クーランガッタ、QLD / オーストラリア(2022年5月8日日曜日) 2022年ワールド・サーフ・リーグ・チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl」は大会2日目。
会場には朝から2~4フィートのレンジのスーパークリーンな波が提供され、スナッパーロックスはパンプし続けており、本日コールオンとなった。本日は、男子ラウンドオブ96の残りの6ヒートが行われ、その後に女子ラウンドオブ64の最初の13ヒートが行われた。
撮影、編集:NOJILANDFILM @NOJILANDFILM
女子のラウンドオブ64において、日本女子初ヒートとなった松永莉奈は、ヒート5でCTサーファーのマリア・マニュエル、元CTサーファーのニッキー・ヴァン・ダイク、マファルダ・ロペスと対戦。ヒートは、マリアが9.67というハイスコアで試合の主導権を握り、バックアップを8.93という驚異的なスコアを叩き出して圧勝した。
松永はコンビネーション・マニューバーで4.33をスコア。ヒート終盤に優先権を使って波を掴み、スムースなカーヴィングターンを披露したが、最後はコンビネーションに追い込まれて惜しくもここで敗退となった。
ヒート10では、前田マヒナが、元CTサーファーのココ・ホー、パイプライのCTで優勝したのが記憶に新しいモアナ・ジョーンズ・ウォン、ポルトガルのテレサ・ボンヴァロと対戦。
ヒートはココ・ホーがスタートから素晴らしい波をキャッチ。CTレベルのサーフィンを披露して、8.17のエクセレントでヒートを開始。前田はウェイブ・セレクションに苦戦している様子でスコアを思うように出せない。
ココはバックアップを6.67として完全にヒートをリード。前田は4位を強いられる厳しい展開。ヒート終盤に5.57と4.80をスコアして3位に浮上した前田だったが、惜しくも初戦敗退となった。
ヒート11では都筑有夢路が、CTサーファーのタティアナ・ウェストン-ウェブ、ナディア・エロスターベ、アリアンヌ・オチョアという3名のグーフィーフッターと対戦。
ファースト・エクスチェンジで4名がそれぞれ波に乗った。都筑は一番サイズのある波を選び、ドライブターンから4発の鋭いオフザトップをメイク。7.67というエクセレント・レンジのスコアを叩き出しトップでヒートを開始する。
優先権を保持したままスコアリング・ウェブを待った都筑。後半に入り、タティアナが6.83を3.50でバックアップ。トップに躍り出る。
ヒート終盤に差し掛かり、再びセットが入りだし、各選手がライディング。タティアナはリードを広げ、エロスターベが2位となり都筑は4位へ追い込まれる。
残り時間10分を切り、ようやく2本目の波を掴んだ都筑は、ファーストマニューバーで縦に上がるビッグリエントリーをメイク。更にクローズセクションのリエントリーも決めて6.30をスコア。大逆転で一気にトップへ躍り出る。その後セットは入らずに試合終了。
都筑はCTサーファーのタティアナを抑えて、見事1位でラウンドアップを決めた。練習の時から非常に調子のいい都筑。今後の更なるラウンドアップに期待がかかる。
明日、女子が再開されれば、ヒート15で日本の脇田紗良、野中美波がベティルー・サクラ・ジョンソン、ザーリー・ケリーと対戦する。
また、その後男子のラウンドオブ48 が開始されれば、ヒート2で和井田理央が、コナー・コフィン、ヴァスコ・リベイロ、サミュエル・プポ
ヒート3で大原洋人が、ジャドソン・アンドレ、イマイカラニ・デヴォルト、アドゥア・アマトリアン
ヒート4でコナー・オリアリーが、ティモシー・ビッソ、クリス・ザフィス、ビリー・ステアメンド
ヒート8で稲葉玲王が、ラムジ・ブキアム、カイアス・キング、オスカー・ベリーと対戦する。
2022年のブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curlチャレンジャー・シリーズ・イベントは、5月7日から14日までスナッパー・ロックスで開催される予定です。
男子:Boost Mobile Gold Coast Pro
女子:Boost Mobile Gold Coast Pro
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