稲葉玲王、大原洋人がラウンドアップ。和井田理央とコナーがトップ通過。CS大会初日ハイライト映像。

クーランガッタ、QLD / オーストラリア(2022年5月7日土曜日)–2022年ワールド・サーフィン・リーグ・チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl」が本日からスナッパー・ロックスで開幕。

 

大会初日は2~3フィートのスーパークリーンなコンディションで男子のラウンド1となるラウンドオブ96からスタート、18ヒートまでが行われた。

 

撮影、編集:NOJILANDFILM  @NOJILANDFILM 

 

和井田理央  © WSL / Shield
和井田理央  © WSL / Dunbar

 

男子オープニング・ラウンドとなるラウンドオブ96男子H3にインドネシアの和井田理央が登場。和井田は、スタートからビッグカーヴィングのコンビネーションで7.67をスコア。

 

バックアップを4.33してヒートを前半からリード。身体が一回り大きくなったように感じる和井田はサーフィンのパワーが増し、ヒート終盤にはエクセレントの8.07をマーク。ヒートスコア15.74を叩きだして、1位でラウンドアップを決めた。

 

大原洋人  © WSL / Shield

 

H7で大原洋人とカリフォルニアの小林桂が、CTルーキーのリアム・オブライエンとQSベテランのティモテ・ビッソと対戦。大原はソリッドなレールターンで5.33をスコアしてヒートを開始。小林も5.03をスコアして応戦する。

 

小林桂

 

ビッソがソリッドなバックハンドで6.17と7.33をスコアしてヒートをリード。大原はセカンドウェイブでは、さらにソリッドなターンを連発し6.17 をスコア。2位に浮上して後半戦へ。

 

バックアップを持たない小林は4位を強いられ、ニード6.47。優先権を持ってセットを待つ。しかし残り時間は10分を切り、小林はセットの波を掴み、得意のレイバック・スラッシュとフローターからのリエントリーでフィニッシュ。

 

 

スコアは6.43で3位に浮上するも、そこまで。大原はバックアップを上げて、そのまま2位でラウンドアップ。小林は惜しくも3位で敗退となった。

 

コナー・オレアリー  © WSL / Shield

H8には上山 キアヌ 久里朱とCTサーファーのコナー・オレアリーが登場。アドゥア・アマトリアン、シェイン・サイクスと対戦した。CTサーファーの威厳を見せたコナーはスタートから圧倒的なバックハンドを披露。

 

コナー・オレアリー  © WSL / Shield

ドライブターンからのパワフルなリエントリーを連発して、7.67をマーク。続け様にバックアップ6.50をスコアして、ヒート開始早々にヒートスコア14.17をスコアして他の選手との違いを見せつ余裕の1位通過。

 

これがメイクできていたら。上山キアヌ

 

上山は前半に2本の3点台を揃えて2位をキープ。後半戦に入り、4位に転落したするも4.40をスコア。ニードスコア7.27と追い込まれ、バックアップを4.30まで引き上げるも惜しくもここで敗退となった。

 

脇田泰地  © WSL / Shield

 

H9の脇田 泰地は、CTサーファーのオーウェン・ライト、元CTサーファーのウィリアン・カルドーゾ、ペルーのアロンソ・コレアと対戦。

 

脇田はスタートから掘れたビッグセットをキャッチ。際どいポジションに狙いを定めてバックハンドの・リエントリーを何度も決め。素晴らしいコンビネーションを披露。6.33というヒート前半のベストスコアをマーク、2位につける。

 

脇田泰地

 

バックアップを探す脇田は後半に入り4位となったが、再びグッドセットを掴み、激しいリエントリーとフローターを組み合わせて4.90をスコア。3位に浮上する。2位のカルドソとの差は5.40。残り時間も5分を切り、優先権のない脇田はセットではない波に手を出すことになり、スコアは伸ばせず。そのまま3位で敗退となった。

 

稲葉玲王

 

H14で稲葉玲王は、マーク・ロドリゲス、ロブソン・サントス、ジェット・シリングと対戦。ヒートはスタートからサントスとロドリゲスのブラジリアン・ペアが圧倒。ロドリゲス以外のグーフィーフッターだ。

 

稲葉はバックハンドでドライブターンからのオフザトップを連続でメイク。素晴らしいコンビネーション・サーフィンを披露し応戦。6.57を4.17でバックアップしヒート前半を3位で折り返す。後半に入り6.57をスコアした稲葉だったが、残り時間10分で4位と追い込まれる展開を強いられる。

 

僅差の戦いの中、ヒート終盤に入ったセットでゲームが大きく動く。9.07をスコアしたロドリゲスが完全に主導権を握る展開へ。

 

稲葉もバックハンドのパワーターンを際どいポジションで炸裂させ、大きなスプレーを何度もあげる。最後はワイプアウトしてしまうも7.83をスコアして2位に浮上。そのまま逃げ切り、見事2位でラウンドアプを決めた。

 

これで日本人選手で勝ち上がったのは、大原洋人と稲葉玲王の2名。そして日本の血を引く和井田理央とコアー・オレアリーとなった。

 

 

2022年のブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curlチャレンジャー・シリーズ・イベントは、5月7日から14日までスナッパー・ロックスで開催される予定です。

 

男子:Boost Mobile Gold Coast Pro

女子:Boost Mobile Gold Coast Pro

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