WSLが2022年ワールドロングボードツアーのスケジュールを発表。今季は3戦開催。日本から田岡なつみ参戦

カリフォルニア州ロサンゼルス/アメリカ(2022年3月28日月曜日)-本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、2022年のワールド・ロングボード・ツアーのスケジュールを発表した。

 

今年の開催地となるマンリービーチ、ハンティントンビーチ、マリブでは、男女のロングボード大会が開催される。マンリービーチとハンティントンビーチで開催されるシーズン最初の2大会は、それぞれ5,000ポイント、マリブでの最終大会は10,000ポイントが提供され、世界タイトルは、3つの大会のうちベスト2のハイエスト・ポイントで決定される。

 

昨年の世界ランキング7位の田岡なつみは、日本から出場が予定されている。今シーズンは新たな開催地で彼女の素晴らしいパフォーマンスに期待したい。田岡なつみマリブ © WSL / ito

 

大会は、メンズ部門に20名、ウィメンズ部門に20名のサーファーが参加する予定で、それぞれのフィールドは、2021年のランキングからトップ10、リージョンから選ばれた7名のサーファー、WSLワイルドカード1名、イベントワイルドカード2名で構成される。

 

 

マンリービーチ PHOTO: © WSL / Dunbar

 

WSLロングボードツアー・ディレクターのデヴォン・ハワードは、「ワールドロンブードツアーの開幕と、今年後半にマリブで世界チャンピオンが決定することを楽しみにしています。」と言った。

 

ハンティントンビーチ PHOTO: © ASP/Rowland

 

「また、今年のツアーはマンリービーチからスタートし、ハンティントンビーチに続くことも楽しみです。このツアーのすべてのブレイクは、チャンピオンが誕生し、私たちが今日知っているサーフカルチャーが世界の舞台に登場した1960年代までさかのぼるロングボードの歴史に彩られています。」

 

「我々は2022年にワールド・ロングボード・ツアーを復活させることに非常に興奮しています 」と、WSL SVP オブ・ツアー&ヘッド・オブ・コンペティションのジェシ・マイリーダイアーが言った。

 

マリブ 2021 World Surf League

 

「ロングボード・コミュニティは非常に情熱的であり、プロ・サーフィンにおけるこの重要な部門の将来を計画する際に、彼らから得たすべてのフィードバックに感謝しています。今年、ワールド・ロングボード・ツアーは3つのイベントを開催し、マリブのファースト・ポイントでワールド・チャンピオンを決定することが待ち遠しいです。」

 

2022 WSLロングボード・ツアー・スケジュール

 

  • Sydney Surf Pro WLT (マンリービーチ、シドニー、ニューサウスウェールズ、オーストラリア):2022年5月16日~24日
  • Vansダクトテープ・インビテーショナル(アメリカ・カリフォルニア州ハンティントンビーチ):2022年8月3日~7日
  • WSLロングボード・チャンピオンシップ(アメリカ・カリフォルニア州マリブ):2022年10月3日~13日

 

2022年のワールド・ロングボード・ツアーは、5月16日~24日にオーストラリアのマンリー・ビーチで開催されるシドニー・サーフ・プロ・チャレンジャー・シリーズ・イベントの一部として開催される。

 

シドニーで最も人気のあるサーフビーチとして多くの人に知られているマンリー・ビーチは、サーフィンとともに非常に長い歴史と名声を誇っている。

 

デューク・カハナモクがオーストラリアにサーフィンを紹介したのはフレッシュウォータービーチが隣にあるだけでなく、1964年にフィリス・オドネルとミジェット・フェレリーがサーフィンの初代世界チャンピオンに輝いたのもマンリービーチだった。

 

そんなマンリー・ビーチでは、世界最高峰のロングボーダーたちが、シーズン序盤に世界タイトルを獲得するために、できるだけ多くのポイントを獲得することを目指す。

 

その後、選手たちはカリフォルニアに向かい、2022年シーズンの2大会が開催される。8月3日から7日にかけて、ハンティントンビーチで開催される「Vans ダクトテープ・インビテーショナル」が、最初のカリフォルニア大会の開催地となる。

 

この「Vans ダクトテープ・インビテーショナル」は、先日出場停止処分を受けたジョエル・チューダーが主催してきたイベントである。このイベントがツアーに入ってきたということは、ジョエルとWSLの話し合いがVansと共に持たれ、和解したことが想像できる。

 

しかしジョエル・チューダーが今シーズンのイベントに出場するか否かは発表されていない。

 

 

ジョエルはインスタで「VansとWSLは、ロングボード・チャンピオンシップツアーの一部として「Vans US Open Duct Tape」を追加することで、ロングボーディングのより大きな利益のために協力することに合意しました。

 

これは、イベント数や賞金など、アスリートが適切なサポートを受けられるよう、私たちが協力する第一歩となります。 このパートナーシップが将来への足がかりとなることを期待しています。」と言った。

 

 

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ハンティントンビーチは、長年にわたって多くのプロサーフィン大会の舞台となっている場所。また、チャレンジャー・シリーズの第4戦となる「Vans US Open of Surfing」が7月30日から8月7日まで開催される予定である。

 

そして、ワールド・ロングボード・ツアーの最終戦は、10月3日から13日まで、カリフォルニア州マリブのファースト・ポイントで開催。これらの3大会のうちの2つのベストリザルトの合計によって、世界タイトルと2022年の最終ランキングが決定することになる。

 

 

 

 

 

詳しくはWSL公式サイトをご覧ください。
http://www.worldsurfleague.com/