オーシャンサイド・ピア、オーシャンサイド、カリフォルニア、USA(2024年1月13日土曜日)-シエラ・カー(AUS)とジェット・シリング(USA)は、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023 SAMBAZONワールド・ジュニア・チャンピオンシップで優勝し、WSLワールド・ジュニア・チャンピオンとしてサーフィンの歴史にその名を刻んだ。
今回強豪を抑えてワールド・ジュニア・タイトルを獲得したカーとシリングは、2024年チャレンジャー・シリーズへの出場権を獲得。また、ゾーイ・ベネデット(USA)とジャクソン・バンチ(HAW)も準優勝を果たし、2024年チャレンジャー・シリーズを目指し戦い続ける。
シエラ・カー、WJCで競技サーフィンのレガシーをキックスタート
女子ファイナルは、このスポーツの新星の一人であるシエラ・カー(AUS)と、現在の北米クオリファイング・シリーズ(QS)No.1であり、イベント・ワイルドカードのゾーイ・ベネデット(USA)が対戦。
カーの特徴であるプログレッションとセンスによるマスタークラスのパフォーマンスは、ヒートのオープニングで7.83をスコアした後、パーフェクトに近い9.00(10点満点)をマーク。
ベネデットは、エクセレンの8.00でヒートをキープするも、スローなコンディションでの忍耐力が試され、ファイナル終了まで演技する機会さえなかった。
「最もクレイジーなヒートでした。」とシエラ・カーが言った。「優勝できて本当に嬉しいです。今回のコンテストでは、それほど良いサーフィンが出来ていなかったような気がします。ファイナルではとにかく何も残さないつもりで臨みました。
実際に良いサーフィンが出来たと思ったので、思わずはしゃいでしまいました。チャレンジャーシリーズにクオリファイできるなんて思ってもいませんでした。そんなことがあるのを忘れていました。信じられないです。来てくれたみんな、見てくれているみんな、ありがとう」
2022年サンバルゾン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップでは、シエラ・カー(AUS)がセミファイナルに進出し、コンペティティブな脅威としての地位を確立し、プログレッシブ・サーフィンの限界をプッシュし続けた。
カーは、2023年オーストラリア/オセアニア・プロ・リージョナル・タイトルを獲得し、オーシャンサイドでは、セミファイナルでタリア・スウィンダル(USA)に16.17(20点満点中)のヒート・トータルで勝利し、ファイナルに進出。そしてチャレンジャー・シリーズ出場を決め、2025年のチャンピオンシップ・ツアー(CT)出場権獲得に向け、走り出した。
シリング、南カリフォルニアに2018年以来の世界ジュニアタイトルをもたらす
男子ファイナルでは、南カリフォルニアのジェット・シリングとハワイ・マウイのジャクソン・バンチ(HAW)が対戦。シリングは、最初の波で6.33をスコアすると、クイックでパワフルなバックハンドを繰り出し、エクセレントな8.33をスコア。
バンチは6.00をマークして応戦するも、シリングは更に7.17をマークしてバンチにプレッシャーを与え、駄目押しの7.90でWSLワールド・ジュニア・チャンピオンを手中に収めた。
「とても特別で、信じられませんでした」とシリングは言った。「まず神と家族に感謝したいです。これは私にとって本当に特別なことです。友人もみんなここにいるし、シュールな感じ。みんなに感謝したいです。今年に向けてさらに努力し、友人たちと一緒にCTに入れるまで、ただひたすら前進あるのみです。」
シリングは、2023 WSLワールド・ジュニア・チャンピオンになるために、1ヒートも負けずに完璧なライディングを披露。20歳のシリングは、セミファイナルで同じ南カリフォルニアのリーバイ・スローソンと激しいバトルを繰り広げ、見事な形で彼を抜き去った。
サンクレメンテの新進気鋭の一人であるシリングは、2025年のチャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを目指し、チャレンジャー・シリーズで戦い続ける。
ベネデットとジャクソン・バンチがワールドクラスの中で準優勝
ワイルドカードで出場したゾーイ・ベネデット(USA)の驚異的なランは、ファイナルまで大会を通して究極のスポイラーとなった。
現在の北米クオリファイング・シリーズ(QS)No.1であるベネデットは、セミファイナルで南米リージョナル・プロジュニア優勝者のソル・アギーレ(PER)を下し、ファイナルでは最終WSLワールド・ジュニア・チャンピオンのシエラ・カー(AUS)と対決。そして今、ベネデットは2024年チャレンジャーシリーズへの出場権を維持するためにQSで戦いを続ける。
「今回は私にとって初めてのワールド・ジュニアでした。」とベネデットは言った。
「私を支えてくれるチーム、家族、友人には、これ以上ないほど感謝しています。決勝はハイライトのひとつ。あそこまで行けたという達成感がありました。プレッシャーもなかったし。シエラ、おめでとう!彼女は女子サーフィンをとてもプッシュしています。彼女とファイナルを共有できたことは素晴らしい。本当に感謝しています。WSL、そして特別な週末にしてくれたみんなに感謝してもしきれないです。」
ジャクソン・バンチ(HAW)のワールド・ジュニア・チャンピオンシップを通しての活躍は、準優勝でクライマックスを迎えた。バンチは、今朝のセミファイナルで、16.63というエクセレント・ヒート・スコアで、レオ・カサール(BRA)を下した。しかし、バンチはセミファイナルの勢いをファイナルのシリング戦に持ち込むことが出来ず、惜しくも敗退となった。
「波はすごくファンでしたね。ただ、最後のヒートはアンラッキーでした」と言ったバンチ。「でも、この機会にとても感謝しています。でも、このチャンスに超ストークしているし、超感謝しています。」
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
SAMBAZONワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 女子結果
優勝:シエラ・カー(AUS)16.83
2位 – ゾーイ・ベネデット(USA)11.50
SAMBAZONワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 男子結果
優勝 – ジェット・シリング(USA)16.23
2位 – ジャクソン・バンチ(HAW)13.37
SAMBAZONワールド・ジュニア・チャンピオンシップ女子セミファイナル結果:
HEAT 1:ゾーイ・ベネデット(USA)10.17 DEF. ソル・アギーレ(PER) 9.77
HEAT 2:シエラ・カー(AUS)16.17 DEF. タリア・スウィンダル(USA)12.26
SAMBAZONワールド・ジュニア・チャンピオンシップ男子セミファイナル結果
HEAT 1:ジェット・シリング(USA)14.00 DEF. リーバイ・スローソン(USA)4.50
HEAT 2:ジャクソン・バンチ(HAW)16.63 DEF. レオ・カサール(BRA)13.33
9位 : 矢作紋乃丞(JPN)、岩見天獅(JPN)
17位:長沢佑磨(JPN)
9位 :都築虹帆(JPN)
17位:中塩佳那(JPN)、川瀬心那(JPN)
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