リベイラ・デ・イーリャス、エリセイラ、ポルトガル(2024年10月4日金曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024年チャレンジャー・シリーズ第5戦のEDPエリセイラ・プロは大会６日目、クリーンな3~4フィートのコンディションの中、男女のラウンドオブ16を行い、クオーターファイナル進出者を決定しました。
Highlights from Day 6 of the EDP Ericeira Pro presented by Estrella Galicia
ファイナルデーに向けて、チャンピオンシップ・ツアー(CT)のさらなる出場権をかけた戦いがヒートアップした。
イザベラ・ニコルズ、ティーア・ゼブロウスキーがクオーターファイナルのスポットを獲得
昨年のエリセイラでの9位という成績を上回る活躍を見せたイザベラ・ニコルズ(AUS)は、ラウンドオブ16で素晴らしいパフォーマンスを披露し、8.27と8.00で合計16.27という素晴らしいヒートスコアを獲得した。
「このようなスコアを獲得するのは久しぶりなので、いくつかの良いスコアをまとめることができて嬉しい」とニコルスは言った。
「テッサ(・タイセン)が絶好調で、本当に良い結果を残しているから、そうしなければならないことは分かっていた。最高潮に達したのは、私たちがパドルアウトしたときだった。波が多すぎて、どの波に乗っていいのか分からなかった! 1つでも多くスコアを伸ばせて嬉しい」とニコルズは語った。
タヒチ出身の13歳でジャイアントキラーのティーア・ゼブロウスキー(FRA)は、ルアナ・シルバ(BRA)を破り、素晴らしい8.00とティーンエイジャーのスマートなサーフィンで、手に汗握るヒートを制した。失うものは何もないゼブロウスキーは、チャレンジャー・シリーズデビュー戦で注目を集め、クオーターファイナルではニコルズと対戦する。
「何が起こっているのかもわからないです。ただベストを尽くしてサーフィンしたいです」とゼブロウスキーは言った。「ポルトガルでのチャレンジャー・シリーズに参加できるなんて、とても光栄です。次のヒートではエアリアルを決めたいです。クオーターファイナルが待ちきれない」
マリブの新星、ノア・クラップ(DEU)はシードのナディア・エロスターベ(EUK)を破り、また、昨日の霧のために延期されたラウンドオブ16で、最後の1人となったポルトガル人サーファーのヨランダ・ホプキンス(POR)がエリー・ハリソン(AUS)を破った。
ベラ・ケンワージーがチャンピオンシップ・ツアーへの参加資格を正式に獲得
サンクレメンテのベラ・ケンワージー(USA)は、ヴァフィネ・フィエロ(FRA)を破り、クオーターファイナルに進出したことで、2025年のチャンピオンシップ・ツアーへの参加資格を正式に獲得した初の女性チャレンジャー・シリーズ選手となった。
ケンワージーは、バリート・プロでの優勝と、レクサスUSオープン・オブ・サーフィンでの準優勝という素晴らしい成績により、ポルトガルでのクオリファイへの道を切り開いた。
「昨日のライブ放送でシナリオを聞いたので、今朝のヒートでは少し緊張しました」とケンワージーは語った。
「ブラジルに向かう前に、ここエリセイラでクオリファイしてプレッシャーを軽減したかったのです。本当に良い気分です。うまく説明できませんが、とても興奮しています。
期待を膨らませたくなかったので、あまり考えたことはありませんでしたが、すべてのイベントに出場できることにとても興奮しています。家族全員がここにいるのはとてもクールで、とても特別で、間違いなくプレッシャーを軽減してくれました。」
アレホ・ムニーツ、カルム・ロブソンはリクォリファイング・ドリームを死守
ジョーガン・クズネット(FRA)を破り、ブザービーターで勝利を収めたアレホ・ムニーツ(BRA)は大逆転のクラッチパフォーマンスだった。ムニーツは、ヒート勝利に貢献した霧の中の明るい光となったディフェンディング・ウィナーのデイヴィッド・シルバに感謝した。
