
プンタ・ロカ、ラ・リベルタド、エルサルバドル(2025年4月2日水曜日)– ワールド・サーフリーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第4戦となるサーフシティ・エルサルバドル・プロは、メンズのオープニングラウンド第1~4ヒートで幕を開けたが、コンディションの悪化によりイベントはオフとなった。
序盤のショーケースでは、おなじみの顔ぶれや新進気鋭のアスリートたちが、風に影響された3~4フィートのスウェルの中で魔法のような瞬間を提供した。
残りの男子オープニング・ラウンドと女子オープニング・ラウンドのマッチアップは、ネクストコールを待っている。現地時間で4月3日(木)午前6:15(日本時間の 4月3日21時15分)にコール、午前6時33分に開始される可能性がある。
「私たちは今日、イベントを再開しようと努力しました」とWSL副コミッショナーのレナト・ヒッケルは語った。「風が弱まり、スウェルが回復するのを待って3回のコールを行いました。しかし、私たちの期待通りの展開にはなりませんでした。
非常に不安定で、3人のサーファーにとってはヒートを行うための十分なコンディションではありませんでした。明日は、より早い時間にコールを行う予定です。そして、より良い風とスウェルが期待できます。我々は、このオープニング・ラウンドを終え、エリミネーション・ラウンドへと進みたい」と語った。
ラムジ・ブーキアムのバックハンドパワーがプンタ・ロカを制す

CTの強豪であるラムジ・ブーキアム(MAR)は、今朝の素晴らしい波の1つで得意のバックハンドを繰り出し、6.60ポイントを記録し、初日をリードした。
ブーキアムは、CTで大きな躍進を遂げる結果をまだ残していない。これまでの最高成績はタヒチでのセミファイナル進出だが、今日のパフォーマンスは今週エルサルバドルでその成績を上回る可能性を示している。
モロッコ出身のブーキアムは、現在世界ランキング2位のバロン・マミヤ(HAW)とCT復帰のサミュエル・プポ(BRA)を破り、プポをエリミネーション・ラウンドに送り込んだ。

「私はまだここで良い結果を残したことがない」とブキアムは語った。「この波は本当に好きだが、ヒートごとにうまくいかないので、今年はそれをまとめたい。ボードの調子も良いし、自分も良い感じです。あとはスタートするだけ。勢い次第だと思う。リズムに乗る必要があるし、うまくいけばこれがその始まりになるだろう」
2025年CTルーキーの注目株、ジャクソン・バンチがプッシュする

2025年CTルーキーのジャクソン・バンチ(HAW)は、オープニングラウンドでの成功で引き続き注目を集めている。男子で最年少の21歳、バンチは、前戦のMEOリップ・カール・プロ・ポルトガル優勝者であるヤゴ・ドラ(BRA)や同じマウイのライバルであるイアン・ジェンティル(HAW)らを破った。ドラもまたバンチとともに勝ち進み、ジェンティルはエリミネーション・ラウンドに回ることとなった。

「ボードショーツに戻って、暖かい気候で嬉しいですね」とバンチは語った。「少し暑すぎるくらいだけど、ボードショーツで自由に過ごせるのはいつも気持ちが良いです。この波はクレイジーだ。コンディションは少し難しくなったけど、ここ数日は確実に良くなってくるみたいですね」
ジョアオ・チアンカとコナー・オレアリーが早くも幸先の良いスタートを切る
サーフィン界の驚くべき復活劇のひとつが、ジョアオ・チアンカ(BRA)にとって、過去に早くも成功を収めた会場で続いている。 チアンカは2024年にエルサルバドルでの大会に怪我から復帰し、クオーターファイナルでで勝利を収めた。
シーズン序盤は低迷したが、24歳の元ワールド・ランキング4位の選手は2025年に再びその魔法を見つけようとしている。チアンカは、プログレッションとフローを駆使してオープニングラウンドでスコアし、2025年に向けた調子を整え、ランキング急上昇のスタートを切る準備ができているようだ。


