【速報!】五十嵐カノアはクオーターファイナル進出。コナーは9位でフィニッシュ。CT第2戦サーフ・アブダビ・プロ

五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada

フダイリヤット島、アブダビ、UAE(2025年2月15日土曜日) — 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第2戦となるサーフ・アブダビ・プロの大会2日目。

本日は女子予選ラウンドからスタートし、続けて男子ラウンドオブ16、そしてナイトセッションで女子エリミネーション・ラウンドが行われた。

 

 

五十嵐カノアは、ウェイブプール最強の世界チャンピオンであるフィリッペ・トリード(BRA)と対戦。

 

男子予選ラウンドでハイパフォーマンスなヒート勝利を収めたフィリッペ・トリード(BRA)と五十嵐カノア(JPN)は、ラウンドオブ16のヒート6で対戦し、クオーターファイナル進出をかけた戦いに臨んだ。

 

五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada
カーラプト・フリップを決めたカノア © WSL / Manel-Geada

 

今回のヒートは、ウェイブプールで複数回の優勝経験のあるトリードにカノアがどこまで戦えるのかというのが多方の予想だったが、それを覆してヒートはカノアが先手を取った。

 

五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada

 

カノアはフォアハンドでフリーサーフィンでは見せていた大技のカーラプト・フリップを見事に決め、8.17をスコア。レフトの波でもブローテールリバースをメイクするなどし7.60を揃え、攻めに攻めたサーフィンでヒートスコア15.77という今大会の最高得点をマークして圧勝。

 

トリードは1年間のブランクのせいなのか精彩を欠き、ラストランでは水中カメラマンと接触するというトラブルも発生し、ここで敗退することとなった。

 

クオーターファイナルH3では宿敵である世界チャンピオンで東京五輪の金メダリストであるイタロ・フェレイラと対戦する。頑張れ!カノア!

 

 

 

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フィリッペ・トリードの最後の波で、水中カメラマンとの不運な衝突が起こった。ライトの最終スコアについてジャッジパネルと協議した結果、コミッショナー事務局は結果を変更しないことを決定した。

 

ヘッドジャッジは、フィリッペの最後のターンが成功していれば、最大で0.2~0.5ポイントが加算されていたことになるが、ヒートの最終結果に変更はないと判断。その結果、その波の再サーフは行われないこととなった。

 

 

Q:イベントで最高のヒート合計スコアを記録しました。ファイナルデーに向けて、どれほどの自信につながりますか?

 

「ええ、ものすごく自信につながりますね。スコアというよりも、フェリッペと戦えたことが自信につながります。

 

彼は僕の大好きなサーファーの一人で、いつも本当にいいバトルをしてきました。最後に起こったことは、ちょっと不思議な感じでした。本当に残念でしたね。

 

これまで自分の戦略をしっかり立てていました。でも、このヒートの組み合わせが発表された瞬間、自分が何をすべきか分かりました。僕はただそれにこだわっただけです。

今日は2、3回ターンをミスしたので、明日はそれを修正して、より良いショットを決められるようにしたいと思います。」とヒート終了後のカノアがコメントした。

 

 

 

男子ラウンドオブ16のH4で日本のコナー・オレアリーインドネシアのリオ・ワイダと対戦。先行はコナーで、ライトの波では得意のバックハンドで2つのチューブセクションをメイクして6.83をスコアして開始。

 

コナー・オレアリー© WSL / Max-Physick
コナー・オレアリー© WSL / Max-Physick

 

レフトの波ではフォアハンドでハードにプッシュ。ディープにバレルを攻めるが、メイク後にブローテールで体制を崩してワイプアウトし4.87をスコア。

 

リオ・和井田© WSL / Max-Physick
リオ和井田はバリニーズだが母親は日本人 © WSL / Max-Physick

 

一方、今回好調なリオ・ワイダはライト、レフトともにハイスコアを叩き出し、7.33と6.57で大きくコナーを引き離す。コナーは2本目のライトでスコアを伸ばせず、レフトで6.50をスコアするも逆転ならず。今大会9位でフィニッシュとなった。

 

ライブ中継を見る

サーフ・アブダビ・プロは2025年2月14日、15日、16日に開催される。このイベントはWorldSurfLeague.com、および無料のWSLアプリでライブ放送される。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。