2018年9月9日、日曜日【取材、撮影:山本貞彦】JPSAロングボードツアー第4戦「swatch ALL JAPAN PRO 鵠沼」が湘南藤沢の鵠沼海岸で開催。今日が大会2日目の最終日。
会場は晴れ。風はオンショア、波はサイズダウンでモモコシ。鵠沼は遠浅でもあり、オンショアが吹いていれば、波はソコソコブレイク。大潮で引いてきた時は厳しいコンディションとなったが、一日通して波はあった。
ただ、つながり気味でワイドブレイク。ノーズなのか、マニューバーで攻めるか。作戦を立てるも波に翻弄される展開。
浜瀬海
ALL JAPAN PROを2連覇!これでロングボードツアー5戦中、3連勝のブッチギリ!さらに井上鷹が敗退したことで、この大会でグラチャンも決定!おめでとう!
昨年からスキルアップ。演技は体がブレていない。体幹がしっかりしていることと、下半身が柔軟なことがこの強さを生んでいる。練習は嘘つかない。すごいぞ!海!
朝一の練習でエボシの洗礼。絡みついて痛さ倍増。とりあえず、ムヒで対処。
小山みなみ
ホームの小松海岸の波に似ていたことで、リラックしてサーフィンできたと。でも、決勝はやはり緊張したって。
鮮烈なデビューを飾り、いつもファイナリストであるから、優勝は時間の問題だった。そして、今大会で初めての栄冠を手にした。なんとJPSA初優勝!おめでとう!
小山みなみを囲んで。のぶ&おさむと愉快な仲間たち(チーム西日本)
大村奈央
ホームが同じ堀井哲の応援で会場に。元気な姿を見せてくれた。もう術後の経過も良く、リハビリも順調とのこと。
子供達にサーフィンを体験させる「KIDS SAVER」のイベントも開催。細川哲夫JPSA理事長をはじめ、多くのプロサーファーが指導にあたった。http://www.kids-saver.com/
大会が終了した後は、冠スポンサーの「SWATCH」から。優勝した浜瀬、小山とじゃんけん大会で時計、サングラスをプレゼント。
関口海璃
マニューバーで評価。勝負強くなったな。これも海外で大会に参戦した経験か。あとはノーズのスキル向上だな。
田岡なつみ
メンタル弱いと自分を評価。ショートでの負けを含め、悔しい思いをたくさんした。でも、サーフィンは負けてないよ。今はこの気持ちを蓄え、次のステップにつなげるんだ。ガンバです!
田岡なつみは、9月9-19日まで前回のUSA マリブに続き、今回はトラッセルズで開催される 「Rerik / Modern + Classic Longbord World Tour」に出場のため、今日この足でカリフォルニアへ。こちらには吉岡広夏、瀬筒雄太も招待。Go!Japan! https://t.co/vtIShhfdAt
井上鷹
なんとセミで森大騎に対し、ノンプライオリティの時にインターフェア。点数が半分になるハンディ。これが尾を引いて、結果、敗退となった。先攻逃げ切りの作戦がミスったか。
堀井哲
地元鵠沼で優勝したい。強い気持ちあるだけに、固くなったか。
ローカルナレッジで優位かと思えば、この会場は先日まで海水浴場だったこともあり、練習できなかった。終了とともに、海を区分けしていた杭も抜かれ、砂が移動。さらに台風で地形も崩れたとのこと。(by 大村奈央ちゃん)やはりコンペは難しいね。
3度のJPSAグランドチャンピオン森 大騎。今回はファイナルで惜しくも浜セミ敗れて準優勝。
ベテランの強さを見せつけ勝ち上がりセミファイナル進出した土屋昌平
磯ノ浦をホームブレイクとするランキング6位と好調の大村結衣は千倉に続き今回も3位入賞。
男子
優勝:浜瀬海
2位:森大騎
3位:土屋昌平、井上鷹
女子
優勝:小山みなみ
2位:田岡なつみ
3位:関口海璃、大村結衣
また今回は、武藤龍寿、北村健一(2度目)の2名がプロ公認を獲得。そして、長年日本のプロ・ロングボード・シーンを支えてきた石塚晃が今大会で引退を表明。ラウンド4で敗退して、選手生活に終止符を打った。本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう!
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