五十嵐カノアは、クオーターファイナルでイタロに敗れ5位でフィニッシュ。CT第2戦サーフ・アブダビ・プロ

フダイリヤット島、アブダビ、UAE(2025年2月16日(日)) — 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第2戦となるサーフ・アブダビ・プロのファイナルデーが開催。

 

本日に初開催となるサーフ・アブダビ・プロの勝者が決定する。試合は女子クオーターファイナルに続き、男子クオーターファイナルが行われ、男女セミファイナル、男女ファイナルまで行われた。

 

クオーターファイナルまで勝ち進んだ日本のエース、五十嵐カノアは、H3では宿敵である元世界チャンピオンで東京五輪の金メダリストであるイタロ・フェレイラと対戦。

 

イタロ・フェレイラ© WSL / Max-Physick
ファイナルデイのギャラリー© WSL / Thiago-Diz

 

先攻はイタロで、バックハンドで全く力みのないライディングで7.67をスコアしてヒートを開始。続けてレフトではバレルからのアリウープをメイクし8.67をスコア。かなり強力なスタートを切る。

 

五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada
五十嵐カノア © WSL / Max-Physick
五十嵐カノア © WSL / Max-Physick

 

それに対し、2018年と2021年にウェイブプールで3位となっているカノアは、最初のライトの波でロングバレルから、昨日メイクした大技にチャレンジしたが、惜しくもメイク出来ず5.77。

レフトではしっかりと修正しロングバレルから、最後はブローテールのリバースを決めて7.53をスコアし、2本目の波に繋げた。

 

イタロ・フェレイラ© WSL / Thiago-Diz

 

しかし、ライトの2本目は6.93とスコアを上げられないイタロだったが、レフトの2本目では高さのあるアリウープをメイク。9.13というエクセレントなスコアを記録。カノアはニード9.27という状況まで追い込まれる。

 

五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada
五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada
五十嵐カノア © WSL / Manel-Geada

 

そんなプレッシャーの高まる中でラストライドに挑むカノア。しかしライトはバレルに潰されて万事休す。ニード11.03となり最後の波では逆転できない状態となってしまった。

 

これでクオーターファイナルで敗退。今大会、非常に調子が良かったカノアだったが今大会は5位でフィニッシュ。

 

開幕から2戦が終了し、パイプラインの9位、そしてアブダビの5位でランキングは7位とまずまずのシーズンスタートを切った五十嵐カノア。

 

次回は第二の故郷であるポルトガルで第3戦が3月15日から25日までの大会期間で行われる。頑張れカノア!

 

ライブ中継を見る

サーフ・アブダビ・プロは2025年2月14日、15日、16日に開催される。このイベントはWorldSurfLeague.com、および無料のWSLアプリでライブ放送される。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。