コルテス・バンクは、ロサンゼルス沖、南西100マイルに位置する伝説の海底火山でブレイクするメガ・ウェイブ・マグネット。2008年にカリフォルニアのマイク・パーソンズが、77フィートの波に乗って当時の世界記録を樹立した場所でもある。
世界のビッグウェイブ・スポットとして、最近では、イベントが行われるポルトガルのナザレやハワイのジョーズ、カリフォルニアのマーヴェリックスなどが話題に上ることが多いが、今回のカリフォルニアで発生した過去数十年で最大のスウェルでコルテス・バンクが覚醒。
アメリカの有料ケーブルテレビ放送局であるHBO(エイチビーオー/Home Box Office)による、本物のビッグウェイバーの姿を映し出すドキュメンタリー番組「100 Foot Wave」チームが、その驚愕の姿を捉えるべく、撮影に向かった。
「1月13日の金曜日は、夜明けから夕暮れまで、コンディションとしては今まででベストなビッグデーだった。一日中、60フィートで完璧だった」とクルーの一人だったギャレット・マクナマラは言った。
このセッションには、ギャレット・マクナマラをはじめ、ニック・ヴォン・ラップ、ジャスティン・デュポン、アンドリュー・コットン、ウィル・スクーディン、ルーカス “チャンボ “チアンカといったビッグウェーブサーファーが参加。シーズン2での公開が今から楽しみだ。
「私は30年前からコルテス・バンクのドラゴンを倒すことに携わっている。サーフィング・マガジンの編集者だった頃に遡る」と100フィートウェーブの主催者であるビル・シャープは言った。
「90年代にはパドリングし、2001年にはマイク・パーソンズと曳航しました。今は「100 Foot Wave」に携わっていますが、最初のシーズンは大成功を収めました。その後、ナザレの物語はかなり語りつくされた感があったので、コルテスへとフォーカスを移しました。昨年の冬に計画を立て、実行に移したのですが、結局はカリフォルニアのサーフィン史上最悪の冬になってしまいました(笑)。だから、この旅は結局1年半以上かけて計画したものなんです。」
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