千葉県いすみ市の太東海岸で笑顔いっぱいの『2nd SURF TOWN FESTA KIDS CONTEST 』が開催された!

 

Photo & Text 米地有理子

 

 千葉県いすみ市で第18回目となるサーフタウンフェスタの大会イベントとして6月5日(日)、『2nd SURF TOWN FESTA KIDS CONTEST 』(いすみ市サーフィン業組合/いすみ市体育協会サーフィン部共催)が太東海岸で開催された。

 

 

 

 

まだコロナ禍という状況ではあるが、感染者数が落ち着きを見せ、各地でさまざまなイベントも開催されている。また新型コロナウイルス感染症対策で、屋外で一定の距離を保つ等の条件でマスクは必要なしとする方針が示され、少しずつ外での活動が元に戻りつつある。

 

 

撮影、編集:deltaforce surf

 

 

そんな中で、『2nd SURF TOWN FESTA KIDS CONTEST 』も去年に続き開催が決定され、今年は全国の小学生サーファーを対象とし、出場クラスをKIDSオープン(技ができるレベル)、KIDSビギナー(立って横に行けるレベル)にKIDSプッシュ(プッシュで立てるレベル)を新設し、さらにこれからのサーファーを育む楽しい大会となった。

 

 

受付で検温、手指の消毒を行なって入場

 

 出場するキッズサーファーたちが朝早くから家族とともに集合し、太東海岸は人気のサーフポイントではあるが、その賑やかさはいつもとは違う様相。大会会場へは受付で検温、手指の消毒をしてから入場となる。

 

 

参加賞はサーフタウンフェスタの特製ビーチタオルとマスク

 

選手はエントリー確認と共にアンケート用紙、会場内のキッチンカーのピザ屋さんまたはハンバーガー屋さんで購入できる昼食券、参加賞のビーチタオルとマスクをもらい、緊張のヒート前の嬉しいプレゼントに笑顔が溢れた。

 

「頑張るぞー!」とみんなで集合写真

 

開会式では太田洋いすみ市長が挨拶に立ち、佐藤友くんが元気に選手宣誓を行った。ジャッジから競技の説明、ライフガードのJ-PROによる準備運動の後、皆で「頑張るぞー!」という掛け声で記念撮影をし、大会はスタートした。

 

 

波は十分、腹胸ぐらいの波も子供たちには頭ぐらい?
応援団もたくさん出動

 

 天も子供たちに味方をしているのか、日頃の行いが良いのかと言いたくなるほど今年も昨年同様に波のサイズも十分、オフショアで最高な舞台がキッズサーファーたちに用意された。

 

 

ゼッケンはまだ大きいけど、似合っているでしょう
今年からサーフタウンフェスタのゼッケンがお目見え

 

ラウンド1は12分、ラウンド2からファイナルは15分ヒートで行われ、今年作製された”SURF TOWN FESTA”のゼッケンを身に付けた選手たちが代わるがわる海へ向かった。

 

会場を盛り上げてくれたMCの高貫佑麻プロと高橋みなとプロ

 

そんな選手たちを盛り上げるMCは高貫佑麻プロ、高橋みなとプロというゴールデンコンビ。今後世界に挑戦するサーファーもいることだからと英語のアナウンスも取り入れ、プロサーファーならではの参考になる話を聞かせてくれた。

 

プロサーファーたちの姿もあちこちに 。西慶司郎、高橋健人、田中樹、牛越峰統

 

また会場では選手のコーチとしてや親としても多くのプロサーファーの顔が見られ、日本プロサーフィン連盟の名誉顧問である牛越峰統プロもいすみ市サーフィン業組合の役員として参加しており、サーファーの幅の広さもサーフタウンならではと言えるだろう。

 

中新茂いすみ市サーフィン業組合理事長(左)と牛越峰統プロ
ビギナークラス優勝の石田海夏さん

 

 ヒートが順調に進み、技ができるオープンクラスは大人顔負けの白熱のヒートを展開し、ビギナークラスも小さな体で大きな波に向かいながら、懸命にテイクオフをして競い合った。

 

 

プッシュクラスは感動のシーンがいっぱい
プッシュクラス優勝の市川祐生くん

 

そして今年追加となったプッシュクラスでは、親子で沖へと向かい、波待ちをし、親の助けを受けながら波に乗る姿それぞれにドラマがあり、美しいシーンでいっぱいだった。

 

市内のフラダンスチームが素晴らしいフラを披露

 

 今年は昨年よりもコロナ禍による規制が緩和されて、熱いヒートの傍らでステージイベントも行われ、ウクレレ演奏、フラダンスなどが披露された。

 

和やかにウクレレの演奏も

 

選手や選手関係者以外の人も受付で検温、手指の消毒を行えばステージイベントを観戦したり、キッチンカーで食べ物を購入したりでき、多くの観客や応援団が会場に集い、マスクはしつつもコロナ禍以前を思い出すような盛り上がりとなった。

 

人気のキッチンカーに行列が
ファイナル前にチアリーダーたちがファイナリストを応援してくれた

 

ヒートが順調に進み、ステージイベントのトリを飾ったのは子供たちのチアリーディング。各クラスのファイナリストが決まり、ファイナル前に全員ステージの前に。

 

