WSLチャレンジャー・シリーズの最終戦、ミシェロブ・ウルトラ・ピュア・ゴールド・ハレイワ・チャレンジャーの試合終了のホイッスルが鳴り響き、4人のオーストラリア選手が2022年のチャンピオンシップツアーへの出場権を獲得した。
バーレーヘッズ出身のリアム・オブライエンは、ハレイワで自らの運命を切り開き、CSのオージー最高位でCTへの出場権を獲得した。彼の他には、元CT戦士のコナー・オリアリー、エバンス・ヘッドのカラム・ロブソン、ニューカッスルのジャクソン・ベイカーがクオリファイを決めた。
モーガン・シビリック、ジャック・ロビンソン、イーサン・ユーイング、ライアン・カリナン、オーウェン・ライトといった選手は、CTのスポットを保持しており、ツアーに参加する男子のオーストラリア選手は合計で9名となる。
オーストラリアのジョーダン・ローラーは、惜しくもクオリファイ目前で望みを絶たれ、オーストラリア勢の活躍が著しかった一方で、ジュリアン・ウィルソン、ウェイド・カーマイケル、エイドリアン・バカン、マイキー・ライト、ジャック・フリーストーンはリクオリファイならず。
昨年7月にWSLワールドツアーを無期限の休止宣言をしたジュリアンをはじめ、ライトとフリーストーンも2021年シーズンを最後に競技から離れることを表明している。
男子の2022年チャンピオンシップ・ツアー・シーズンは、予選通過者12名のうち9名が今シーズン初CT出場、ルーキーたちの活躍に期待がかかる。オーストラリアのCTルーキー、モーガン・シビリックは、世界ランキング5位でシーズンを終える大活躍。
CTクオリファイを決めたロブソンは、「まだ実感が湧いていないので、かなりシュールな気分です」とコメント。「まだいくつかのヒートが残っているし、やらなければならないこともあるので、一瞬一瞬を大切にしていますが、とても興奮しています。」とハレイワのヒートのインタビューに答えた。
ジャクソン・ベイカーもまた、ハレイワのイベントを早期敗退したにもかかわらず、CTへの出場権を得たことを知り、信じられない様子だった。
ベイカーはWSLの取材に対し、「信じられない気分ですね。この2週間は大変でしたが、なんとか持ちこたえました。このコンテストで仕事を終えたかったのは確かです。2022年の出場権を得て今ここに立っていることは、これまでで最高の気分です」とコメントした。
この4人のオージーがCTに昇格したことは、まだ実感がわかないかもしれないが、今月末には新しいシーズンが始まり、彼らが世界最高のサーファーと競うために必要な能力があるかどうかが証明されることだろう。
2022年CT開幕戦となる「ビラボンプロ・パイプライン」は1月29日〜2月10日のウエイティング期間で、ハワイオアフ島・ノースショアのパイプラインで開催される。