コナー・オレアリー(JPN)は、オープニングラウンドのマッチアップでリオ・ワイダ(INA)とアレホ・ムニーツ(BRA)と対戦し、エルサルバドルプロの最初のヒートを制した。コンディションに適応し、結果を残して和井田とともにラウンド32に進出した一方、ムニーツはエリミネーション・ラウンドに回ることとなった。
「できるだけリラックスして、本当に攻撃できるときに攻撃することに、今回は特に重点を置いています。ポルトガルではそれができませんでした。素晴らしいライトハンドのポイントで、レノックスがホームの自分には本当に馴染みのある場所です。ただひたすら攻め続け、アクセルを踏み続けています。」とオレアリーがコメント。
詳細はこちら:コナー・オレアリーがオープニング・ラウンドをトップ通過。CT第4戦サーフシティ・エルサルバドル・プロ初日


コンディションの悪化により競技は中断
男子オープニングラウンド、ヒート5には、長年世界タイトルを脅かす存在であるイーサン・ユーイング(AUS)、2025 CTルーキーの注目株であるマルコ・ミニョ(FRA)、ワイルドカードの期待の星であるリーバイ・スローソン(USA)が登場。競技が再開された際には、彼らが登場する。
WSLコミッショナー事務局は、明日4月3日(木)午前6時15分(中部標準時)にネクストコールを再開し、午前6時33分に競技を再開する可能性があります。
サーフシティ・エルサルバドル・プロのハイライトは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
サーフシティ・エルサルバドル・プロ 男子オープニングラウンド結果(ヒート1~4):
HEAT 1:コナー・オリアリー(JPN)11.50ポイント、和井田リオ(INA)11.43ポイント、アレホ・ムニーツ(BRA)8.94ポイント
HEAT 2: ジョアオ・チアンカ(BRA)9.40 DEF. ジャック・ロビンソン(AUS)9.17、エドガード・グロッジア(BRA)8.90
HEAT 3: ラムジ・ブキアム(MAR)13.77 DEF. バロン・マミヤ(HAW)10.33、サミュエル・プポ(BRA)9.23
HEAT 4: Jackson Bunch (HAW) 12.16 DEF. Yago Dora (BRA) 10.26, Ian Gentil (HAW) 9.34
サーフシティ・エルサルバドル・プロ男子オープニング・ラウンドのマッチアップ(ヒート5~12):
HEAT 5: イーサン・ユーイング(AUS) vs. マルコ・ミニョ(FRA) vs. リーバイ・スローソン(USA)
HEAT 6: イタロ・フェレイラ(BRA) vs. ジョージ・ピター(AUS) vs. ブライアン・ペレス(SLV)
HEAT 7: フィリッペ・トリード(BRA) vs. イアン・ゴウベイア(BRA) vs. アラン・クレランド(MEX)
HEAT 9:五十嵐カノア(JPN) vs. セス・モニーツ(HAW) vs. イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
HEAT 10:レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA) vs. リアム・オブライエン(AUS) vs. クロスビー・コラピント(USA)
HEAT 11:ジョーディ・スミス(RSA)vs. ジョエル・ヴォーン(AUS)vs. ライアン・カリナン(AUS
HEAT 12:ミゲル・プポ(BRA)vs. ジェイク・マーシャル(USA)vs. デイヴィッド・シルバ(BRA
サーフシティ・エルサルバドル・プロ・ウィメンズ・オープニングラウンドのマッチアップ:
HEAT 1:モリー・ピックラム(AUS)vs. ベラ・ケンワージー(USA)vs. ナディア・エロスターベ(ESP)
HEAT 2:キャロライン・マークス(USA)vs. レイキー・ピーターソン(USA)vs. アリッサ・スペンサー(USA)
HEAT 3: ケイトリン・シマーズ(USA) vs. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) vs. キラ・ピンカートン(USA)
HEAT 4: ガブリエラ・ブライアン(HAW) vs. ヴァヒネ・フィエロ(FRA) vs. サリー・フィッツギボンズ(AUS)
HEAT 5: タイラー・ライト(AUS) vs. ブリサ・ヘネシー(CRC) vs. ルアナ・シルバ(BRA)
HEAT 6: ソイヤー・リンドブラッド(USA) vs. エリン・ブルックス(CAN) vs. イザベラ・ニコルズ(AUS)
ライブ中継を視聴
サーフシティ・エルサルバドル・プロは、2025年4月12日(土)まで開催されます。イベントはWorldSurfLeague.comと無料のWSL Appでライブ中継されます。
サーフシティ・エルサルバドル・プロは、サーフシティ、レッドブル、イエティ、コロナ・セロ、I-SEA、サーフライン、トゥルーサーフ、ボディグローブ、ヴィスラのサポートを受けています。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。