男子がベスト12、女子はベスト8が決定。JPSA第4戦「ムラサキ鴨川プロ supported by 秀吉内装」大会2日目。

西慶司郎と金沢呂偉

JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第4戦「ムラサキ鴨川プロ supported by 秀吉内装」大会2日目。

本日のスケジュールは女子R-2→男子R-3→女子R-3→男子R-4の合計26ヒートを行い、Day-2は終了。これで男子がベスト12、女子はベスト8が選出された。

男子は西田来生、太田拓杜、田中英義、西慶司郎、仲村拓久未、岡野漣、河谷佐助、大音凛太、金沢呂偉、森友ニ、岩見天獅、松永大輝。

女子は中塩佳那、松岡亜音、都築虹帆、池田美来、川瀬心那、松山黎音、野呂玲花、宮坂麻衣子。

今日のマルキポイントは長潮。干潮が朝の7時で、午後3時に向けて上げていく。試合開始がちょうど引きいっぱいということもあり、会場正面から向かって左の岩場を選手はチョイス。

 

 

波のサイズはコシハラ。ただ、ダラダラの力無いブレイクに選手も技を入れるのに一苦労。8時ごろから会場正面の右奥のバンクが割れ出したこともあり、女子のR-2H-4の選手は全員がそちらを選択。サイズがあるだけでなく、沖から張る波も来る。

 

佐藤李

 

そこで佐藤李がその日のベストウェイブを掴んで、止まらぬリエントリーを連発。エクセレントの8.75、6.00ポイントでトータル14.75ポイントを叩き出した。これは男女の中でもシングルとトータルのハイエスト。

 

 

安室丈
安室丈

 

男子ではトータルハイエストはR-3H-6の安室丈。沖の波をうまく繋いで 7.00、5.90ポイントで、トータル12.90ポイントが最高点。しかし、その佐藤李、安室丈はR-4で残念ながら敗退。男子のシングルハイエストはH-10の大音凛太。

 

昼近くなると今度は上げ過ぎて、沖で割れるセットも少なくなったということで、また朝一の左奥の岩場に選手全員が移動。天気は雨混じりで、風はサイドオフ。面は整うものの、ワイドで繋がり気味のブレイク。

 

 

大音凛太

そこで大音凛太が、数少ないキレた波でノートリムの2発でエクセレントの8ポイント。これが男子のシングルハイエストとなった。

 

男子のR-3とR-4では全く違う条件の波での勝負。上手く適応できた選手は、全般的に動きまくって波を掴んでいた印象。さらに鴨川マルキポイントのクセを把握していた選手が勝ち上がった。

 

続いて今回のアマチュアの結果。男子はR-3に進出した三佐川武瑠、白井翔は、トップシードの壁を崩せず、ここで敗退。女子は清水ひなの、松山黎音、平田 咲帆の3人のうち、R-3へ進出したのは松山黎音のみ。

 

 

松山黎音

そのR-3のH-4での対戦は川合美乃里、池田美来、佐藤李。決して楽なヒートではなかったものの、松山黎音は臆せず、自分のサーフィンで攻め切って1位通過。めでたくこのラウンドを勝ち上がり、公認プロ資格を獲得した。おめでとう!

川合美乃里
川合美乃里

そのヒートでは、グラチャン争いの川合美乃里。苦手とする波ではあったものの、いつものキレた演技ができず単発。やはり、プレッシャーもあったのか。後半に巻き返すも、点が足らずにここで敗退という結果となった。

中塩佳那

これでこのR-3を勝ち上がった中塩佳那の2022年グランドチャンピオンが早くも確定。アマチュアからプロ転向の初年度でタイトルを奪取。おめでとう!

中塩佳那
金沢呂偉

 

明日は最終日。女子のR-4からスタートして、男女とも決勝まで行う。グラチャンの決まった中塩佳那の連勝記録はどこまで?

勝ち上がっている西慶司郎、金沢呂偉のグラチャン争いは?

見どころ満載!明日もライブはAbemaで放映します。お見逃しなく!

