベイラ・デ・イーリャス(2025年10月4日土曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャーシリーズ第4戦「EDPエリセイラ・プロ」大会6日目は、2~3フィートの波でコールオン。
女子クオーターファイナルから再開、しかし2ヒートが終了した時点で、その後のヒートは明日の大会最終日に持ち越しとなった。
チャレンジャーシリーズランキング首位のティーア・ゼブロウスキー(FRA)は、女子クオーターファイナル第1ヒートでキラ・ピンカートン(USA)と対戦。


これは昨年のエリセイラ・プロ準決勝のリマッチとなり、前回はゼブロウスキーが勝利を収めた。ゼブロウスキーは初のチャレンジャーシリーズ優勝を目指し、ピンカートンはランキングを大きく上げ、CT(チャンピオンシップ・ツアー)出場権獲得ラインを維持する重要な一戦となったが、今回もゼブロウスキーに軍配が上がり、優勝に一歩近づいた。

女子クオーターファイナルH2では、日本の都筑有夢路とアナト・レリオール(ISR)が対戦。ポルトガルで非常に印象的なパフォーマンスを見せている2人はセミファイナル進出をかけてH2で直接対決となった。

都筑はオープニングで、波のブレイクを確かめるようにリラックスしたスタイルで、スタートから4.00をスコア。
レリオールはバックハンドで4.50をスコア。バックアップ3.17をスコアして都筑はヒートをリード。しかし、レリオールは5.67をスコアして逆転。
そして、都筑は優先権を持って掴んだ波をミスし、ニード6.17と追い込まれる。上手く優先権を取り戻した都筑だったがスコアは伸ばせず後半へ。
レリオールは再びセットを掴み、5.33をスコア。都筑のニードスコアは7.00まで広がった。しかし、続けセットを掴んだ都筑は、ファーストセクションで得意のパワーレイバックを決め、インサイドに繋いで5.40をスコア。ニードスコアは5.61と縮めることに成功した。
残り時間は8分。優先権が都筑で掴んだ波にセクションは現れず、スコアは伸ばせない。ラストウェイブも4.43をスコアするも逆転ならず試合終了となった。

それでも都筑有夢路は今回は今シーズンのベストリザルトと並ぶ5位となり4.745ポイントを獲得。ライブランキングでは5つランクを上げて、9位のポジションへ。次のブラジルに繋がる結果を手に入れた。

グラッシーな波で滑らかなバックハンドを披露したアナト・レリオール(イスラエル)は、2024年オリンピック銅メダリストの都築有夢路(JPN)を下し、今季最高の成績を収めた。レリオールのウェイブセレクションが勝敗を分けた。スティープなセクションをつなぎ、ヴァーティカルな技をパーフェクトなタイミングで波を捉えた。
「確かに不安定なヒートでした」とレリオールは語った。「アムロはとても強いライバルで、彼女と対戦するのはいつも緊張します。残念ながら、コンディションは急速に悪化しました。しかし、それは仕方のないこと。海が投げかけるものには、どんなものでも対処しなければならない。私は幸運にもいくつかの良い波を捉え、プライオリティを利用してスマートなヒートを戦うことができた。」
EDPエリセイラ・プロ女子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:ティーア・ゼブロウスキー(FRA)12.83 キラ・ピンカートン(USA)10.00
HEAT 2:アナト・レリオール(イスラエル)11.00 都筑有夢路(JPN)9.83
EDP エリセイラ・プロ 女子クオーターファイナルのマッチアップ:
HEAT 3:ヨランダ・ホプキンズ(POR) vs. アリッサ・スペンサー(USA
HEAT 4:インディア・ロビンソン(AUS) vs. サノア・デンプフル・オリン(CAN
EDP エリセイラ・プロ男子クオーターファイナルのマッチアップ:
HEAT 1:ジョージ・ピター(AUS) vs. ルーカス・ヴィセンテ(BRA
HEAT 2:ルーク・トンプソン(RSA) vs. ルッカ・メシナス(PER)
HEAT 3:カウリ・ヴァスト(FRA) vs. アドゥア・アマトリアン(EUK
HEAT 4:モーガン・シビリック(AUS) vs. イーライ・ハンネマン(HAW)
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/cs/346/edp-ericeira-pro/
ライブ中継
EDPエリセイラ・プロは2025年9月29日(月)から10月5日(土)まで、エリセイラのリベイラ・デ・イーリャスで開催。WorldSurfLeague.comおよび無料WSLアプリでライブ中継される。




