ブラジルのプライア・デ・イタウナで今年最後から2番目のCTイベントが開催される。CT第8戦VIVOリオ・プロ

プライア・デ・イタウナ© WSL / Daniel Smorigo

プライア・デ・イタウナ、サクアレマ、ブラジル(2024年6月19日水曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)は、2024年6月22日~30日の大会期間で、第8戦「VIVOリオ・プロ Presented by Corona」を開催される。

 

2024年パリ・オリンピックのための一時中断前の最後のイベントであり、CTのレギュラーシーズン・イベントの最後から2番目のイベントとして、9月のレクサスWSLファイナルズへの出場権に大きな影響を与えるイベントとなる。

 

2024年CTシーズンも終盤に差し掛かり、ツアーに参加するすべての選手は、8月下旬に開催されるCorona フィジー・プロで今シーズンの最終戦を迎える前に、7月のブレイク前の最後のプッシュをしようとしている。

 

プライア・デ・イタウナ© WSL / Daniel Smorigo
プライア・デ・イタウナ© WSL / Daniel Smorigo

 

ブラジリアン・サーフィンのメッカとして知られるプライア・デ・イタウナは、CTがブラジルの地で開催されるにあたり、世界最高峰のアスリートたちを迎えることになる。熱狂的で情熱的なファンで賑わうビーチ、10ポイントライド、そして家族全員が楽しめる1週間のイベントスケジュールで知られるサクアレマは、WSLの観客にとって常にカレンダーに組み込まれている。

 

プライア・デ・イタウナのメイン・ブレイクは、常にハイライトに値する場所であることを証明してきた。パワフルなライトと長いレフトがあり、どちらもパンチの効いたセクションで締めくくられ、十分なスコアチャンスを与えてくれる。

 

ケイトリン・シマーズ(USA)とヤゴ・ドラ(BRA)は、2023年大会のディフェンディング・ウィナーとして復帰し、2024年大会でもその成功を繰り返そうとしている。両者ともサーフシティ・エルサルバドル・プロで素晴らしいパフォーマンスを見せた後、ブラジルに乗り込んでくる。

 

 

シマーズ(カリフォルニア出身の18歳の天才)はCTランキングのトップに立ち、トップ5のポジションを維持することを目標としている。サクアレマで唯一のCTイベント優勝を飾ったドラは、世界のトップ・サーファーたちがプライア・デ・イタウナに戻ってくる中、ブラジルのファンから万全のサポートを受けていることを自覚している。

 

レクサスWSLファイナルズに向け、重要なランキング・ポイントを手に入れる

 

エルサルバドルでのチャンピオンシップ・ツアー第7戦が終了した時点で、ブリサ・ヘネシー(CRI)はブラジルでシマーズが着用するイエローのリーダージャージを失った。この若いカリフォルニア出身の選手は、2024年シーズン中にパイプラインとベルズ・ビーチでの優勝を含む2勝を挙げ、CTに嵐を巻き起こした。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© WSL / Aaron Hughes

 

男子では、イエローのリーダージャージは2度のWSLワールド・チャンピオン、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が着用している。このハワイアンは、3年以上優勝がないにもかかわらず、サーフシティ・エルサルバドル・プロで大勝利をスコアし、年間を通しての安定感でCTフィールドの先頭を走り続けている。

フローレンスはすでにブラジルで表彰台の頂点に立っており、彼の自由なスタイルとパワフルなフォームはプライア・デ・イタウナのパンチの効いたビーチブレイクと相性が良い。

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)© WSL / Aaron Hughes
メディーナ WSL / Daniel Smorigo

 

他にも、3度のWSL世界チャンピオンに輝いたガブリエル・メディーナ(BRA)の名前も忘れてはならない。彼は、CTの様々な場所で成功を収めているにもかかわらず、ブラジルの熱狂的なファンの前での地元での勝利はまだない。

 