「もう1回チャンスが来ることをただ祈っていました」と、ムニーツは言った。「ビーチで、親友のデイヴィッド・シルバが明るい緑色のジャケットを着てセットが来ることを指示してくれたんです。波が来ることは分かっていました。落ち着いていて、正しい波を選ぶことに集中できて良かったです」
ムニーツがCTを去ってから8年が経ち、ベテラン選手はヒート1つで夢のリクオリファイを実現できるところまで来ている。
「私は本当に多くのことを経験してきました。ツアー中に怪我をして両膝を手術しました。それ以来、再びクオリファイを勝ち取ろうと努力してきました。ですから、このために努力することをやめたことはありません。復帰できるかどうか疑ったことは一度もありません」と、ムニーツは語った。
元CT選手のカラム・ロブソン(AUS)は、ラウンド16で重要なミッションを遂行し、ディフェンディングイベント勝者のデイヴィッド・シルバ(BRA)に対して、チャンスを逃さなかった。
ロブソンは、スタートから素晴らしい8.17をスコア。フォアハンドで大きなターンを数回繰り出し、そのエネルギーをすべて注ぎ込んだ。そして、すぐに6.73でそれをバックアップ。シルバは珍しく調子が合わず、いくつかのミスを犯し、望んでいたよりも早くエリセイラを後にした。
「デイヴィッドが手強い相手になることは分かっていた」とロブソンは語った。「スタート時は少し迷った。霧で目印が見えなかったんだ。自分が何を求めているかは分かっていたから、自分のポジションを信じるしかなかった。最初の波の後にはかなり興奮したよ」
ミゲル・プポ(BRA)とサミュエル・プポ(BRA)は、ラウンド・オブ・16のヒートで勝利し、クオーターファイナルに進出した。ミゲルは、エリセイラでセミファイナルに進出すれば、来年のCTに兄弟で参加できる可能性がある。
五十嵐カノアが終了間際の大逆転でベスト8進出を決める。CS第5戦「EDPエリセイラ・プロ」大会6日目
クオーターファイナルへ勝ち上がったカノアは、H2でカラム・ロブソンと対戦。ネクストコールは、10月5日(土)午前7時30分(GMT+1)日本時間の 2024年10月5日15時30分です。
EDPエリセイラ・プロ presented by エストレラ・ガリシア 女子のラウンド16の結果:
HEAT 3: ヨランダ・ホプキンス(POR) 12.90 DEF. エリー・ハリソン(AUS) 11.24
HEAT 4: ノア・クラップ(DEU) 13.40 DEF. ナディア・エロスターベ(EUK) 11.17
HEAT 5: キラ・ピンカートン(USA)14.83 DEF. ソル・アギーレ(PER)11.90
HEAT 6: ベラ・ケンワージー(USA)14.63 DEF. ヴァヒネ・フィエロ(FRA)10.77
HEAT 7: イザベラ・ニコルズ(AUS)16.27 DEF. テッサ・タイセン(FRA)14.17
HEAT 8: ティーア・ゼブロウスキー(FRA)13.00 DEF. ルアナ・シルバ(BRA)12.77
EDP エリセイラ・プロ presented by エストレラ・ガリシア 男子ラウンド16の結果:
HEAT 1: アレホ・ムニーツ(BRA)15.24 DEF. ジョーガン・クズネット(FRA)14.50
HEAT 2: エドガード・グロッジア(BRA)13.00 DEF. カルロス・ムニョス(CRC)10.07
HEAT 3: 五十嵐カノア(JPN)11.67 DEF. ルーカス・シルベイラ(BRA)10.94
HEAT 4: カラム・ロブソン(AUS)14.90 DEF. デイヴィッド・シルバ(BRA)11.84
HEAT 5: ミゲル・プポ(BRA)14.83 DEF. ライアン・ハッカビー(USA)11.33
HEAT 6: ジョエル・ヴォーン(AUS)12.83 DEF. レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)4.50
HEAT 7:マテウス・ハーディ(BRA)14.27 ラファエル・テイシェイラ(BRA)11.16
HEAT 8:サミュエル・プポ(BRA)13.33 マキシム・フスナット(FRA)11.00
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
