写真:山本貞彦 神奈川県藤沢市、鵠沼海岸(2018年7月14日土曜日)今週の前半はショートボードの凄まじい熱気に包まれた「MURASAKI SHONAN OPEN」。週末はMURASAKI SHONAN OPENスペシャルコンテストとしてロングボードの招待イベントが開催。
国内トップクラスのロングボードライダーをはじめ、スタイリッシュなライダー達が参戦。海外から2名の選手が招待され、カリフォルニアのネイザン・ストローム、オーストラリアのカイ・エリス-フリントが出場した。
ムラサキスポーツ所属の尾頭信弘が、この湘南のイベントにロングボードの大会もやりたいと直訴して始まった、今年で5回目を迎える「Longboard Style Jam」。ボードはPUを使い、シングルフィンでクラシックなスタイルを競う。
今日のコンディション。引きに向かえば、大潮回りもあったブレイクはスネに。またまたウェイティングするも、その後は上げ込みでヒザモモにサイズアップ。とはいえ、波に力がないので、ライディングもままならない中、選手はそれぞれのスタイルを魅せてくれた。
秋本祥平
昨年の大会では惜しくも準優勝だったショーヘイ。今年もファイナルまで勝ち上がり、終了3分前で入ったセットをノーズライドを引っ張る、引っ張る。これで9.70ポイントで大逆転でリベンジ。優勝おめでとう!
中村清太郎
湘南が誇るノーズライディングの達人である清太郎。スタイル系のイベントでは常に上位入賞を果たすスタイルマスター。先週のマーボーロイヤルでも優勝し、その勢いのまま二週連勝かと思われたが最後に秋本に止められた。
6年連続でJPSAロングボード・グランドチャンピオンという日本記録を保持しているショーロクこと宮内謙至。今回も地元の慣れ親しんだ海で、ショーロク・スタイルを披露しセミファイナル進出を果たすも中村に惜しくも敗れた。
2016年のLONGBOARD STYLE JAM優勝者でもある、日本屈指のスタイルマスター瀬筒雄太。ロングボード本来の姿とも言うべきクラシックなスタイルを貫き通す瀬筒のサーフィン・スタイルには多くのサーファーが憧れる。
昨年のJPSAロングボード・ツアーランキング2位の実力を持つ塚本将也。今回はアグレッシブなスタイルを封印して、クラシックに徹した。
ハングテンヒールを見せた中山 祐樹
「MURASAKI SHONAN OPEN 2018 LONGBOARD STYLE JAM」
優勝:秋本祥平
2位:中村清太郎
3位:宮内謙至、瀬筒雄太