プライア・デ・イタウナ、サクアレマ、リオデジャネイロ、ブラジル(2023年10月21日土曜日)-エリン・ブルックスとサミュエル・プポは、2023ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズの第6戦であり、最終戦である「コロナ・サクアレマ・プロ Presented by Banco do Brasil」で優勝。
16歳のエリン・ブルックス(CAN)は女子ファイナルでソフィー・マカロック(AUS)を破り、サミュエル・プポ(BRA)は男子ファイナルでミヒマナ・ブレイ(FRA)に勝利。
また、最終日の2024年チャンピオンシップ・ツアー(CT)出場権争いは、女子でイザベラ・ニコルズ(AUS)、男子でケイド・マトソン(USA)とデイビッド・シルバ(BRA)が競り勝ち、残りの出場権を獲得した。
エリン・ブルックスがチャレンジャー・シリーズ初優勝。
女子ファイナルはロースコアの展開でスタート。マカロックが2ウェイブ・トータルを7.50(20点満点中)でスコアしてリード。その後ブルックスは7.44のヒート・トータルで差を縮めることに成功。
しかし、勢いの止まらないブルックスは、別のギアを用意しており、スコアに5.00を追加。そして、最後の波ではサーフィンをさらにレベルアップ。
残り1分を切り、ブルックスはソリッドなレフトハンダーにパドルし、深いボトムターンを決めると、向かってくるセクションに電光石火のターンを叩き込み、8.67をスコアしてコンバインドスコアを13.67とし、チャレンジャーシリーズで初優勝を決めた。
「もう言葉がありません。ヒートのスタートはあまり良くありませんでした。でも神様が素晴らしい波を送ってくれて、最後のターンでライドアウトすることができました。ソフィは素晴らしいコンペティターなので、彼女も本当に素晴らしかったです」と言ったブルックス。
「来年に向けてリクオリファイできて本当にうれしいです。来年に向けてサーフィンに取り組む時間ができます。来年はヒートでエアを出せるといいです。楽しみにしています」。
ブラジルで過ごした時間について質問されたブルックスは、「サクアレマもブラジルも大好きです。波も人も食べ物も大好き。ここのみんなはとても親切で、ここの波はとても楽しい。みんな優しくて。みんなに声援を送るのが好きでした。」
男子ファイナルでミヒマナ・ブレイを破ったサミュエル・プポ
男子ファイナルもプポとブレイのバランスの取れた一進一退の攻防からスタート。プポが6.17対5.00とわずかにリードしてスタート。ブレイは2.27を追加してリードした。
しかし、プライア・デ・イタウナに集まったブラジルの大観衆がプポを後押しする中、プポはロング・ライトハンダーにスクラッチし、オープン・ウォールを得たプポは4連続のフロントサイド・ハックで8.00をスコアしてリードを拡大。その後、バックアップスコアとして5.93をスコアし、ヒートトータル14.17をマークして勝利を決めた。
「大きな感動です。コンテストはとても長く、素晴らしいヒートを戦うことができ、ファイナルでも良いヒートができたので、優勝できてとてもうれしいです。今日は入りにくいライトを見つけましたが、うまく繋げられて、そこが最高得点につながりました」
2023年コロナ・サクアレマ・プロのトロフィーについて尋ねられると、プポはこう付け加えた、 「PBアーツのインスタグラムで同じアートを見たことがあると、母と冗談を言っていました。買いたいとも思ったし、このトロフィーだと見た瞬間、ここで優勝するしかないと自分に言い聞かせました(笑)。
ここに来てCTにクオリファイすることは、とても難しいミッションでした。信じられません。神様がどれほど偉大な方であるか、そして私の人生において神様がしてくださることすべてを示しています。この素晴らしい勝利にとても感謝しています」。
2024年チャンピオンシップ・ツアー最終予選通過者決定
CS最終戦であるコロナ・サクアレマ・プロ presented by Banco do Brasilの大会最終日では、最後の2024年チャンピオンシップ・ツアー予選通過者が決定。残りは男子は2枠、女子は1枠のみ。
クオーターファイナルでイーライ・ハンネマン(HAW)が、マイケル・ロドリゲス(BRA)に逆転勝利を収めたことによって、カリフォルニアのケイド・マトソン(USA)のクオリファイが決まった。
「クレイジーですよ、 いつもクオリファイがどんなものか話していたけれど、想像していたのとは違う感じです。」とマトソン。
