WSL QS5000「ニアス・プロ」開幕。大会初日は男子R128が行われ、ローカル達が圧倒的な演技。

西優司 Credit: WSL / Tim Hain

ラグンドリ・ベイ、ニアス/インドネシア(2024年6月8日土曜日)-2024年ニアス・プロ・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベントは、今日ラグンドリ・ベイで4~6フィートのパンピング・サーフで開幕した。

コンテスト会場。WSL / Abdel Elecho
オープニングセレモニーが行われた

 

オープニング・デーは、男子ラウンドオブ128が終了し、ローカル・グループがインドネシア最高峰のライトハンダーでの試合を支配した。

 

イラワン・ワウ(INA)Credit: WSL / Tim Hain

 

ニアス島のローカル達は、ホームブレイクを熟知し、この日を支配し、イラワン・ワウ(INA)は、この日最初のヒートで、時間を無駄にすることなく、次々とバレルにプルインし、1本だけでなく2本のエクセレントスコアをマーク。8.00と8.93(10点満点)をマークし、この日の最高のヒートトータル16.93(20点満点)を記録した。

 

 

「ホームブレイクでのサーフィンはいつだって最高だ」とワウは語った。「とにかく楽しみながらベストを尽くしたい。スウェルがこのまま続けば、優勝するチャンスはあると思う。

波はパンプしているし、ベストを尽くすよ。朝早くからサーフィンをして、本当に良いバレルをいくつか見たので、僕のプランは2、3本見つけて、自分のバレル・スキルをジャッジに印象付けることだった。

ヒート中、僕はパーフェクトスコアを出そうと深いポジションで波を待ったけど、もう少しで10点だった。あと1点だったけど、とにかく嬉しかった」。

 

ジェリアス・ワウ(INA)Credit: WSL / Tim Hain

 


ヒート5では、ベディ・ザガート(INA)が8.00スコアをマークし、ラウンドオブ96進出。ジェリアス・ワウ(INA)も高得点をマークしてラウンドアップ。地元以外でエクセレントスコアを出したのは、ヒート12のバリ島出身のネイサン・モンシェ(FRA)だけだった。

 

ジョシュ・カーもクルイに続き娘のシエラ・カーとともに出場。バレルを楽しんだ。Credit: WSL / Tim Hain

 

今大会もクルイに続き、日本から多くの選手が出場。ラウンドオブ128からはH1森大斗が2位でラウンドアップ、H2安室弦は3位で敗退、H3藤本世音は3位で惜しくも敗退となった。

 

加藤賢三 今回もMCに和光大。よろしくお願いします。

 

H4では、ヒート終盤まで4位を強いられていた加藤賢三が、チューブをメイクして1位通過を果たした。「結構チューブの波があったんで、それを狙っていたんです。」と加藤が言った。「最初にそれっぽいの乗って、チューブにプルインしたんですけど潰されちゃって、マニューバーかなって思ったんですけど、最後待ってチューブ抜けれたんでよかったです。

 

「今回クルイ行かずに、ニアスに5日ぐらい前から入っていて、だんだん波も上がって一番良いときのチューブもできたんで、良かったです。」同じヒートので常にトップを走っていた渡邉壱孔も2位でラウンドアップを決めた。

 

西優司 Credit: WSL / Tim Hain

H6では、2022年大会で6-8フィートのニアスでチューブをメイクし続けた西優司がスタートから2本のチューブライドをメイクし、トップ通過。同じヒートの山本来夢も2位で勝ち上がった。

 

「位置がわからなくて、良いセット乗ったんですけど、決めたいっていうのがあって、消極的になってしまったんですが、次は積極的にガンガン攻めたいと思います。」と西が言った。

 

森友二 WSL / Abdel Elecho

 

H7ではクルイで活躍した森友二も素晴らしいチューブライドをスコアし2位でラウンドアップ、H8岡野漣、H9平原颯馬、H10白井翔は惜しくも敗退。H11の本郷拓弥は2位でラウンドアップ、H12鈴木一歩は惜しくも敗退、H13酒井仙太郎と、H16堀越類は2位でラウンドアップを決めた。

 

大会2日目は、女子のQS5000ラウンドオブ64がスタート。H1に芳田 花瑚、H3清水ひなの、H4庄司梨花 、H7清水ひなたが登場。25分ヒートで行われ、女子ラウンドオブ48、男子QSラウンドオブ96がスタンバイ。プロジュニアはオフとなった。

 

 

オフィシャルサイト:

ニアス・プロは6月8日 – 15日の日程で開催。

Nias Pro Nias, Lagundri Bay, Indonesia