
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州ニューカッスル、メレウェザー・ビーチ(2025年6月6日金曜日) – 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦、 バートン・オートモーティブ・ニューカッスル・サーフフェスト・プレゼンテッド・バイ・ボンソイの大会3日目は、男子ラウンドオブ64の最後のヒートから始まり、その後、女子ラウンドオブ32、そして男子ラウンドオブ32が続けて行われた。
メレウェザーは、3~5フィートのクリーンでパワフルな波が押し寄せ、今日もエキサイティングな1日になった。

ニューカッスルでの元勝者、サリー・フィッツギボンズ(AUS)も先週のマーガレットリバーでのミッドシーズン・カットの犠牲者となり、今週はソリッドなパフォーマンスで再予選のスタートを好発進させたいところ。
彼女はラウンド オブ32 のヒート 1 で、ラウラ・ラウプ(BRA)、ローカル・トライアルの勝者ナタリー・フェンソム(AUS)、野中美波(JPN)と対戦。見事1位で勝ち上がった。

H4で 都筑有夢路(JPN)は、メイシー・キャラハン(AUS)エウェレイウラ・ウォン(HAW)ジャリー・ストークス(AUS)といった強豪と対戦。
じっくりと波を待った都筑は掘れ上がるビッグセットをキャッチ。力強いボトムターンからトップへ。満身の力を込めてテールを蹴り出すと、大きなスプレーが上がる。そして難しいインサイドのクローズセクションでは、パワーを込めたリエントリーをメイクして、8.17のエクセレントをスコア。
ラストライドでもクリティカルなポジションを攻める都筑のサーフィンは高く評価され、7.23というエクセレント・レンジのスコアを獲得。ここまでのハイエストとなるヒートスコア15.40でトップ通過を果たした。
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「フリーサーフィンではいい波を掴む事とができなくって、でもヒートではいい波をつかめて嬉しかったです。このCS初戦はとても重要なので、このオフシーズンにはハワイやメンタワイなどに行って練習をたくさんして来ました。このイベントを楽しみたいと思っています。」と都筑がコメント。
野中美波、都築虹帆、佐藤李は惜しくもラウンドアップならず。


男子ラウンドオブ32ではH 1で伊東李安琉(JPN)が、 ザビエル・ハックスタブル(AUS) マイケル・ロドリゲス(BRA) カルロス・ムニョス(CRC)と対戦。
今回好調な伊東はスタートから4.50をスコア。ザビエルがロングバレルをメイクしてエクセレントの8.50をスコアしてヒートをリードする。ザビエルは2本目のエクセレントで独走。伊東は波とリズムが合わず4位で敗退となった。

H4で西慶司郎(JPN)はジャービス・アール(AUS)ウィンター・ヴィンセント(AUS)オスカー・ベリー(AUS)と対戦。西はスタートからバックハンドでチャージを見せて、ヒートをリード。しかし大技を仕掛ける相手に成す術もなく、西はここで敗退となった。
大原洋人(JPN)はH8でピーターソン・クリサント(BRA). カウリ・ヴァスト(FRA)vs.ルーカス・シルヴェイラと対戦。
ヒートはクリサントがロングバレルをメイクして8.57という高得点をマークしてヒートを開始。バックアップも6.50として開始早々に完全にリード。大原はリスクの高い技を仕掛けて高得点を狙うがインコンプリート。

落ち着いてセットの波を掴んだ大原は、ビッグターンのコンビネーションをコンプリート。7.77をスコアして2位に浮上する。しかし、バックハンドでソリッドなターンを見せたヴァストが8.00をスコアして逆転2位に。
3位に押し出された大原は3.17のバックアップを上げて、ニードスコア3.84を超えるスコアを出せる波を待つ。しかし優先権を持って掴んだ波のボトムターンでスタンブルの痛恨ミス。その間にヴァストがスコアを伸ばし、ニード4.67となり残り時間は2分。
そのまま波は入らずタイムアップとなり、大原はここで敗退。あのラストウェイブでのミスが悔やまれる。
大会3日目が終わり、日本選手は都筑有夢路のみとなり、日本選手にとっては厳しい結果を強いられることとなった。それでも最後の砦となった都筑有夢路の活躍に期待したい。がんばれ!日本!
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