マリブ、カリフォルニア、USA(2022年10月6日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、昨日のクエルボ・クラシック・マリブ・ロングボード選手権終了後、2023年のWSLロングボード・ツアー・スケジュールを発表した。
WSLロングボード・ツアーは、サーフィンのトラディショナルな 路線を、アップデートされた先進的なアプローチで讃えるもの。このシリーズは、毎シーズン男女のロングボード・ワールド・チャンピオンを決定するだけでなく、地球上で最も美しい場所でサーフィンを表現する、特別なスタイルにスポットライトを当てている。
「WSLロングボード・ツアーの新しい展開と成長に興奮しています」と、WSL SVP of Tours and Head of Competitionのジェシ・マイリーダイアーは言った。
「新体制の意図は、サーファーが試合するためのより良い機会を作り出すことです。私たちは、より多くのツアーストップを追加し、より広いクオリフィケーションを取り入れ、新しい「ワンデイ・ファイナルフォーマット」で、世界チャンピオンを決めることにコミットしています。2023年シーズン以降も、世界最高のロングボーディングを称賛し続けられることを楽しみにしています。」
「新しいファイナルズフォーマットは、ロングボード・ツアーとサーファーを高めるでしょう」と、WSLロングボードツアーのシニア・マネージャーであるキラ・シールは言った。
「我々は選手と相談し、彼らは2023年のスケジュールと新フォーマットに興奮しています。我々は間違いなくスケールアップし、新しい顔ぶれがロングボード・ツアーで見られるチャンスを与えているのです。」
ロングボードツアーの開催地と開催形式を変更
2023年のWSLロングボード・ツアーは、世界にある4つのストップで構成される。このシーズンのタイムフレームは、アスリートにとってよりアクセスしやすい旅になるように設計されています。2023年の開催地には、世界中の有名なイベントやポイントブレイクが含まれています。
2023 WSLロングボードツアーのスケジュール*
- ベルズビーチ・ロングボード・クラシック
(オーストラリア、ビクトリア州ベルズビーチ)
2023年8月30日~9月2日 - サーフ・シティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック
(エル・スンザル、エルサルバドル)
2023年9月19日~25日 - ロングボード・チャンピオンシップ
(USA、カリフォルニア州マリブ)
2023年10月3日~10月13日*ロングボードツアー第4戦は後日発表予定
2023年のロングボードツアーでは、全部で4つの大会が開催。今のところ、オーストラリアのベルズビーチ、エル・スンザル(エルサルバドル)、マリブ(USA)を回るスケジュールとなっている。第4回大会は後日発表される予定。
2023年のワールド・チャンピオンを決める新しいワンデイ・フォーマット
最初の3つのイベントは、4つ目の最終イベントであるマリブ・ロングボード・チャンピオンシップのクオリフィケーションにカウントされる。ランキングのトップ8男子とトップ8女子は、このワンデイの勝ち抜きイベントへの出場権が与えられ、ワールド・チャンピオンを決定する。
WSLチャンピオンシップ・ツアー・ファイナルのフォーマットと同様に、競技者のポイントはゼロになり、ランキングによって決められたブラケットにシードされ、オープニング・ラウンドでは高いシードが優先される。そして、マリブ・ロングボード・チャンピオンシップの優勝者が2023年のワールド・チャンピオンに輝くことになる。
2023年のロングボード・ツアーへの出場プロセス
2023年のロングボード・ツアーでは、男子24名、女子24名の選手が出場。各24名のフィールドは、以下のように構成される。
- 2022年ロングボードツアーの上位8名。
- WSLリージョンから選ばれた14名のサーファー(リージョンごとに最低1つのクオリファイ・イベントがある)
- ツアー・コンペティション・チームによって選ばれた2つのイベント・ワイルドカード
今年日本から出場していた田岡なつみ、井上鷹、吉川広夏。昨日終了した2022年シーズンにおいて世界ランキングで、田岡は11位、吉川は12位。井上は11位でフィニッシュとなった。
上位8位に入れなかったためリージョンからのクオリファイを目指すことになるが、現状、日本ではWSLのロングボードのイベントが行われていない。しかし来年行われるとなると多くの選手にチャンスが与えられることになる。日本から選手が世界に出るためにクオリファイ・イベントの開催が必要となるだろう。
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