選手たちと同じ年頃のチアリーダーたちが、ファイナリストたちに向かって素晴らしい応援を。サーフィンをする子もしない子も一丸となってサーフィンコンテストというイベントを盛り上げる。

 

オープンクラス優勝の石塚樹くん
オープンクラス2位の佐藤友くん
オープンクラス3位の中鉢晴心くん
オープンクラス4位の山田海光くん

 

昨年、太東海岸の隣にある志田下ポイントで東京オリンピックが行われ、サーフィンがスポーツとして多くの人に知られたが、今大会でもサーフィンが多くの人にとって身近に感じられるものとなったことだろう。

 

チアリーダーや観客から盛大な応援を受け、選手たちはファイナルに臨み、最後まで力を振り絞った。無事に全てのクラスのファイナルが終了し、順位は表彰式までのお楽しみとなった。

 

 表彰式は太田いすみ市長の挨拶の後、プッシュクラス、ビギナークラス、オープンクラスと進んだ。今年も多くの賞品が協賛され、優勝者にはチバフォルニアサイクルより自転車、いすみ市よりいすみ米も贈られた。

 

「来年も大会やりたい人~?!」の呼びかけに元気に手を挙げる子供たち

 

今年も山田浩之サーフタウンフェスタ実行委員長が「来年も大会やりたい人~!?」と呼びかけると子供たちから「はーい!」と元気な返答があり、来年もまた子供たちの大会を開催することを約束して、大会は終了した。

 

 

 近年各地で少子高齢化が進み、特に田舎は若い世代が少なくなっていると言われて久しい。

 

いすみ市もそうではないとは言えないが、今大会で近隣の親子やチアリーディングやフラダンスなどを習う子供たちがキッズサーファーの応援に駆けつけ、会場の太東海岸に笑顔が溢れ、海が子供たちの遊び場の一つとなり、家族の憩いの場となり、友達との交流の場となったいるのを目の当たりにし、新しい未来を想像した。

 

プッシュクラス優勝者決定の瞬間

 

海の持つパワーはすごい。そしてそのパワーに負けないぐらい子供たちはパワーを持ち、大人たちを勇気づける。未来を担う子供たちを大切に育む中に、多くの問題を解決していく力が漲り、好転していくと感じさせてもらった大会だった。毎回いろいろなことを子供たちから教えてもらう今大会が毎年楽しみになってきた。

 

ビギナークラス優勝の石田海夏さんとお母さん
プッシュクラス優勝の市川祐生くんファミリー
オープンクラス優勝の石塚樹くんファミリー

 

 

【関係者コメント】

一番印象的だったのは子供たちの目が輝いていたこと。

牛越峰統プロ

「波もすごく良かったし、普段子供たちが練習していることができる波だったと思います。特にオープンクラスのファイナルは皆上手でしたね。一番印象的だったのは子供たちの目が輝いていたことです。あとは大人たちが真剣になり過ぎてる?そこをちょっと緩和して?親の勝負にならないように(笑)。スタッフ、関係者の力もあって、太田いすみ市長様のご支援もあってできている試合だと思うので、長続きできるように皆で頑張って、自分も応援ができたらいいなと思います」

 

エントリー費が無料で参加賞がもらえてお祭りみたいに楽しめる大会

高橋みなとプロ

「去年は観に来れなくて今年初めて参加したのですけど、思っていた以上にみんなのレベルが高くてびっくりしました。小学6年生までの大会と聞いて、6年生の上手さに驚いていたら、下は小学1年生とかの選手がいるからもっとびっくりして。私は小学3年生からサーフィンを始めたから、その歳の自分と比べたら今の小学生の子たちが本当に上手で。

エントリー費が無料で参加賞がもらえて、こんなにお祭りみたいに楽しめる大会ってなかなかできないと思うのですけど、それができるって素敵だし、絶対毎年やるといいなと思います。今大会が初めての大会ですっていう子もいたのですけど、そういう子にもエントリーしやすいし、友達もできるし。コロナ禍でイベントが全然できなくなっていたけれど、こういうイベントは必要だし、子供たちも喜ぶって思いました!」

 

来年はさらにパワーアップさせていきたいと思っています。

山田浩之サーフタウンフェスタ実行委員長

「去年よりもさらに波も良く、2回目ということで選手もスタッフも皆慣れてきて、さらに盛り上がりがあったと思います。MCも英語でアナウンスしたりと新しい試みができました。今年はステージイベントも少しできたので、キッズコンテスト+フェスタ的な感じのものがあって良かったかなと思います。やりたかったチアリーディングもできて。今年パワーアップできたので来年はさらにパワーアップさせていきたいと思っています」

 

 

【大会結果】

オープンクラス入賞者

【オープンクラス】
優勝 石塚 樹
2位 佐藤 友
3位 中鉢 晴心
4位 山田 海光

ビギナークラス入賞者

【ビギナークラス】
優勝 石田 海夏
2位 糟谷 陽彩
3位 土屋 希仁
4位 長福 陽大

プッシュクラス入賞者

【プッシュクラス】
優勝 市川 祐生
2位 清野 茜
3位 中西 稟
4位 石塚 実乃里

 

オフィシャルサイトhttp://surftown.jp/