五十嵐カノアのワールド・チャンピオンシップツアーでの舞台裏を記録したシリーズ「EYE OF THE STORM」のエピソード9が公開された。この映像では、ドリーム、モーメント、そしてメモリーを追い求めるカノアの1年の軌跡を描く。
今回の「エピソード9:ブラジリアン・ウェイ 」はチャンピオンシップ・ツアー第8戦が行われたブラジル。最高の天気と美味しい食事、そして楽しい時間が支配する場所。このエピソードでは、カノアがブラジルのビーチカルチャーを受け入れ、多くの小波でサーフィンをする姿を収録。
パリオリンピックを直前に控え、調子の上がらない自分に苛立ちを覚え、試合直後の心境なども語られている。
大会初日を終え「コンディションがかなり荒れていると思うから、何も考えずに自分のプレーに集中するしかない。戦略とかそういうことに集中するのではなく、自分のパフォーマンスを最大限に発揮することに集中したいんだ。」と語る。
試合後は「またしても非常に悔しい結果となりました。超悔しいし、最悪です。自分自身に大きな期待や目標を設定し、それを達成したいと思うから。
それが1つのイベントであろうと、1年を通してのツアーであろうと、すごくフラストレーションがたまるもの。山あり谷あり。でも、僕は正しい道を歩んでいると思うし、すべてのことには理由があると思うんです。
今はまだ、それを理解するのは難しいけど……。でもできれば……これを糧に強くなって、成長していけたら……」と厳しいコンディションにあることを告白。
「この後ポルトガルに行き、リセットして、オリンピックのためにタヒチに向かう前にカリフォルニアに戻るつもり。今はそれに集中し、気持ちをリセットしなければなりません。数日間、息抜きをして、それからオリンピックモードに切り替えるつもりです。
この悪い成績の数々を、オリンピックでのメダルで笑い飛ばすことができればと思っています。それが目標です。みんな、ありがとう」とオリンピック前の心境を語っている。
プロデュース:五十嵐カノア、ベルナルド・カロ・デ・スーザ