ロウワー・トレッスルズ、サンクレメンテ、カリフォルニア、USA(2023年9月5日木曜日)- ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の最終戦となるレクサスWSLファイナルズは、明日9月6日金曜日、PDT午前8時に(日本時間で9月7日深夜0時。)スタートする可能性が高まっている。
WSLコミッショナーズ・オフィスはイエロー・アラートを発令し、大会は明日にオンとなる可能性が高い。早朝コンディションを判断し、午前7時30分までに最終決定を下す。
Last Minute Pre-WSL Finals Warmup Action From Lower Trestlesローワーズでのウオームアップセッション。
レクサスWSLファイナルズは、10名の選手が2024年のワールドタイトルをかけて戦う、1日限りのワールドタイトル決定戦である。カリフォルニア州サンクレメンテのローワー・トレッスルズで、精鋭たちが世界一を決定するために競い合う。
現在世界No.1のケイトリン・シマーズ(USA)とジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、シーズンを通して世界最高峰の選手たちを抑えて、トップの座を獲得した。
明日9月6日(金)に2024 WSLチャンピオンが誕生する。
ワールド・タイトルをかけた究極のワンデイ・バトルの幕開けを飾るベスト・コンディションがどの日になるのか、天気予報に注目が集まっている。良好な風と脈打つよサウス・スウェルがローワー・トレッスルズで3~4フィートのコンディションを提供することが予想され、明日9月6日(金)にはWSLチャンピオンが誕生するかもしれない。
「明日は本当に良いコンディションになりそうです。サーフラインもサイズをアップグレードした」とWSLコミッショナーのジェシ・マイリーダイヤーは語った。「私たちは今日、ここでトレーニングをしているが、すでにエネルギーは素晴らしい。サーファーたちは、これまで以上に準備ができているようで、明日の朝8時のスタートにみんな興奮している」と語った。
ケイトリン・シマーズが女子の強豪ファイナル5を率いてトレッスルズへ
CTシーズンを通して、サーフィンは信じられないような進化を遂げた。カリフォルニア州オーシャンサイドのケイティ・シマーズ(USA)は、フィジーでのレギュラーCTシーズン終了後、トップランナーに躍り出た。
2024年までのシマーズの躍進は、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)やモリー・ピックラム (AUS)を含む世界最高峰のサーファーたちとともにスタンダードをプッシュした。
今、シマーズに残されているのは、ウェストン-ウェブ、ピックラム、現WSLチャンピオンのキャロライン・マークス (USA)、そして2023年のワールド・タイトル候補であるブリサ・ヘネシー(CRC)を退け、誰もが切望するデューク・カハナモク・ワールド・チャンピオンズ・トロフィーに名前を刻むことだ。
「自分の中では、まるで竜巻のような速いスピードで進んでいる」と語ったシマーズ。「サーフィンに少し力を入れるだけで、いつもと同じことをゆっくりやるようにしています。そして、最高のフォームでいられるように、できることを少しずつやっています。去年初めて行った場所が多かったので、今年はその場所に慣れただけで、より快適に感じることができました」。
2度のWSLチャンピオン、ジョン・ジョン・フローレンス、3度目のタイトルを狙う
現代のサーフ界で最も有名な人物のひとりであるジョン・ジョン・フローレンス (HAW)は、2016年と2017年にワールド・チャンピオンになり、2004年まで3年連続でタイトルを獲得した伝説のアンディ・アイアンズ(HAW)とほぼ肩を並べる男となった。
怪我に悩まされながらも、フローレンスは新たな闘志を持って2024年シーズンに臨み、世界最高峰の選手たちとともに新たな高みへと進み力を発揮した。
「前回の世界タイトルはまったく違う形で獲得したものだったから、今年はそれに参加できることに本当に興奮している」とフローレンスは言った。「世界タイトルをかけて一日で戦えるのは楽しいし、本当にエキサイティング。ここにはいい思い出がたくさんあるから、楽しみだよ。」
歴史に名を刻もうとするヘビー・ヒッター・コンテンダーたち
第1シードの選手は、ワールドクラスのコンテンダーの中から誰が勝ち上がってくるかを待ち、3ヒート中ベスト2のタイトルマッチで対戦する。
サンクレメンテに住むWSLチャンピオンのキャロライン・マークス(USA)は、ローワー・トレッスルズに戻ってくる。マークスは、 タティアナ・ウェストン・ウェブ (BRA)とモリー・ピックラム(AUS)が対戦する第1マッチの後、ブリサ・ヘネシー(CRC)と対戦する第2マッチの勝者と対戦する。
「素晴らしい1年だったし、去年も素晴らしかった。友達や家族がみんなここにいるなんて、夢のようです」と語ったマークス。「サンクレメンテは自分を育ててくれたようなもの。今年はいつもと違う感じですね。一度勝ってしまえば、目標を背負うことになる。何度も何度も繰り返し挑戦したくなるもの。このポジションに戻ってこられたことに本当に感謝しています」。
南カリフォルニアの新たなワールド・タイトル・ホープ、グリフィン・コラピント(USA)は、フィジー・コロナ・プロでの優勝から一転、レクサスWSLファイナルズでのオーバーテイクを目指し、ホーム・ブレイクであるローワー・トレッスルズに戻ってきた。
昨年はサンクレメンテのサポーターがトレッスルズを埋め尽くし、コラピントに声援を送ったが、最終的に2023年ワールド・タイトル2位のイーサン・ユーイング(AUS)に敗れた。今、コラピントはランキング2位に戻り、第1試合で5位のイタロ・フェレイラ(BRA)と4位のユーイングの対戦相手を待ち、第2試合で3位の ジャック・ロビンソン(AUS)と対戦する。
「フィジーではいいリズムで、物事が自分の思い通りに進んでいる感じだった」と語ったコラピント。「フローに身を任せ、友人たちとつるんでいました、 そのような環境で、私は本当に成長できたと思います。今、ホームに戻って、試合がやれて本当にうれしいです」。
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レクサスWSLファイナルズのコールは、明日9月6日(金)午前7時30分、PDT午前8時スタート予定。公式イエローアラートが発令されたため、明日大会が開催される可能性は高い。大会の模様はWorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで生中継される。