35~50フィートのコンディションでチャージを見せたケアラ・ケネリーがジョーズ・チャレンジ優勝

ケアラ・ケネリー(HAW)PHOTO: © WSL / Hallman

PEA’HI、マウイ/ハワイ(2018年11月26日月曜日)-北西太平洋域で発達するストームの影響で、今シーズン最大のスウェルがハワイ諸島にヒット。このストームは、予想通りに40フィートを超えるスウェルをハワイに届けた。

このスウェルでハワイ・マウイ島ノースショアにあるピアヒで2018/2019 WSL-BWT第2戦となる「ジョーズ・チャレンジ」が開幕。35~50フィートのピアヒでウイメンズが終了。バックハンドでチャージを見せたカウアイのケアラ・ケネリー(HAW)が優勝した。

 

 

女子のファイナル終了後に、男子のラウンド1がスタートしたが、サイズアップが続いているため、コンテストを続行するかどうかを判断するためにコンテストを一時中断。風も強まり危険な状態とし、コンテストは明日以降へ持ち越しとなった。

 

「サーファーの安全が第一優先であることを考慮すると、このコンディションは良好ではありません。」と、WSL BWTコミッショナーのマイク・パーソンズは言った。

 

女子のパワーでは到底太刀打ちできないコンディションとなった本日のジョーズ。そんな中で、死をも恐れないドロップと凄まじいワイプアウトをファイナルで2本見せたケアラ・ケネリー(HAW)が僅差で勝利を手にした。

 

 

「勝利を喜ぶには、あまりに疲れ過ぎています。まだ優勝した実感が本当にありませんね。」と、ケネリーは言った。「これまでに、ここでサーフィンをしたなかで最も厳しいコンディションでした。私の最初のワイプアウトで、自分のリーシュで引っ張られて足が抜けるかと思いました。星が見えて気絶寸前でした。」

 

ジュスティーン・デュポン(FRA)PHOTO: © WSL / Hallman
ジュスティーン・デュポン(FRA)PHOTO: © WSL / Hallman

 

また、今回の最高得点5.50をマークしたジュスティーン・デュポン(FRA)は、セミファイナル・ヒート1でひざを脱臼。イベントのトップ・パフォーマはコンテストを続けることが出来ず、第5位でフィニッシュとなった。

 

明日はコンディションが整えば男子が行われる予定。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mbwt/2887/jaws-challenge

 

 

Women’s Jaws Challenge at Pe’ahi, Hawaii Final Results:
ウイメンズのジョーズ・チャレンジ:ファイナル結果
1-ケアラ・ケネリー(HAW)8.67
2-アンドレ・ミュラー(BRA)7.97
3-エミリー・エリクソン(HAW)7.86
4-ペイジ・アームズ(HAW)4.01
5-ジュスティーン・デュポン(FRA)0.00
6-ビアンカ・バレンティ(USA)0.00

 

ウイメンズのジョーズ・チャレンジ:セミファイナル結果
SF1:ジュスティーン・デュポン(FRA)12.50、ペイジ・アームズ(HAW)8.66、アンドレア・マラー(BRA)2.00、ジャミラ・スター(HAW)0.00、ラクエル・ハッケルト(BRA)0.00

SF 2:エミリー・エリクソン(HAW)8.00、ビアンカ・バレンティ(USA)5.80、ケアラ・ケネリー(HAW)4.23、イザベラ・レオンハルト(MEX)0.00、シルビア・ナブコ(BRA)0.00
メンズ・ジョーズ・チャレンジ:ラウンド1結果
ヒート1:ビリー・ケンパー(HAW)19.01、グラント・ベイカー(ZAF)15.26、ラッセル・ビークェ(AUS)10.87、マーク・ヒーリー(HAW)10.14、アレックス・ボテリョ(PRT)6.24、ライアン・ヒップウッド(AUS)4.20
アップカミング・メンズ・ジョーズ・チャレンジ・ラウンド1組合せ:
ヒート2:ルーカス・チアンカ(BRA)、ナチョ・ゴンザレス(EUK)、ネーサン・フローレンス(HAW)、ジョジョ・ローパー(USA)、アルビー・レイヤー(HAW)、シェーン・ドリアン(HAW)

ヒート3:カイ・レニー(HAW)、マクアカイ・ロスマン(HAW)、トム・ロウ(GBR)、ウィル・スカディン(USA)、コア・ロスマン(HAW)、アーロン・ゴールド(HAW)

ヒート4:イアン・ウォルシュ(HAW)、ジェイミ・ミッチェル(HAW)、グレッグ・ロング(USA)、ジョアン・デ・マセード(PRT)、フランシスコ・ポルセラ(ITA)、タイラー・ラロンディ(HAW)