QS男子ベスト8、女子ベスト4、LQS男子ベスト16、女子ベスト8が決定。SumatranSurfariis Hamamatsu Open大会3日目

足立海世と鈴木仁

Men’s & Women’s「ISumatranSurfariis Hamamatsu Open QS 2000」およびMen’s & Women’s「SumatranSurfariis Hamamatsu Open LQS 1000」は静岡県浜松市・中田島海岸(凧場ポイント)開催中。今日がDAY-3。

本日はQS男子のR-3→LQS男子のR-2→QS男子のR-4→LQS女子のQF→QS女子のQFまで行なって、今日のスケジュールは終了。今日は風がオフで、波はサイズアップのムネカタ。

ただアウトからの波ががミドルで厚くなるので、インサイドまでどうつなぐか。それともアウトのキレた波だけで勝負するか、選手の判断が分かれるコンディションだった。

Ketut Agus(IDN)
西優司
本日のハイエストスコア14.50を出した鈴木仁。基礎的な体作りやターン、そして新しくテッペイくん(田嶋)にコーチをやってもらって、今年はCS入りを目指す。コーチとは自分の迷いを取り除く作業をしていると語った。
今年CSに初挑戦する加藤翔平「サーフィンとトレーニングにフォーカスしていて、食事の面やトレーニングもウエイトを使ったものも始めて体の調整をしてきました。メンタルはサーフィンの自信からくるものだと考えています。」と語った。
トレーニングで体重を5キロ増やしたという渡邉壱孔。
川俣海徳
昨日に続き本数をたくさん乗る作戦だった足立海世。R16では波数も来ていたのでインサイドの波を使ってチャージを見せた。
刑部樹真

 

まずはQS男子はベスト8が出揃った。R-4まで勝ち上がったのはKetut Agus(IDN)、西優司、鈴木仁、加藤翔平、渡邉壱孔、川俣海徳、足立海世、刑部樹真の8名。

 

 

地元浜松からは刑部樹真のみが勝ち進んでいる。
昨日も残り5秒ぐらいで逆転して、この流れを切らずに行けるところまで行きたいとR32を1位で勝ち上がったローカルヒーローの竹内克斗だったが、惜しくもR16で敗退。

 

Ketut Agus(IDN)は逆転勝利で勝負強さを見せ、鈴木仁は本日のハイエストスコア14.50(8.00 + 6.50)をマークして好調ぶりをアピール。西優司は難しい波を持ち前のセンスで攻略し、スキル全開でラウンドアップ。地元の刑部樹真も僅差の戦いを制して明日へと駒を進めた。

 

 

稲葉玲王
小林桂

 

一方、今日の波に翻弄されたのが稲葉玲王。波を待ちすぎたか、時間に追われて無理な波選びとなってしまった。内容自体はキレていただけに、悔しい敗退となった。また、小林桂も狙った波が的外れとなったか、得点を伸ばせずこのR-3で敗退した。

 

野中美波
脇田紗良
脇田紗良

 

続いてQS女子はクォーターファイナル。野中美波は馬場心、脇田紗良は池田美来と対戦。ここは先輩女子の力を発揮した野中と脇田。常に試合をコントロールして完勝。

 

松野杏莉

 

第3ヒートは鈴木莉珠 vs 松野杏莉の同世代対決。ここは松野が序盤からリードを奪い、そのまま逃げ切ってラウンドアップ。

 

中塩佳那
中塩佳那

 

第4ヒートはコンペ負けなしの中塩佳那 vs 佐藤李。ここも先攻で中塩がポイントを加算していく展開。

中塩が先にポイントを重ねて優位に立つ展開となる中、追い込まれた佐藤は波を選び、起死回生の演技で7.00ポイントをマークしニードを3.33まで縮めて波を待ったが、残り時間3分ではポテンシャルのある波は入らず、中塩がセミファイナル進出を決めた。

 

女子QSクオーターファイナル結果

女子QSセミファイナル・マッチアップ

Jomarie Ebueza(PHL)
Roger Casugay(PHL)
井上鷹
井上鷹
John Kennedy Martinez(PHL)

 

ここからLQS男子。午前中、引きに向かう時間帯でアウトから掘れた波がブレイクするコンディション。ただ、攻める気持ちが強い選手はワイプアウトも多発という事態に。

 

それでもWSLアジアランキングの3位のJomarie Ebueza(PHL)、Roger Casugay(PHL)、5位井上鷹、John Kennedy Martinez(PHL)は実力を見せて、クォーターファイナルへ進出。また、WSLアジアランキング 2位 Perry Ventura(PHL)はインターフェアが響いてこのラウンドで敗退するという波乱もあった。

 

吉川広夏は、いつもより短めのシングルフィンにして、ロッカーがありクイックに動かしやすい板に変え、インサイドのセクションに対応できるようにした。
吉川広夏
田岡なつみ
田岡なつみ
井上楓

 

続いてLQS女子。こちらは1位の吉川広夏、2位田岡なつみ、3位井上楓は揃ってラウンドアップ。

ただし、2位田岡なつみ、3位井上楓は2025年度のロングボードツアー(LT)が決まっているので、吉川は何としても1位をキープしクオリファイを狙いたいところ。明日の戦いにも注目が集まる。

 

 

明日のDAY-4は 7:00AMにファーストコール。7:30AMに試合開始予定。QS男子のQF、LQS男子のQFが行うとアナウンスされた。また、そのあとは男女のオールディビジョンはスタンバイとなっている。

 

明日のライブは下記HPから。

WSL HP

QS
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/qs/380/sumatransurfariis-hamamatsu-open-qs-2000/main

LQS
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/lt/381/sumatransurfariis-hamamatsu-open-lqs-1000/main

大会 HP
https://hamamatsu-open.surfingjapan-int.com/

 

海に行くためには、この階段を登る

凧場公園の駐車場は広く、多くの車を停めることができる。

岡野漣をコーチするのは、浦山哲也プロ。今大会は松野杏莉、太郎の姉弟に、田中大貴もコーチングを受け持っている。