チャレンジャー・シリーズ2025-26年スケジュールにパイプラインとニューカッスルが追加されることが発表された。

パーフェクトなパイプが、2025-26 チャレンジャー・シリーズに加わる。WSL / Tony Heff

カリフォルニア州ロサンゼルス(2025年6月1日(日)) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は本日、2025-26年シーズンのチャレンジャー・シリーズ(CS)に2つのイベントを追加し、2026年チャンピオンシップ・ツアー(CT)の参加選手を決定することを発表した。

パイプラインがシーズン最終戦の前哨戦としてスケジュールに追加され、ニューカッスルがシーズン第 7 戦、最終戦として復活する。

 

パイプライン© WSL / Bielmann

 

先日発表されたチャンピオンシップ・ツアーのスケジュールとフォーマットの変更に伴い、今シーズンのチャレンジャー・シリーズは2025年6月から2026年3月まで開催され、最後の2戦は1月にパイプライン、3月にニューカッスルで開催される。

ハワイのオアフ島ノースショアでの波がチャレンジャー・シリーズのポイント対象となるのは 2022 年以来、パイプラインのQSでは2020 年以来となる。

 

パイプラインは、サーフィン界で最も重要な波のひとつであり、この文化とスポーツの最大の瞬間を何度も生み出してきた。チャレンジャー・シリーズのスケジュールにパイプラインが追加されたことで、次の CT サーファーたちは、地球上で最もパーフェクトで激しい波でのコンペティションを体験することができ、予選通過者は皆、ツアーの激しさに備えることができるだろう。

 

「WSL は、パイプラインとニューカッスルが今シーズンのチャレンジャー・シリーズの最後の 2 戦となることを発表できることを大変嬉しく思います」と、WSL シニア・ツアー・マネージャーのトラヴィス・ロギーは語った。

「パイプラインは究極の場であり、地球上で最もパーフェクトかつチャレンジングな波のひとつです。次世代のCTサーファーたちがそこで競う機会を得られることは、チャレンジャー・シリーズにとって大きな前進であり、ファンにとっても、わずか2ヶ月間にパイプで2つの大きなイベントを楽しめることは、とてもエキサイティングなことです。

そして、象徴的なニューカッスル・サーフフェストでシーズンを締めくくり、CTのクオリファイを決めることは、素晴らしいことです。このイベントはサーフィンの歴史が長く、街全体が一体となって盛り上がるので、メレウェザーで何千人ものファンの前で CS サーファーたちが夢を実現する瞬間を見られることは、とても素晴らしいことだと思います。」

 

2026 年、象徴的なニューカッスル・サーフフェストは 40 周年を迎え、世界最長のプロサーフィン大会のひとつとしての地位を確固たるものにする。

オーストラリアのサーフィン界で最も情熱と多くの素晴らしい選手を育てた町の一つから生まれたニューカッスル・サーフフェストは、ケリー・スレーター、ステファニー・ギルモア、トム・カレン、レイン・ビーチリー、ミック・ファニング、フリーダ・ザンバ、マーク・オクルーポなど、このスポーツのビッグネームたちが優勝してきた。

多くの歴史を祝うにふさわしいこの場所は、2026 年のチャンピオンシップ・ツアーの参加選手を決定する場としてふさわしいだろう。

 

メレウェザーは、チャレンジャー・シリーズの最終戦を開催し、2026 年のチャンピオンシップ・ツアーの参加選手を決定する。クレジット:WSL

 

2025-26 WSL チャレンジャー・シリーズスケジュール:

  • オーストラリア、ニューサウスウェールズ州ニューカッスル:2025年6月2日~8日
  • 南アフリカ、クワズール・ナタール州バリート:2025年6月30日~7月6日
  • アメリカ、カリフォルニア州ハンティントンビーチ:2025年7月29日~8月3日(USオープンフェスティバル期間:7月26日~8月3日
  • ポルトガル、エリセイラ:2025年9月29日~10月5日
  • ブラジル、リオデジャネイロ、サクアレマ:2025年10月11日~19日
  • アメリカ、ハワイ、パイプライン:2026年1月28日~2月8日
  • オーストラリア、ニューサウスウェールズ州、ニューカッスル:2026年3月8日~15日

 

シーズン終了時に、チャレンジャー・シリーズ・ランキングの上位 10 名の男子と 7 名の女子が 2026 年の CT 出場権を獲得する。7戦の結果のうち、ベスト5 戦の結果が各選手のシーズン終了時のランキングに反映される。

 

チャレンジャーと CT のスケジュールが新しい形とシーズンに移行する 2025-26 シーズンは、1 回限り、バートン・オートモーティブ・ニューカッスル・サーフフェストが 1 シーズンで 2 回カウントされ、メレウェザーが今年のチャレンジャー・シリーズの開幕戦と閉幕戦を開催する。

 

地域クオリファイシリーズ(QS)は、WSL の 7 つの各地域において年間シリーズとして引き続き開催され、各地域の上位 QS ランキングのサーファーが、毎年チャレンジャーシリーズに進出することになっている。

 

日本人選手にとってこの追加はプラスなのかマイナスなのか。パイプラインが追加されてパイプの経験が豊富な伊東李安琉は、やってやるぜといった気持ちだろう。しかし、パイプを避けてきた選手には厳しい戦いとなる。

確かにCTにクオリファイすれば、パイプでの戦いは付いてくることは確かだが、パイプラインでの戦いに勝ってCTクオリファイは想定外。試合前にハワイ入りして練習をするといっても、無理がある。パイプは捨てて6戦中ベスト5での勝負と、はなから考えて挑むしかないのか。

最近の日本ではノースショアを攻めるサーファーと試合に勝ちたいサーファーには違いが生じている。やはりハワイを滑れるサーファーにならないと世界では通用しないということだ。

 

詳細については、WorldSurfLeague.com をご覧ください。