 

この大会のコンテストディレクターは小川直久プロ。朝のモーニングショーの配信では、大会スケジュールとコンディションを説明。

金沢呂偉には同郷の先輩である辻裕次郎がコーチとしてアドバイス。

公認プロ資格獲得者 女子:松山黎音

「プロ公認を得て凄く嬉しいです。いい波の乗って自分のサーフィンするしか勝ち目がないと思っていたので、それを意識して頑張りました。自分の中で落ち着いてできました。」

ヒート終盤の大逆転撃でラウンドアップしたサンクレメンテ在住の西田来生は、今年の日向トライアルでプロ公認を手に入れた。

「ドキドキでまだ信じられない感じです。スタートが良くなくて。波に乗るしかないなって思って。最後に波が来て良かったです。今回は予定通りにはいかなかったので、スコアは関係なく波にたくさんのするしかないなと思いました。」

現在ランキング1位の西慶司郎
「満潮の時間で波数が少ないヒートでした。自分のサーフィンをするということを意識していたヒートだったので、どんなコンディションでも自分の乗りたい波を乗れるように、そういうサイクルを自分の中で作っていった」

松岡亜音
「できるだけ角度の鋭いターンをすれば点数も付くので、普段のサーフィンから心がげています。それと最近サーフボードのリッターを落とした事で、えぐれるサーフィンができているのかなと感じています。」

13歳のプロサーファー岡野 漣が今回はラウンド5に進出
森 友二
「板を変えたんで最初は慣れていない感じだったんですけど、しっかり波が来てくれて。波が用意されていた感じがしました。」

河谷 佐助
「波数少なかったんですが、良い波だけを乗ろうと思ったんですけど、良くない波に手を出してしまった。」と言うもトータル10.50をスコアして1位でラウンド3を勝ち上がった。

仲村 拓久未「今年は良い成績が残せてなくて、落ち込んでいたので最後の2戦頑張りたいです。」
太田 拓杜「最初にスコアを出せたので、プライオリティあったら他の選手にも乗らせないように良い波きたら自分が乗っちゃおうみたいな作戦でした」
松永 大輝「全部消えてしまう難しい波でした。前半8分ぐらい待って、自分の狙っている波が来なかった」
西優司「レフト狙いだったんですが珍しくライトが入ってきたって感じでした。」とR3では7.00をスコアした西がコメント。

光っている波を見つけた。大音 凜太

「前のヒートまで全員が右のピークでサーフィンして、自分は最初から左で行こうと決めていました。あの波を練習しているサーファーが乗っていたので、あの1本に絞って乗った結果が8点出せたかなって思います。

波が来た瞬間に光ってましたね笑。そのあとは同じような波はこなかったので、右に移動してヒートを進めていました。

あの波はマルキの岩場らしい波って感じでしたね。この試合前の台風で地形が決まったんで、コンスタントにこの1週間あの波でやっていたので、練習の成果が出たかなって思います。マルキには珍しく左も右も上げたほうが波がいいので、潮を見ながらポジションを決めたいと思っています。」

 

 

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ヒート表

 

※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。

 

10月6日(木)DAY3
  6:30

全選手集合、検温チェックイン(〜8:30)
7:00
競技スタート予定
MENS  R5 H1〜H4
MENS  QF H1〜H4
WOMENS SF H1〜H2
MENS  SF H1〜H2
WOMENS FL
MENS  FL

 

【ムラサキ鴨川プロ supported by 秀吉内装】

▼大会名
JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第 4 戦
ムラサキ鴨川プロ supported by 秀吉内装

▼開催期間
2022 年 10 月 4 日〜10 月 6 日(予備日:10 月 7 日)

▼開催場所
千葉県鴨川市 東条海岸(マルキポイント)

▼協賛関係
特別協賛:株式会社ムラサキスポーツ
協賛:株式会社秀吉内装
ツアー協賛:さわかみグループ
後援:鴨川市
主催:一般社団法人日本プロサーフィン連盟

 

▼ABEMA LIVE 配信
■10/4 (火) 大会 1 日目
https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/95Kb4PooGKAmiX
■10/5 (水) 大会 2 日目
https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/95Kb46NvQh1xH5
■10/6 (木) 大会 3 日目
https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/95Kb3noaL2V7aX