「今のポジションにいることにとても感謝しています。イーライがあのヒートをメイクする必要があったんです。だから僕の親友を応援して、彼は僕の代わりに仕事をしてくれたし、最高にいい気分。CTではパイプで戦うのが本当に楽しみですね。今まで何度かヒートには出たことがあるけれど、いい結果を残したことがなかったから。ブラジルのファンはとてもクールで、僕が今まで行った場所の中でも最もクールな場所のひとつです。」
続くセミファイナルでは、サミュエル・プポがハンネマンに勝利し、同じブラジルのデビッド・シルバ(BRA)のチャンピオンシップ・ツアー復帰が決定となるなど、多くの感動的なシーンを見ることとなった。
2024年チャンピオンシップ・ツアーの男子ファイナル・クオリファイ10名は以下の通り:
コール・ハウシュマン(USA)
サミュエル・プポ(BRA)
ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
クロスビー・コラピント(USA)
イーライ・ハネマン(HAW)
イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
フレデリコ・モライス(PRT)
ジェイク・マーシャル(USA)
ケイド・マトソン(USA)
デイヴィッド・シルバ(BRA
女子は、ナディア・エロスターベ(EUK)が2024年チャンピオンシップ・ツアーへの出場権を獲得できる5位にジャンプアップするためには、このイベントで優勝する必要があった。エロスターベはあと一歩のところまで追い上げたが、最終的に優勝したブルックスに敗れ、イザベラ・ニコルズ(AUS)が出場権を獲得した。
2024年チャンピオンシップ・ツアーの女子ファイナル・クオリファイ5名は以下の通り:
インディア・ロビンソン(AUS)
サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ソイヤー・リンドブラッド(USA)
アリッサ・スペンサー(AUS)
イザベラ・ニコルズ(AUS)
詳細は WorldSurfLeague.com をご覧ください。
コロナ・サクアレマ・プロ Presented by Banco do Brasil 女子ファイナル結果:
優勝 – エリン・ブルックス(CAN)13.67
2位 – ソフィー・マカロック(AUS)7.50
男子ファイナル結果:
優勝- サミュエル・プポ(BRA)14.17
2 位- ミヒマナ・ブレイ(FRA)10.93
女子セミファイナル結果:
HEAT 1:ソフィー・マカロック(AUS)10.50 DEF. フランシスカ・ベセルコ(POR)6.77
ヒート2:エリン・ブルックス(カナダ)12.83 DEF. ナディア・エロスターベ(EUK)8.94
男子セミファイナル結果:
HEAT 1:ミヒマナ・ブレイ(FRA)11.50 DEF. クロスビー・コラピント(USA)7.14
ヒート2:サミュエル・プポ(BRA)13.50 DEF. イーライ・ハネマン(HAW)12.00
女子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:フランシスカ・ベセルコ(POR)5.60 DEF. キラ・ピンカートン(USA)4.60
HEAT 2:ソフィー・マカロック(AUS)15.17 DEF. アリッサ・スペンサー(USA)8.84
HEAT 3:ナディア・エロスターベ(EUK)13.16 DEF. インディア・ロビンソン(AUS)5.70
HEAT 4:エリン・ブルックス(CAN)13.16 DEF. ソイヤー・リンドブラッド(USA)4.50
男子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:ミヒマナ・ブレイ(FRA)14.83 DEF. シオン・クロフォード(HAW)12.27
ヒート2:クロスビー・コラピント(USA)14.57 DEF. イマイカラニ・デヴォルト(HAW)12.30
HEAT 3:イーライ・ハネマン(HAW)16.83 DEF. マイケル・ロドリゲス(BRA)13.60
HEAT 4:サミュエル・プポ(BRA)14.00 DEF. マルコ・ミニョ(FRA)13.50
Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil
オフィシャルサイト:
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/cs/146/corona-saquarema-pro/main