S.LEAGUE24-25 トライアル第1戦「白里トライアル」大会2日目。ショートボード6名が公認プロ資格獲得

千葉県大網白里市白里海岸で行われた「Sリーグ」のプロトライアル第1戦「白里トライアル」はDAY-2。昨日、ロングボードのプロトライアルは終了し、男子2名(森下波瑠、植草祥悟)、女子1名(原田來愛)が公認プロ資格を獲得。

松永健新

 

最終日となる本日は、ショートボードのプロトライアル TR-2からスタート。男子は4回、女子は3回勝ち上がれば、プロ合格となる。男子は最終ラウンドのTR-5(セミファイナル)を勝ち上がる(2UP)ことで男子4名が合格となり、決勝は行わず。女子は最終ラウンド(決勝)を行い、上位2名がプロに確定となる。

 

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ショートボードのジャッジクライテリアは下記のとおり。

選手は、以下のジャッジング基準にそって演技をしなければならない。

コミットメント(積極性)と難易度
革新的で進歩的なマニューバ
3. メジャーマニューバの組み合わせ
4. マニューバの多様性
5. スピード、パワー、フロー

※ 得点基準のうちどの要素を重視するかは、ポイントの地形や当日の波のコンディションによって変動する。

 

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朝一はオフショアで波は胸肩、頭のベストコンディション。スピッツも吹いていました。

 

今日の会場は曇りでオフショア。波は胸肩、セットで頭のサイズが入るグッドコンディション。ただ、潮が引きいっぱいの11時には風もサイドにまわり、波数はあるもののヨレてワイドブレイクに変化。波の選択が命運を分けるかたちになった。

 

 

今日はヒート中でも、7点以上出す選手や、2ウェイブトータル11点以上出す選手も多く見受けられたが、その特例は今年から廃止。なので、最終ラウンドまで勝ち上がることが絶対条件となれば、波の状況だけでなく、特に相手選手との駆け引きや、作戦は必須となった。

 

清水ひなた
清水ひなた

 

プロ合格について。まずは女子から。最終ラウンドのTR-4まで勝ち上がったのは、清水ひなた、上門涼風、木津優芽、清水心春の4人。清水ひなたがヒート全てで安定した演技を披露。試合も一抜けで合格。これで妹の清水ひなのと双子の姉妹プロの誕生だ。

 

木津優芽
木津優芽

 

2位は13歳の木津優芽。清水心春、上門涼風と僅差での争いの中、我慢強く、競り勝つ勝負強さも見せて、公認プロ資格をゲット。コンペティターとしての資質がある期待MAXの選手のデビューとなった。

 

 

リビィ助主亜
リビィ助主亜
秋山大晴
秋山大晴

 

男子最終ラウンドのTR-5のヒート1は、リビィ助主亜、秋山大晴、平坂光遵。今回の選手の中で攻め攻めだったのが、父はオーストラリア、母は日本で日本語ベラベラでオーストラリア在住のリビィ助主亜。最後までその姿勢は崩さず、攻め続けて1位でプロ合格。2位には秋山大晴が追い縋る平坂光遵を跳ね退けて滑り込み。

 

松永健新
松永健新

 

ヒート2には松永健新、米山珠波瑠、松野太郎の3人。ここは松永がパワフルでフロウのある演技を披露して、格の違いを見せて合格。これで、松永大輝、松永莉奈、松永健新と兄妹弟プロの揃い踏み。

 

松野太郎
松野太郎

 

2位には14歳の松野太郎が先に仕掛けてヒートが進行。米山珠波瑠はバックアップを見つけられないまま、そのまま松野が逃げ切って試合は終了。これで、こちらも姉の松野杏莉と姉弟のプロの誕生となった。

 

合格した選手は8月からスタートする「Sリーグ」に参加することができるが、敗退した選手にはまだチャンスがある。次回のショートボード・ロングボード トライアル第2戦は、5月29-30日の日程で千葉県旭市井戸野浜海岸(旧かんぽサーフポイント)で開催される「井戸野浜トライアル」。

エントリーの受付期間は4/29(月)正午~5/12(日)23:59まで。

詳細はJPSAのホームページまで。

https://www.jpsa.com/official_call/10179/

 

公認プロ資格獲得者

ショートボード

男子:リビィ助主亜、秋山大晴、松永健新、松野太郎
女子:清水ひなた、木津優芽

女子の最終ラウンドの前には、選手、スタッフ総出でビーチクリーン。

今日はワンバンクで進行。昨日のAポイント(片貝側、向かって左)のバンクを使用。よって、ジャッジ、MCブースは一つに。

 

清水ひなた
上門涼風
清水心春
木津優芽
リビィ助主亜
秋山大晴
平坂光遵
松永健新
米山珠波瑠
松野太郎