今年初めにパイプで大怪我をしてリハビリのため欠場していたジョアオ・チアンカ(BRA)。© WSL / Cait Miers

 

サクアレマを誰よりも知り尽くしているもう一人のサーファーが地元出身のジョアオ・チアンカ(BRA)で、彼は最近エルサルバドルで大会に復帰し、メディーナとのクオーターファイナルで対戦して5位でフィニッシュ。チアンカは今大会のイベント・ワイルドカードに選ばれている。

 

同時に、モリー・ピックラム(AUS)、ジョアン・ディフェイ(FRA)、そして2023 WSL世界チャンピオンに君臨するキャロライン・マークス(USA)ら強豪サーファーたちは、ランキング・トップ5以内を維持するつもりであり、7月のオリンピックによる活動休止前の足がかりとしてVIVOリオ・プロを利用する。マークスもまた、エルサルバドルでの華々しい勝利の後であり、ブラジルで再び確かな結果を求めている。

 

ワイルドカードと怪我人リプレイスの発表

 

ルアナ・シルバ(BRA)© WSL / Andrew Shield

 

VIVOリオ・プロのWSLワイルドカードが決定し、チャンピオンシップ・ツアーではなく、チャレンジャー・シリーズに出場するブラジリアン・サーファーの中で最高ランクのルアナ・シルバ(BRA)とサミュエル・プポ(BRA)が代表となる。

 

さらに、ブラジルのオリンピック・サーフィン・チームのメンバーであるタイナ・ヒンケル(BRA)とサクアレマ・ローカルで2023年ランキング4位のジョアオ・チアンカ(BRA)にもイベントのワイルドカードが与えられた。

 

 

五十嵐カノアはH2、コナー・オレアリーはH1

 

カノアとコナー© WSL / Aaron Hughes

 

現在ランキング14位の五十嵐カノアは、男子オープニング・ラウンドの H2でグリフィン・コラピント(USA) とセス・モニーツ(HAW)と対戦。21位のコナー柄沢オレアリーは、H1でイーサン・ユーイング(AUS)と コール・ハウシュマン(USA) と対戦する。がんばれ!日本!

 

ファーストコールは日本時間6月22日(土)夜19時。

 

VIVOリオ・プロ Presented by Corona
女子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
HEAT 1:モリー・ピックラム(AUS)対ジョアン・ディフェイ(FRA)対タイラー・ライト(AUS)
HEAT 2:ケイトリン・シマーズ(USA) vs タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA) vs タイナ・ヒンケル(BRA)
HEAT 3: キャロライン・マークス(USA) vs. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) vs. ルアナ・シルバ(BRA)
HEAT 4:ブリサ・ヘネシー(CRC) vs. ガブリエラ・ブライアン(HAW) vs. ソイヤー・リンドブラッド(USA)

男子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
HEAT 1:イーサン・ユーイング(AUS) vs コール・ハウシュマン(USA) vs コナー・オレアリー(JPN)
HEAT 2:グリフィン・コラピント(USA) vs 五十嵐カノア(JPN) vs セス・モニーツ(HAW)
HEAT 3: ジャック・ロビンソン(AUS) vs ライアン・カリナン(AUS) vs サミュエル・プポ(BRA)
HEAT 4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) vs ラムジ・ブーキアム(MAR) vs ジョアオ・チアンカ(BRA)
HEAT 5:ジョーディ・スミス(RSA) vs. バロン・マミヤ(HAW) vs. イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
HEAT 6:ガブリエル・メディーナ(BRA)対 和井田リオ(INA)対 レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
HEAT 7:イタロ・フェレイラ(BRA) vs クロスビー・コラピント(USA) vs リアム・オブライエン(AUS)
HEAT 8:ヤゴ・ドラ(BRA) vs ジェイク・マーシャル(USA) vs マシュー・マクギリブレー(RSA)

詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。

 

大会オフィシャルサイト:

VIVO Rio Pro

Presented By Corona

Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil