ラグンドリ・ベイ、ニアス、インドネシア(2023年9月15日金曜日)-2023年ニアス・プロ・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベント「ニアス・プロ」は大会5日目。
風の影響を受けながらも4~6フィートまでサイズアップしたソリッドな波がラグンドリ・ベイに押し寄せ、メンズのラウンドオブ64の残り10ヒートと女子のラウンドオブ32が終了した。
チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーであり、東京2020オリンピアンの和井田リオ(INA)は、セミファイナルに進出した2022年のクルイ・プロ以来、クオリファイング・シリーズに復帰。インドネシア初のCTサーファーである和井田は、多くの期待を背負っているが、今大会では自分のペースを保っているようだ。
「とてもトリッキーでした。」と和井田が言った。「昨日よりずっとサイズのある波で、間違いなくチャンスがあります。僕は朝の2ヒート目でした。午前中のサーフィンはいつも難しいけど、4点台2本で仕事をやり遂げました。
8ポイントや9ポイントの波は必要ないと思っていました。合計で8点取ればいいと思って10点、12点と上げていこうと考えていたんです。他の選手はもっと高いスコアを出していたのですが、それをバップアップすることができませんでした。だから、僕の方がいいゲームプランだったと思います」。
WSL QS5000男女「Nias Pro 」大会5日目は男子ラウンドオブ64H7から再開。H8に渡邉壱孔、H9長沢侑磨、金沢太規、H10新井洋人、H11稲葉玲王、H12金沢呂偉、H14大音凛太、太田 拓杜、H15加藤翔平、H16須田喬士郎、安室丈、野呂海利が登場。
H10の新井洋人はヒート終盤に5.67と4.53をスコアして、大逆転でトップ通過。「結構ギリギリで勝てました。スコアが全然聞こえなくて、とりあえず乗ろうと思って乗ったのが良かったと思います。波も上がってきて楽しいので、楽しんでヒートができればと思っています。」
H16では、安室丈、須田喬士郎、野呂海利の3名が同じヒートに登場。ヒートは安室がスタートからベスト2をまとめてヒートをリード。5.07のベストスコアを持つ須田が2位につけていたが、最後にオーストラリアの選手に逆転されて敗退となった。
これで明日の男子ラウンドオブ32は、H1西慶司郎、H2伊東李安琉、岩見天獅、H4安井拓海、H5新井洋人、H8安室丈の6名となった。
女子QSは、ラウンドオブ32のH1都筑虹帆、中塩佳那、カイラニ・ジョンソン、H2松永莉奈、リディア・カトー、H3池田美来、H4脇田紗良、H5松岡亜音、H7松田詩野、馬庭彩、H8佐藤李、野中美波が登場。
H1では都筑虹帆が、フィンフリーのりエントリーをメイクして7.10をスコア。バックアップに5.67をスコアして1位通過。「ちょっと怖いコンディションだったんですけど、ちょっと良いターンが出来たんで、それが良い形に繋がるかなと思います。」
H3の池田美来は、6.00と5.83をスコアしトップを維持するも、昨年の優勝者であるページ・ハレブが最後に2本のエクセレント・レンジのスコアをまとめて逆転。池田は2位でラウンドアップ。
H4の脇田紗良は、スタートから14歳のチャーリー・ヘイトリーが8.33をスコアしてリード。5点台を2本揃えた脇田がトップとなるも、最後に逆転されて2位でラウンドアップ。
H2では松永莉奈は、ヒート後半まで4位だったがクリティカルなセクションでリエントリーを決めて7.17をスコア。トップに躍り出て、バックアップを4.47まで上げて1位で勝ち上がった。
H5の松岡亜音は今回全く波とリズムが合っていないようでジュニアに続き初戦敗退。
H7では松田詩野、馬庭彩が同じヒートで対戦。エリー・ハリソンが8.17 のエクセレントでヒートをリード。松田もバックハンドでチャージして6.10をスコアするもバックアップを上げられず。6ポイントを2本揃えた馬庭が2位でラウンドアップ。松田は惜しくもここで敗退となった。
H8では野中美波が6.83を4.40でバックアップして1位をキープ、佐藤李が最後に逆転して2位でラウンドアップを決めた。
女子はベスト16が決定。H1都筑虹帆、松永莉奈、池田美来、脇田紗良、H3馬庭彩、佐藤李、H4野中美波。
明日、男子ラウンドオブ32と女子ラウンドオブ16は午前7時30分スタートの可能性があるため、全選手は午前7時にスタンバイ。
現地時間の 2023年9月16日7時30分 は、日本時間の 2023年9月16日9時30分です.
QS5000オフィシャルサイト:
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/181/nias-pro/main