
オーストラリア、ビクトリア州ベルズビーチ(2025年4月22日火曜日) – 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦、リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ・プレゼンテッド・バイ・ボンソイがようやく再開。
本日は男子のオープニングラウンドから始まり、その後、女子、そして男子のエリミネーションラウンドが続けて行われる。
ベルズビーチは、4~6フィートと波のサイズはあるものの、オンショアのトリッキーなコンディションとなっている。
「今日のコンディションは理想的とは言えませんが、ウィンドウ 1 日目以来、初めて十分な波が来ています」と WSL コミッショナーのジェシー・マイリー・ダイアーは語った。
「今日開催することで、週後半のより良いコンディションのウィンドウを活用し、残りのウィンドウから最高の波を選ぶための良いポジションに立つことができます。サーファーたちには十分なチャンスがあるので、潮がさらに下がるにつれ、ボウルでの素晴らしいサーフィンが期待できます」
男子オープニングラウンドのH8では、コナー・オレアリー(JPN)がレオナルド・フィオラバンティ(ITA) デイヴィッド・シルバ(BRA)と対戦。
波数が少ないスローな展開の中でも、コナーはヒート前半にバックハンドでトータル5.53をスコアしてトップを維持。しかし後半に入りレオが優先権を失うミスを犯すも直ぐに5.33をスコアして逆転。
ヒート終盤にコナーはビッグセットを掴み、パワフルなバックハンドでチャージを見せて、ビッグマニューバーで6.83をスコアして逆転トップに躍り出て、。そのまま1位でラウンドアップを決めた。
「タフなヒートでした。潮が引き、スウェルがアップしていましたね。オンショアで波が激しくアウトでブレイクして、かなりドルフィンしましたよ。」とコナーが語った。
「多くの波を乗り越え、そのスポットに留まれば、最終的には1本乗れるだろうと思いました。そこで、自分の場所を見つけて、そこに留まって待つことにしました。来るぞ、来るぞ、来るぞって。それは、荒れたヒートになることはわかっていました。誰も、あまり良い波をキャッチできていませんでしたからね。


自分が良い波に乗っていれば、それを乗れば勝てるだろうと思っていました。とにかく、彼らから抜け出そうと思いました。半分はそう思っていました。はい。良いスコアを取れて、とても興奮しています。少なくとも、かなり混沌とした状況の中で、なんとかフィニッシュすることができました。
ベルズはバックサイダーなので、本当にシンプルに、フィンを水中に保ち、私が子供の頃から見て育った、本当に伝統的なサーフィンに戻らなければならないんです。子供の頃から大好きで、真似しようとしているサーフィンです。
ルーク・イーガン、そしてドッグたち。彼らは皆、これまでここで素晴らしい活躍をしてきました。レールをクリーンにキープし、エンドセクションに早く到達して、フィニッシュターンをすれば、良いスコアになると思います。なんとか逆転できて本当にうれしいです。


H 11では、五十嵐カノア(JPN)はグリフィン・コラピント(USA)ジャクソン・バンチ(HAW)と対戦。グリフィンがスタートから4.33をスコア。ジャクソンはトータル5.50でヒートをリード。カノアは優先権を持ったままノーライドを続け、じっくりと波を待つ。
後半に入り、優先権を使ってビッグセットを掴んだカノアだったが、前が潰れてスコアを伸ばせない。しかしセカンドウェイブでは、ビッグターンからインサイドまでカービングで繋ぎ、エンドセクションをリエントリーでメイク。6.50というヒートベストをマーク。しかしバックアップを持たないカノアは3位のまま。
グリフィンは次から次へと波を掴みスコアを重ね、6.00をマークしてトータル10.33としてヒートをコントロール。
追い込まれたカノアだったが後半に波を掴み、レイバックスラッシュからクローズセクションでのビッグリエントリーをメイク。2マニューバーで6.87をスコアしてトップスコアを塗り替え、3位から逆転トップに。トータルスコア13.37とし、そのまま1位でラウンドアップを決めた。
「仲間たちと一緒にいられることは、いつも素晴らしいことです。特にグリフィンはね。」とカノアが語った。
「僕たちは、お互いの戦い方を知っています。彼は僕が何をするかを正確に把握しており、僕も彼が何をするかを正確に把握しています。ヒート全体を通して、お互いの考えをある程度理解しています。だから、いつも楽しいです。しかし、波は本当に難しいですね。2人ともほとんど見えなかったような波もありました。
イベントの前や後、そしてツアーに参加する前から、ここで多くの時間を過ごしました。このイベントは、ツアーの中で最も好きなイベントのひとつです。
ここでの最も楽しい日は、このようなショーのような日だという点です。なぜかはわかりませんが、より小さなボードで乗れるような気がするからです。波は、まるでどこからともなく目の前に飛び出してくるような感じですね。少しエキサイティングかもしれません。
このような状況では、小さなインサイドの波をキャッチして、さりげなく抜け出すことができるで、とても快適でした。そして、今回の自分のボードも、そのスパイスと、必要なときにドライブする力、その両方を兼ね備えた、完璧なバランスだったと感じました。
カノアはラウンドオブ32のヒート3へ、コナーはラウンドオブ32のヒート2へ勝ち進んだ。
リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ Presented by Bonsoy のハイライトは、WorldSurfLeague.com をご覧ください。