ハワイ現地時間 2021年12月17日(金) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のクオリファイング・シリーズ(QS)「HICパイプ・プロQS1,000」は、昨日の女子ファイナルデーに続いて、男子のラウンド2から再開。8~10フィートのスウェルにハワイのベストサーファー達が凌ぎを削る戦いを見せた。
Pipeline Flexes As CT Stars Put On An Epic Show | HIC PIPE PRO Highlights Day 3
本日のラウンド2からトップシードが登場。パイプラインで最も優れた選手の一人である、2X WSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ヒートスコア15.87(20点満点中)を記録し、チューブライディングの能力を見せつけた。
ノースショア出身のフローレンスは、2021チャンピオンシップツアー(CT)の開幕戦となった「ビラボン・パイプ・マスターズ」で優勝。 に行われた 大怪我をし、その後の試合を欠場。今シーズンの半分以上を棒に振ることとなった。
7月には復帰し、東京オリンピックにアメリカ代表として出場するも、本調子ではないことが一目でわかるサーフィンでメダルには届かず。
先日ハレイワで行われたCS最終戦の「ハレイワ・チャレンジャー」は完全復活の狼煙上げて優勝した。
今回のパイプラインでは、一番下の弟のアイバンとヒートを共にし、ヒートベストの8.13をスコアした彼も2位でラウンドアップした。
「再び出場できることに興奮しているし、弟がヒートに参加していることはとても素晴らしいことです。」とフローレンスが言った。
「このパイプのイベントは人生最大のイベントのように思っています。ハワイのベストなサーファーたちが参加しているので、今日と明日のバトルはとても楽しいものになると思いますよ」
フローレンスと同じオアフ島出身でCT選手のセス・モニーツは、ヒート・トータルで16.00(20点満点中)という素晴らしいスコアをたたき出した。
「予想外のヒートでした。」とモニーツが言った。「自分のヒートは波がパンピングしていて、ボードがとても小さく感じました。このサイズでバックウォッシュが入ると、10~12フィートのセカンド・リーフよりもヘビーで怖いんです。ここでヒートを重ねることはとても重要で、少しでも多くのヒートを重ね、全力を尽くすつもりです」。
ラウンド1から出場したハレイワ出身の17歳のシオン・クロフォード(HAW)。ハレイワ・チャレンジャーで活躍して注目を集めた彼もまた日本人の母を持つハーフのサーファーだ。今日は衝撃的なコンディションの中で自分のリズムを見つけ、パーフェクトに近い9.17をマークして、勝ち上がった。
「あれは自分の人生の波で、主張せずにはいられませんでした」とクロフォードは言った。「ただ楽しくて、どのヒートも普通のフリー・サーフィンのようにやっています。信じられないですね。」。
その他にも多くのハワイアンが活躍。イズキール・ラウ(HAW)、エアラ・スチュワート(HAW)、ディラン・フランツマン(HAW)、カイネヘ・ハント(HAW)、ブロディ・セール(HAW)、エバン・ヴァリエール(HAW)が素晴らしいヒート勝利を収め、ファイナル・デイに勝ち上がった。
本日は、新たにCSからクオリファしたイズキール・ラウがヒートを制してスタート。その後、2022年のCTルーキーであるイマイカラニ・デボルトがバックドアで9.50をスコア。観客の大歓声の中、再びパイプラインの素晴らしい波を見つけ、ヒート・トータルで16.57という完璧なスコアで勝ち上がった。
「ハワイのホームでジャージを手にするのは、いつも素晴らしいことです。ハレイワで、うまくいかなかったのはショックだったので、ヒートで良い波に乗れて良かったです。
パイプはいつも特別なもので、以前にもパイプのトライアルで良い成績を残したことがありますが、優勝やファイナルはとても大きなもので、良い自慢になります。もし、ここで何か大きなことができれば、それだけで偉業だと思います」
Billy Kemper finds near-perfection on the way into the HIC Pipe Pro Round of 32! Follow live scoring at https://t.co/qG7ZNjuUA7 and stay tuned for more. @HICSURF Video: Mike Chlala pic.twitter.com/YHAuWOwdfw
— WSL Qualifying (@WSL_QS) December 17, 2021
ジョーズ・チャレンジで4回優勝しているビリー・ケンパーも9.27をスコア。最後にフィン・マクギルに逆転されるも2位でラウンドアップ。
「パイプラインは、2フィートでも10フィートでもパイプラインであり、自分のホームのバックヤードで戦えることに興奮しています。」とケンパー。
「WSLが地元の子供たちに、このような機会を与えることが、どれほど重要かを理解してくれていることを嬉しく思います。このイベントはとても充実しています。すべてがローカルで、未来のハワイのサーファーにとっては、このイベントがすべてです」。
同じくマウイ島出身のイーライ・ハンネマンは、終了間際にエアリアルを決めて、大逆転のラウンドアップ。コディ・ヤング、オーシャン・マセド、イアン・ジェンティルといったマウイ島出身の選手たちと一緒に勝ち進んだ。
また今回、ラウンド1から出場の脇田貴之は惜しくも4位で敗退。オートネーで出場の堀口真平は3位で敗退している。
ネクストコールは、現地時間の 2021年12月18日7時、日本時間の 2021年12月19日2時です。試合がオンになれば男子のファイナルデイとなる予定です。
詳細については、www.WorldSurfLeague.com